朝から曇り空で、たまーに雨が降る気まぐれな天気の宮城県です。
しばらく前から旦那ちゃんが「眼鏡を見に行がね?」って私の顔を見る3回のうち1回は口にしていまして。
じゃあ、明日見にいきましょうか?って昨夜言ったら、夜8時に寝てしまわれた。まるで、遠足前の小学生みたい(笑)
今朝。眼鏡屋さんが10時開店なので9時半に家を出るね!言ってたのに、8時には着替えて、まだかーまだかーってウロウロ。
そんなこんなで、さぁ、行きますか!って瞬間。
ザザザーーーーー 計算したかのように雨
「俺、こういう雨をなんていうか知ってるぞっ!おめぇ〜は分がっか?」って旦那ちゃん。
うーん。五月雨?
「おめぇ〜それは5月に降る雨だっちゃ」
旧暦の5月は、今の6月〜7月のことを言うのよ。だから、梅雨に降る雨を五月雨というんだよ。
「へへー。でも違う」
うーん。村雨?
「なんだそれ?むかーし、そんな刀があるって聞いたことあるわ」
え?南総里見八犬伝知ってるんだね
「なんだそれ?俺が知ってるのは妖刀村雨のことだ。」
私が言ってる村雨も旦那ちゃんが言ってる村雨も同じだよでも、今私が言ってるのは、強く降ったり弱く降ったりする雨のことだよー。
「なんでもいいげど、ちげー」
知ってる。どうせ、大好きな川中美幸の歌にある、遣らずの雨なんでしょ?
「よぐ分がったな!オレよ〜最初、遣らずの雨ってなんだ?思って調べだごどあんだよ!」
最初から分かっていたわよ。天つ水とか慈雨とか引き延ばそうと思ったけど(笑)
「天つ水とか慈雨ってなんだ?」
昔の人は、雨は天からの恵って捉えていた証拠だよね。でも、現代でもそういう天に感謝する気持ちって大切だと私は思うんだよね。
「んだな。そう考えっと、雨もうっとうしぐなんねっちゃな」
そうでしょ?⸜( ´ ꒳ ` )⸝
「とごろでよー!オメェが言うなんとか八犬伝の村雨と、俺の妖刀村雨が同じってどういうごどだ?」
南総里見八犬伝という本で主人公が持っていたのが、村雨という架空の刀なんだよ。でもさ、南総里見八犬伝を知らないってことは!旦那ちゃんさ、もしかしてなんだけど・・
妖刀村正と間違ってない??
「んだ。そっぢだ・・」
遣らずの雨にこんなに引き止められたのは初めて
✿︎𝕋𝕙𝕒𝕟𝕜 𝕪𝕠𝕦✿︎
やんねぇってか。
名刀村雨。
刀を鞘から抜くと、対峙する相手には霧がかかった
かのように見え、その一瞬に斬られる。
南総里見八犬伝は、辻村寿三郎さんの人形で
一躍有名になりましたね。
語り手は、坂本九さんでした。
この物語は、日本の最初のSF古典です。
映画には失望しました。
あれは薬師丸ひろ子、売り出しのだからね。
でも、目黒祐樹と夏木マリは流石と思いました。
原作とはかけ離れての物語と。
滝沢馬琴、江戸時代にこのような話が書けるとは。
福音館のは難解で、南房総だけに。
河出書房社のを手元に。
手に汗は出ても、村雨にはお目に掛かれませんでしたが。
いやぁ、たのしい。
雨に振り込まれるって、地固めできていいわね。
さすが詳しいですね〜♪
コメントを読んでいて
楽しくなっちゃいました!
南総里見八犬伝は小6の時に読んで、大昔にどうやったらこんな物語が書けるんだろう!と、馬琴に片想いしたほどです😆
なので、映画などで出ても、見たいとは思ったことはなく・・本の中の馬琴の世界だけに没頭したのが懐かしいです♪
遣らずの雨に懐かしい話。
心も潤いました(^ ^)