ほんの少しの隙間を
埋められるだけのホワイトを
汚さないやう丁寧に
パレットの上であたためた
誰かに伝えるためじゃなく
ひっそり呟く琴の葉は
蜘蛛の巣を通り零れる螢
白っぽくてわからなくても
あの地平の世界を望んでは
形あるものだと思い込んでた
儚い幻は霧の中で
私が追い掛けても適わない
その駆ける速さが羨ましくて
戯れ言だと笑ってみせた
灰の奥にいたかった
歩幅で離れてゆく距離が
離れられない距離と絡んだら
逃げ出したいほど苦しいから
呼吸の音が聞こえなくなるまで
眠りの淵へ沈めるやうに
ちょっとだけ。
迷子の飼い猫と
懐かれた瞳と
戯れあって過ごす
内緒の泡沫に
私の猫語がうつる貴方に
言われた言葉が
痛かった。
一緒にいてくれてありがとう。
凍り付きそうでも
泡にされようとも
君にみせたいのさ
あのブルー
(インディゴ地平線/スピッツ)
埋められるだけのホワイトを
汚さないやう丁寧に
パレットの上であたためた
誰かに伝えるためじゃなく
ひっそり呟く琴の葉は
蜘蛛の巣を通り零れる螢
白っぽくてわからなくても
あの地平の世界を望んでは
形あるものだと思い込んでた
儚い幻は霧の中で
私が追い掛けても適わない
その駆ける速さが羨ましくて
戯れ言だと笑ってみせた
灰の奥にいたかった
歩幅で離れてゆく距離が
離れられない距離と絡んだら
逃げ出したいほど苦しいから
呼吸の音が聞こえなくなるまで
眠りの淵へ沈めるやうに
ちょっとだけ。
迷子の飼い猫と
懐かれた瞳と
戯れあって過ごす
内緒の泡沫に
私の猫語がうつる貴方に
言われた言葉が
痛かった。
一緒にいてくれてありがとう。
凍り付きそうでも
泡にされようとも
君にみせたいのさ
あのブルー
(インディゴ地平線/スピッツ)