「プリピャチ」という街がウクライナ(旧ソ連)にある。
チェルノブイリ原発から4kmのところにあった、人口4万8000人の都市だった。
「原発事故」による放射能汚染のため人が住めなくなり、いまでは街ごと放棄されている。
私がその存在を知ったのは、1年ちょっと前くらい。
日本盤リリースに携わった英国ロック・バンド「Ash」のアルバムに「Pripyat」という曲が収録されていて、「どういう意味だろう?」と思って調べたのがきっかけだ。
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ネット検索した時、この「打ち捨てられた観覧車」の写真が一番印象的だった。
この隣国の悲劇が日本ではほとんど黙殺されていることを知って、歯がゆさを覚えたものだ。
今日の最新ニュースで、
「統一地方選:防災・原発が争点に 12知事選告示」(毎日jp)
と、報じられている。
今回の大事故でようやく、「これまで原発事故の実態は巧妙に隠蔽され、誤魔化されていた」ことに我々は気がついた。
もう、口先だけの「原発は安全」では通用しない。
福島第一原発の周辺地域も、いずれ「プリピャチ」のごとく捨てられてしまうのかもしれない。
いや、「すでに周辺地域を捨てている」節さえ行政の対応からは感じられる。
その怒りは、すべてこれからの原発行政に向けなければならないと思う。
既得権益で甘い汁を吸ってきた人たちよ、いつまでもしがみつくのはみっともないからやめてください。
しばらく苦しくとも、クリーンエネルギーへの政策転換を!
と、切に願う。
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