そこからいろいろ手を加えて、いまは満足のいく音を鳴らしている。
ケーブルどうの、DACどうのというオーディオ・オカルトなんて完全無視してOK。
最低限の価格でHi-Fiが楽しめる。
それが21世紀。
昭和で止まっているかわいそうな人は相手にしないのが得策です。
微妙な音の違いにこだわった挙句めちゃくちゃなサウンドを極上と思い込み、そもそも音楽自体のエンターテインメント性や芸術性なんて二の次にしてる別ジャンルの人だと思っとけば正解です。
さて、ご紹介するのは本当にエントリークラスのオーディオです。
どのジャンルに向いたセットとかありません。
なにを聴いても大丈夫です。
それでは、機器のご紹介。
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スピーカー:mission LX-2 (税込18,000円弱くらい)
プリメインアンプ: Cambridge Audio Topaz AM5 (税込20,000円弱くらい)
CDプレイヤー: Cambridge Audio Topaz CD5 (税込20,000円弱くらい)
レコードプレイヤー:DENON DP-300F (税込23,000円強くらい)
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1年前に購入したので価格はうろ覚えですが、上下1,000円程度の誤差だとおもいます。
もちろん最初はブランドとデザインで選び、評価・レビューで一番参考にしたサイトはイギリスのWhat HiFiです。
(英語サイト)
日本の記事は、メーカーの宣伝広告費に左右されてたり、恐竜のようなシステムをいまだ信奉するような化石人類による書き込みが多いので、あまり参考にしませんでした。
トータルとしては、キレがある低音と柔らかい高音が空間に広がっていくいわゆる音場タイプです。
前にドンドンと低音が出てきて高音をシャリシャリ言わせるようなサウンドを好む人には向きません。
また、マンション用に組んだのがこのシステムなので、最大許容音量は70デシベル(DB)くらい。
普段は40~55デシベルくらいで聴くことを想定しています。
それ以上出したら、近隣に音が漏れる迷惑行為です。
(メインのシステムは、周囲に家屋が密接していない一軒家で70~80デシベルで心地よいセッティング)
オーディオで一番大切なのは住環境に合ったボリュームで聴いていかに心地よいか?
だと思っています。
そう考えると、マンションで30cmウーファーを小音量で聴くなんてのは、
もっとも馬鹿馬鹿しいことなのですが、昭和の時代にはそういうのがもてはやされておりました。。。w
デシベルXというiPhoneアプリで簡単に騒音測れるので、気になる人はお試しください。
それでは、各機器の特徴を。
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スピーカー:mission LX-2
イギリスのブランドですが製造はアジアだと思います。
ツイーターがソフトドームなので、ハードドームのB&Wのごとき高精細で分析的な音は鳴りません。
低音の量感はそれなりで、これもB&Wのごとき厚みのある豊潤な音は鳴りません。
しかし、B&Wより音が広がります。しかも、なんかふわっとしていて優しい。
一方で、音場型代表格DALI(ダリ)のような中低音の明らかな不足も感じません。
いわゆる、すべてが程よく緩やかにバランスされているのです。
ので、三角法で内側に向けるのではなく、平行法で正面を向かせてセッティングすることをすすめます。
分析的に聴こうとするとある程度高価な機材はマストになってくるのは事実です。
しかし、分析的に聴こうとせず、空間に広がる「心地よさ」を追求すれば大丈夫!
このスピーカーは、そんなニーズを100点満点で叶えてくれています。
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プリメインアンプ: Cambridge Audio Topaz AM5
どちらかというと、あっさり味なサウンドを響かせます。
サンスイのような深みある低音は鳴らないし、ラックスマンのようなパワフルさも感じられません。
しかし、あっさり味ながらも、キレのある低音を鳴らします。
高音も、しっかりと届けてきます。
音の傾向としては若干「固い音」でしょう。
よくバランスの取れたサウンド傾向で、余計な仕事は一切せず、スピーカーの特徴を素直に反映した音を届けてくれます。
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CDプレイヤー: Cambridge Audio Topaz CD5
こちらだけは3年ほど前に購入したものを持ち込んだ機材。
メインシステムのパイオニアCDプレイヤーに比べると高音の出方が甘いですが、本当に微妙な差。
文句なし。
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レコードプレイヤー:DENON DP-300F
レコードプレイヤーだけは、エントリーとはいえ2万円以上の機器を購入しました。
カートリッジ交換できること、針圧調整できること、アンチスケーティング機能が付いていることはマストでした。
そして、フォノ端子のないアンプCambridge Audio Topaz AM5に接続するため、フォノイコライザー内臓型のプレイヤーから選びました。
もう一つ大事なのは、USBやBluetooth出力がないこと。
アナログ盤の音を楽しみたいのに、デジタル出力する意味が全く理解できません。
そんな機能のために余計な回路が組み込まれているのは許容できません。
いまはApple Musicにすでにデジタル化された音源が転がっています。
レコード盤はアナログ再生システムで楽しみましょう。
つい最近、どうしても付属のMMカートリッジの音質に満足できなくなり、DENON DL-110という高出力MCカートリッジを買いました。税込26,000円。すべての機材の中で、レコード針が一番高いという自己矛盾。
2ヶ月待ってようやく納品されました。
ところがこのカートリッジを付けると、DP-300Fの内臓フォのイコライザーが盛大に電磁ノイズを拾って使い物にならない。
ほぼノイズしか聴こえないのです。
あきらかに、DP-300Fの欠陥ですが、DENONのカスタマーサービスからは無視されました。
ひどい、ひどすぎる。
DENONのレコードプレイヤーとカートリッジをもう何十年も指名買いしている客なのに・・・
まあ、いいや。
というわけで、小さくて物陰に隠せるAudio-Technica AT-PEQ3というMM専用の最廉価フォノイコライザーを5,000円ほどで新品購入。
不満のない高音質です!
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レコードのカートリッジは意味不明なこだわりなので無視すれば、約8万円でマイ・ルームがCDもレコードも聴ける極上のリスニング空間に変身します。
税込8万円、決して安くはないです。
いや、高額です。
でも、トータル金額で、僕のメインシステムに組まれているスピーカーB&W CM1S2のほぼ半額です。
何十万円も投下してHi-Fiを求めてきた感覚の狂ったオーディオファンからすると、この金額でこの音空間が手に入ることは、驚愕なのです。
そして、こういったエントリーシステム(メーカーとサウンド傾向は自分のお好みで)さえあれば、もう高級Hi-Fi機器の存在なんて忘れて問題ありません。
そんなものは、恐竜相手に商売しておいてもらいましょう。
いいサウンドに包まれて「音」ではなく「音楽」に身を委ねる。
そんな極上の時間がこのあとも楽しみ続けられるよう、この記事を書きました。
サウンドにこだわるエントリー・クラス好きユーザーが増えれば、オーディオ・メーカーもなんとか存続していけることでしょう。
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