ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

アイリー・ヴィンヤーズ

2012年03月10日 | ワイン
THE EYRIE VINEYARDS アイリー・ヴィンヤーズ

ワイン生産量が全米第4位のオレゴン州のワイナリーです。

ソムリエ教本にも出てきますが、オレゴン州が世界的に認められるようになったのは、1979年フランスで行われたブルゴーニュとオレゴンのピノ・ノワールの比較テイスティングで、アイリー・ヴィンヤーズの「ピノ・ノワール1975」が第2位になったことがきっかけです。しかしながら、この「ピノ・ノワール1975」は日本には入荷されていないようです。

アイリー・ヴィンヤーズ4種にブルゴーニュのピノ・ノワールとも飲み比べました。

PINOT GRIS ピノ・グリ


【生産地】オレゴン州、ウィラメット・ヴァレー
【生産者】THE EYRIE VINEYARDS
【ぶどう品種】ピノ・グリ100%
【収穫年】2008年

濃いイエロー。ナッツやローストの香り、凝縮感がありますが、クリーミーな味わい。後味に少し苦味を感じました。

CHARDONNAY RESERVE シャルドネ・リザーヴ


【生産地】オレゴン州、ウィラメット・ヴァレー
【生産者】THE EYRIE VINEYARDS
【ぶどう品種】シャルドネ100%
【収穫年】2009年

洋梨、ナッツの香り。カリフォルニアのシャルドネのような際立った樽香はしなくて、ミネラル感もあり、こちらの方がブルゴーニュのシャルドネに近くて上品な感じ。



PINOT NOIR ピノ・ノワール(写真なし)
【生産地】オレゴン州、ウィラメット・ヴァレー
【生産者】THE EYRIE VINEYARDS
【ぶどう品種】ピノ・ノワール100%
【収穫年】2008年

野いちごやラズベリーのような甘酸っぱい香り、結構酸味が強いと感じましたが、果実味もしっかりしていてなかなかバランスのいいワインだと思います。

CHAMBOLLE-MUSIGNY V.V. シャンボール・ミュズニィ ヴィエイユ・ヴィーニュ


【生産地】ブルゴーニュ AOC Chambolle-Musigny
【生産者】DOMAINE HUDELOT-BAILLET ドメーヌ・ユドロ・バイエ
【ぶどう品種】ピノ・ノワール100%
【収穫年】2009年

三番目のアイリー・ヴィンヤーズのピノ・ノワール2008と飲み比べ。ブラインドで出されましたが、こちらがブルゴーニュとわかりますね。
ラズベリーやフランボワーズの香りに加え、少し土の香りもします。個人的にはこの土の香りが好きですが、ミネラル感があって、タンニンもしっかり溶け込んでいて、上品なのに自己主張もしっかりしている感じです。

PINOT NOIR RESERVE ピノ・ノワール リザーヴ


【生産地】オレゴン州、ウィラメット・ヴァレー
【生産者】THE EYRIE VINEYARDS
【ぶどう品種】ピノ・ノワール100%
【収穫年】2009年

果実味と酸味のバランスはいいですが、若々しいです。フレッシュ感を楽しむにはいいですね。
本日のワインの中でこれが一番高いようです。美味しいのですが、同じお値段を出すのなら、ブルゴーニュを買ってしまいそうです。そこがまだまだ悲しいところでしょうか。

しっかり果実味があって美味しいですが、やはりアメリカのワインだからでしょうか。とてもジャミー。ある程度タンニンが効いていて、コクがある方が好きなので、ブルゴーニュと比較するとブルゴーニュの方が好きかなあと思ってしまいますが、これも飲んでみないことにはわかりません。

オレゴン州のワインは昨年「オレゴン・ワシントンの会」でもいただきましたが、アイリー・ヴィンヤーズのピノ・ノワールを一度飲んでみたいと思っていましたので、機会があってよかったです。鷹のラベルが印象的ですね!



Saint Andre サン・タンドレ(白カビ)

クラッカーに載っているクリームチーズはワインと合わせてアメリカのものです。茶色のクラッカーもアメリカのもの。単独でも出されましたが、香ばしくて止まらなくなります。ピノ・ノワールに合わせて小鳥さんお手製のコック・オー・ヴァンも出されました。美味しい~♪

小鳥さん、皆さん、今夜も有難うございました!

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