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「続・こころのふしぎ なぜ? どうして?」 監修 村山哲哉 / 高橋書店
という本を買った。
今売れていると評判な本なので、息子の為に。 ・・という前置きで自分でも読んでみたくて買った。
その本のなかの一文。
『「へんに見える」というのは見る人のなかに「ふつう」があるからです。』
と、あった。
あ、なるほどなー
と思う。
ふつう、ふつう って頻繁につかう言葉だけど、それ全部自分のなかからでた「ふつう」なんだよなぁ。
当たり前だけど、自分のなかにある「ふつう」が誰かのなかにある「ふつう」とも限らないし。
だったら自分の「ふつう」だけを大事にしないで誰かの「ふつう」も受け入れたら、それは自分のなかにふつうをもうひとつ持てる、ということなんじゃないか、と。
たくさんの「ふつう」をこころに持てば、持とうとしてみれば、自分だけのふつうがふつうじゃないことがわかるし、逆に自分の持つふつうに疲れたら他のふつうを見れば「あぁ、こんな考えもあったよね」と、また顔を上げる力になると思う。
こんなふうに形のないこころを考えることが目的の本。
母は子の寝る間にしっかり考えてしまった。
古くさいことを言うようだけど、この「考える」ことが大事なんだと思う。
今はとっても便利な世の中だけど、不便さとか不自由さから教わることもあるよなー と思う。
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