散々オーディオにはお金をかけてきたし、音質に関して語ることも多い。
しかし、認めなければならない。
5,000円程度のラジカセの音が好きだという事実を…
もちろん、ハイファイとして語ることは出来ない。
定位や音場なんてタームとは無縁だし、高音も出なきゃりゃ低音もない。
が、山口百恵さんのカセットテープを聴いていると、実にリアルなのだ。
何がリアルって、70年代当時聴いていたのと同じサウンドが鳴るからだ。
部屋のラジカセやマツダ ファミリア(FR)のAMラジオから流れていたあの音が!
当たり前だけど、高級オーディオではどんなに頑張ってもこの音は再現出来ない。
単にノスタルジーの一言では片付けられない、心地良さ。
何せ、疲れる要素が何にもない。
ラインアウトしてBose 1705IIアンプで増幅して111ADスピーカーで鳴らしている。
音楽って、奥が深い。