いや、内容が悪かったとかそういうことではない。
今年も素晴らしいイベントだったし、これからもフジロックは盛り上がり続けていくと思う。
単純に、私の心がかつてのようにロックフェスを楽しめていないだけだ。
おそらく、加齢と無縁でない。
不惑を数年後に迎えるにいたり、情緒安定して心が軋むことがすっかり少なくなった。
恋は遠い日の花火となったし・・・。
さて、本題。
今年は結局NEW ORDER出演の3日目を諦めて2日間の参加となった。
NEW ORDERは01年のホワイトのステージがあまりにも鮮烈すぎて、おそらく今年グリーンで見てもその衝撃を超えることは出来ないと思ったからだ。
これも、客観的にではなく、あくまで主観的な「思い」でしかないのだが・・・。
今年は同僚のVOLVO XC-90に乗せてもらって苗場に向かう。何より驚いたのがBピラーの頑強さ(太い)だったが、ボディ構造以外の走行フィールに関しては非常にハリアーに近い感じであった。
勿論、高級さには数段の違いがあり、乗っている時のVIP感は比較にならない。うーーーん、VOLVOなんて私にはとても購入できないし必要もないけど、乗せてもらうには最高だ!
高級車は、後部座席に限る。
初日はHigh-Lowsから参加し、The Music~Coldplay~Foo Fightersと見る。一瞬雨がちらつく事はあったが、比較的短い時間で回復。
個人的にはColdplayが最も良かった。演奏等々は一昨年より進歩していたが、それでも2年前の感動を超えることは出来なかった。
Foo Fightersも曲はいいのだけれど、イマイチのめり込めなかった。
おそらくどちらも、アーティストに非はないと思う。
私は、自分の心の変化を強く感じた。
そう、LIVEを楽しいと思わなくなってきている・・・。
2日目は、日中はずっとこの景色を見ていた。(↓)
プリンスホテルに篭って読書。
昼過ぎに一旦出たのだが、昼食を食べた直後に激しい腹痛を起こして即、プリンスホテル戻り。
僅か1時間少々の外出だったが、豪雨ですっかりビショ濡れだ。
天候最悪、体調最悪。
MY MORNING JACKETは諦めた。
しかし、夕刻になり漸く腹の調子が回復気味に・・・。さらに、降り続いていた雨も上がった。なんとかBECKのSTART前にはステージに到着できた。
すきっ腹に、ビール2杯。
Beckはお目当ての”New Pollution”がなんか短縮バージョンでガッカリしたが、楽しいステージだった。しかし、最後までは楽しめなかった。雨は、やんでいたけれど・・・。
そして、Fatboy Slim。個人的にはBeats Internationalの曲あたりを期待していたのだけれども、内容は最新のDJプレイ。
ただの屋外ディスコ(クラブ?)状態。30分くらいで飽きてしまった。
だって、名曲やらないんだもの。
完全な消化不良だった。
しかし、これもアーティストには非がない。
私は悟った、最早私にはフェスは楽しくないのだと。
悪天候の所為というのも大きいだろうが、それ以上に自分の関心が他に移ってしまっていることが大きい。
そんなメランコリーの為だろうか、あるいは体調不良なのに勢い良く飲みすぎたためだろうか、自分らしさを失った「大トラ」と化してしまったらしい。
伝聞調なのは、記憶が全くないからだ。まるで、エイリアン・アブダクション。
どれほど酷い酔い方かと言えば、翌日午後2時まで酒が残っていたほど、ロクでもない状態だったのだ。
周囲に大変迷惑をかけたらしい。
最悪だ。
そんな飲み方は、私が完全否定してきたところだ。
飲んでも飲まれるな。
この禁を遂に侵してしまったということは、非常にショックが大きい。
しばらく、酒を控えようと思った。
そう、精神も肉体も、何か大きく変質してしまっている。
そのことを痛感させられたフジロック2005。
生活を、変化させる時が来た。
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