m*comforts

なるべくシンプル*そして楽しく

夜道を歩き慣れてる子どもたち

2010-09-07 14:13:12 | 出来事
娘は五年生の冬、急に中学受験をしたいと言い出した。
転校して一年がたった頃だった。

理由を聞いてもただ私学に行きたい。受験したいと泣いて言う。

周りのかたに聞くと 五年生冬は、塾で、中学受験の志望校をほぼ決定する時期なのだそうだ。
そうすると自然と学校のクラスでもそんな話が出る。
そして我が子が転校した小学校はクラスの半分は受験するのが普通らしい。( ̄▽ ̄;)
みんながその話題だと 娘は取り残された気持ちになったんだろう。
んで急に受験したいと言い出した。

でもね、現実そんなに甘くないのだ。

私学を目指す子たちは
低学年から受験用の塾に
通っているのだ。

家の近くの塾に限らず
入塾テストを受け、私学に強いとされる塾に
小さい頃から放課後、電車に乗って通うのだ。

みんなが志望校を決めるこの時期に受験したいなんて言っても無理なんだよと
諭しても娘は泣いて懇願した。

親の都合で来てしまった学校なんだから、
頭から娘の気持ちを押さえるのは可哀想。

んじゃせめて塾の門をたたき、塾の先生がどういうか聞いてみよう!となり、

学力診断テストを受けたあと塾の先生は詳しく説明してくれた。


「こことかこの辺の学校なら今からでも入れます。

それより上はやはり皆さん低学年からそれ専用のカリキュラムで準備してますから…(^^;)」


要するに無理 なんです。(笑)

しかも、先生がこの辺なら…といっていた学校は

娘のクラスメイトいわく、
「そこなら受験する意味がない(公立行くのと一緒。)」なんだそうで。

全くの知識がない私もこの時はネットでかなり調べました。



これ以来 娘は受験すると言わなくなり、

公立行ったって一生懸命勉強したら
高校、大学だって道は開けるんだよ。
今焦って受験しなくても遅くはないよ!
今の勉強をしっかりやればいいんだよ!
という展開で落ち着いたのでした。



なぜ今 そんな話かというと。

まさに塾の帰りのお迎えで娘を待っている私は

末っ子と同じくらいだろう小学生たちが
みな一人で暗い夜道を塾バック持って歩いているのを眺めているからだ。

懇願されて あの時そのまま入った塾は週一回まだ通っているが
週一回なら苦手な算数を一教科見てもらうだけで精一杯。

娘はその一教科で出される大量の塾の宿題を学校の宿題と合わせて毎日こなすのに
毎回ヒーヒー言ってマス(笑)
自分から頼んだから辞めたいって言えないらしい(笑)
でも辞めたいらしい(笑)

受験するなら一教科じゃ到底無理で

一週間ほぼ毎日塾か習い事。と言ってる子がいる訳がわかります。

この地域の子は本当に大変だなぁと同情すらしてしまう凡人な私です。


でもそうやって頑張ってる子が日本の学力低下をとめてくれるんだよね!

日本の未来をよろしく!!暗い夜道を一人で歩く小学生に尊敬の念を抱いたのでした。マル



…もちろん
辞めたくてもとりあえず毎週通ってる娘にもハクシュ
Comments (2)
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