リリース:1996年
「僕もあきらめない 何度だって立ち上がろう
恐れるものなどないさ
君を忘れないよ 互いの道 歩こうとも
どこかで逢えるといいね」
「君から教えられた 自分自身 愛するように
生きたい 人を愛したい 生命ある限り」
「僕」は「君」から、自分自身愛するように人を愛することを教えられたというんですね。
今週も当ブログを訪問いただきありがとうございます。
今回は1990年代にヒットした、松山千春さんの『君を忘れない』を取り上げます。
ドラマ『みにくいアヒルの子』の主題歌になったので、聞きおぼえのある方が多いと思います。
それではさっそく歌詞を見ていきましょう。
まずは1番の歌詞から、
「君は砕け散った 夢のかけら ひとつひとつ
小さな その手で集め
いいさ やり直すと 笑っていた君の頬に
こぼれる涙を見たよ」
「「どうして生きてるの?」君は僕に尋ねたけど
答えを急ぐことはない やがてわかるから」
小さな その手で集め
いいさ やり直すと 笑っていた君の頬に
こぼれる涙を見たよ」
「「どうして生きてるの?」君は僕に尋ねたけど
答えを急ぐことはない やがてわかるから」
というわけで「君」を視点に当てて書かれています。
でも、夢が砕け散るとは、松山さん独自のユニークな発想ですね。
その砕け散ったかけらを集めてやり直すとは、何か完成しなかった造形物をイメージしているようにも思えます。
受験でもスポーツ大会でも、かなわなかった時の悔しさというものはあるのだけれど、長い人生の中で頑張ったことがムダになることはないと思うの。
その「君」は僕に「どうして生きているの?」と問うわけですが、やがてわかる、本当にその通りだと思います。
そして2番の歌詞では視点が「僕」に変わります。
「僕もあきらめない 何度だって立ち上がろう
恐れるものなどないさ
君を忘れないよ 互いの道 歩こうとも
どこかで逢えるといいね」
「君から教えられた 自分自身 愛するように
生きたい 人を愛したい 生命ある限り」
「僕」は「君」から、自分自身愛するように人を愛することを教えられたというんですね。
漠然と「人を愛する」と言われても、実際の場面では難しいもの。
例えば、「君」と「僕」が同じ志望校を受験して、「君」だけ落ちてしまったら、「君」と「僕」は別々の道をたどるわけだけど、それでも「君」を忘れない。
それが愛の一つの形だと言っているようにも思えます。
今週も最後までお読みくださりありがとうございました。皆さん、暑い季節ですので、熱中症などには、くれぐれもお気をつけください。