Snow Still Life Phantasmagoria

スピッツ&TEAM NACSをこよなく愛する美大生、M,Reinaの絵画修行の日々をつづったブログ☆

本日詩のみ更新『。』

2007-01-11 22:40:53 | 日々。
星々をさらう洪水
夜空を掻き毟ったら
物語りは始まる
そこには黒く澱んで
静まり返る水面
沈められた箱の中は
軋んで波が押し寄せる
もがく手は感覚の無い
空を切って
在ることも
掴むことも赦さない
そんな闇に惑う
影を求めるわけでも無く
投げ捨てられた身体は
冷たい鉄に
頬寄せて泣くの
ふと温かい感じがして
救いの瞳を向けても
それは千切れた左腕
紅さえ魅得ない
音さえ聞こ得ない
断絶された闇に
息が詰まる
自分の鼓動すら
もう分からないの
不意に届いた
汽笛の響きの意味すら
忘れてしまったの
唯一の存在にすら
見離されて
瞳の在処すら
曖昧になって


"    。"


聞こえないことは
分かっているけど
もう一度呟く
か細いその声を次こそ
訊き逃したりしないやうに
もし次が在るならば
闇に見つかる前に
総て押し殺して
押し殺して
押し殺して













-参考文献-
『夜のくもざる』/村上春樹

夜中の汽笛について、
あるいは物語の効用について

↑授業で読んだら泣きそうになりました(苦笑)

追加詩『独毒』

2007-01-11 01:00:22 | 日々。

泣かなかったよ。

夢は夢で捨てたから。

心配しないで。

此の瞳から流れてるのもきっと久しい濃紅だから。

唯君は結局何よりも愛しい。

けれど安らぎがまた此処に在ることは無い。

そう信じたい。

だからこそ君は本当に奇麗で。

怖いくらい恋しくて。

是が最後。

そう何度も呟いてる。

口の中はまた鉄の味がした。




やっぱり独りは寒いよ。

ごめんね。

赦してね。




四本の紅い糸は絡み合うことも無く現を息衝いて。