少し前に本を買いました。
五百円スタートでしたがムキになってしまい三千円近くなってしまいました笑
この本が欲しいということは相手の方もきっとコレクターか何か古伊万里に関するものが好きな方だろうと思います。
うれしいような複雑な気持ちですね笑
古い本ですがこの著書の本はいくつか読んでいて独特な方でおもしろいです。
Kさんはお会いしたことがあるとか!?
(^^)
例えば
横の写真ですみません。
古九谷に関してはかなり九谷産の後期ものを疑っていらっしゃるようです。
もともと陶工の家に生まれ作る側の観点から推測されているよです。
このように一言ずつ添えらていてるので
この本は結構良かったです。
五段評価で3.5です。笑
惜しいのは昔の本はカラーが少ないところです。その辺やはり別冊太陽あたりはとても読みやすいです。
なんとなく古九谷に関しても本を集めたり品を手にしたりここ最近触れるようにしてきました。
そんな中思うところがあります。
古九谷の定義の曖昧さです。
私は17世紀の中頃から終わり頃の伊万里の色絵をそれというものと思っておりました。
ただ最近九谷産の江戸後期ものも古九谷って呼ばれているように思います。
ヤフオクなんかでは吉田窯?の再興九谷とうたっているものをみます。うたってくれているのは親切です。
それでも値段的にはいい評価の様でした。
それとは別に時代を謳わず江戸の初期も後期も関係なく古九谷としているものも目にします。
この写真は最近落札されていた古九谷です。同手のものが大阪美術倶楽部の本に載っており17世紀のもとして出品されていました。
本に載っているものと同じというのは分かるのですがそもそもその本の書いてあることが本当なのか。
その本の解釈※古九谷の定義がどうなっているのか良く分かりません。
たくさんのかたが入札していて金額もそれなりだったようです。
きっと良いものなんだろうとは思います。
決してこのもの腐す意図はなく私にはこの品が単純に良く分からないという感想です。
色絵は難しいなあとあらためて思います。
紹介した本の著者も独特ですが自分の信じる道を決めていたようです。
最近は本をたくさん買いました。
本に載っているものでも鵜呑みにせず自分で納得するように判断せねばと思うところです。(^^)