歌詞を味わうブログ

1980年代から1990年代の日本のポップスの歌詞を味わうブログ

『丘の上の愛』 作詞:浜田 省吾

2021-06-12 09:54:00 | 歌詞を味わう
リリース:1980年

今週も当ブログを訪問いただきありがとうございます。
さて今週は、浜田省吾さんの歌詞を味わって見たいと思います。
この歌詞でいう丘の上とはセレブな人たちの事を言っていると思われますが、まずサビの部分を見ていきましょう

愛が買えるなら
その涙の理由を教えて
愛が買えるなら
ため息の理由を聞かせて
いつわらずに」

と主人公の気持ちが語られていきます。
むしろ2番の歌詞にかかっているとも言えるでしょう。
1番の歌詞では状況が説明されます。
まあ女性側の事故商品化って言うやつですね。

笑顔ひとつで
君はどんな恋でもたやすく手に入れた
でも誰ひとり愛さず
ただのボーイフレンド 遊び相手
貧しさの中で こわれてきえる。
愛の生活は嫌だと
まるでショーウィンドゥに
自分を並べるように
着飾って 誰かを待ってた」

2番の歌詞では状況説明の続きが語られていきます。
氷のような腕に抱かれて未来を手に入れたとは少しオーバーなような、というか愛の目的ってそっち?

君がただひとり
心を奪われたあいつはまだ若く
夢の他には
何も持たない貧しい学生
だけど九月の雨の夜 君は
丘の上に住む誰かの
氷のような腕に抱かれて
未来を手に入れた
愛とひきかえに

そして3番の歌詞でもベッドの温度が問われています。
もし2番のいきさつが正反対だとしても、炎のような腕に抱かれて未来を、とはならないのが日本人に刻まれた判官贔屓というものなのです。

「夜毎 冷たいベットで夢見る
丘を駆け降りてく夢
愛しい人のもとへ
戻ってゆくがいい
愛だけを まっすぐに見て

今週も最後までお読みくださり感謝申し上げます。