ジャズやボサ・ノヴァにはそれほど造詣が深くない。
それでも好きなジャンルではあり、有名作品ばかりではあるが聴いてきた。
この季節、エアコンをつけずに夕風を感じながら聴いていたいボサ・ノヴァ作品はスタン・ゲッツ / ジョアン・ジルベルトのアルバム「ゲッツ / ジルベルト」。
ボサ・ノヴァの代表曲とも言える「The Girl From Ipanema」のさらに代表的な名演が収録されている。
極端な話、ボサ・ノヴァはこれ一枚持ってればOK!的な作品。
(ボサ・ノヴァに心酔している人は別意見でしょうが…)
かなり古い日本盤のレコードを、ずっと大切にしている。
気温30℃の室内でアナログ音源流しながらアルコールをうっすら体内に浸透させると、なんとも言えない心地よさ。
もちろんデジタル音源でも楽曲の素晴らしさはなんら変わらないのだけれど、アナログにしかないこの贅沢さ・至福感の正体はなんなのだろう?
1991年にフランス人モデルLioがカバーしたこのヴァージョンも、当時のクラブ・ハウスシーンを如実に投影していて秀逸。
いまだに古く感じない。