骨董品収集品の記録

自分の集めたアンティークを載せてます

古伊万里本2

2025-01-25 21:53:00 | 日記
先日のご紹介した本の中に少し面白い記載があったので転載します。
先日遅生さんのお皿にもあったこの時代の謎の文字に関してです。
著者は古九谷を探る上で手がかりになるのではと多年にわたり文字入りの皿を探し求めたそうです。





上の写真の拡大



上の写真の文字部分

下は記載そのまま引用です。

当時、その文字はもしかしたら朝鮮オンモン諺文ではないかと思い、その道の権威、関大名誉教授の高橋先生や、同大学の大場教授に教えを乞うたが、似てはいるものの決してそうではなく、たぶん自分勝手に拵えた装飾文字ではないかとのことであった。
つまり古篆でもなければ隷体でもなく、蟹甲文の変形ともみられず、書いた本人以外には誰かも分からないのではいかと思われる。

そのなかでも唯一下記の皿


天地玄黄是本 と解読したとのことです。
少し離れた最後の一文字は不明とのこと。
この文字が結構出てくる気がします。

本には

天地と玄黄とはほぼ同義で即ち「天玄而地黄」という語もあり、また玄は天の色でまた黒を意味するとともに、極めて奥深い意味である。

と記載がありましたが私では解読不能です笑

つまりこの著者も謎の文字調べてみたけど分からないようです。

藍九谷のこの謎の字なんとなく面白いですよね。
私も引き続き注意深く見ていこうと思います。



おまけ


すいません。私文系ですので古伊万里の本で数式は勘弁してください。笑

古伊万里本

2025-01-21 14:02:00 | 日記
本を最近買いました。
以前から気になっていたのですがなかなか手頃な金額のものが見つからずでした。
今回安くでていたので購入しました。
はっきりいうと2000円に送料です。笑


土岡さん1974年の本です。定価8000円!
写真を撮って知りました笑

ざっと流し見ただけですが紹介の皿の数量が多く、柴田コレ等の書籍にも載っていないものも多くありましたので期待通りでした。
例えば


開いてすぐのカラーページには先日のKさんのお皿です!ここにもいました!

ほとんど白黒ですが

以前ご紹介した私もの皿も載っているようです。他の書籍では見なかったのでこれはうれしい発見です。

この皿も柴田コレは牛を引く紋様でしたがこの書籍では私のものと同じエビも載っています。

といった感じ新鮮な発見があり良かったです。
内容は、、、
これらの皿は全て加賀ということです。(^_^;)
このあと発掘調査が進み伊万里論が強くなってしまったのだと思います。
つまり著者はゴリゴリの古九谷加賀論者さんといった内容でした。
ただ著者の熱意と美術品の鑑定からの研究や主観が素晴らしくとても参考になりました。

繰り返しになりますが紹介品数と初見の品が多く満足でした!
去年ヤフオクで競って高くなって諦めた品が載っていて少し凹んだくらいです。笑
金額が高くなるとやはり自分の目だけでは自信がなく弱気になってしまいます。
この本を持っていたらもう少し頑張っていたかもしれません。

まあ品との出会いは一期一会と考えます。縁がなかったということですね(^^)




古伊万里小皿

2025-01-15 21:15:00 | 日記
新着古伊万里です。
口径14.8センチ高さ2.5底径9.2
190g
いつものヤフオクですが昼飯15人前です。
無傷ということで少し頑張りました。
やはりそれなりの値段になりますね(^_^;)


好きな鳥紋でした。葦雁紋?
でしょうか。

竜田川に桜?着物等ではある様なデザインみたいです。結構盛りだくさんで少しイレギュラーに感じ不安を覚えましたが、

裏の文様と銘で大丈夫だと判断しました。

宣明年製。以外と珍しいような。

ハリ跡が大きく少し残念ポイントですがまあ、ご愛嬌(^^)
蔓草の感じから延宝あたりの藍九谷かなあと思っています。
す。
虫食いなのか釉薬がかかっていない所の汚れなのか分かりません。
この状態でも漂白しても問題ないでしょうか??
手取りはやや薄めといった感じです。
嬉しい誤算は共箱がついていたことです。
最近はトイレ美術館が満席で、物置に置くことがほとんどですので箱付きは助かります。
コレクターさんの整理品だと思われます。
大切にさせていただきます。(^^)



古伊万里小皿

2025-01-04 23:12:00 | 日記
新着です。
お正月は時間があったのでヤフオクを眺めておりました。
ずっと前に購入させていただいたことのある出品者の方で間違いないと思われる方でしたので安心して参加しました。
古伊万里 染付 鳳凰梵字文小皿
口径 15.4cm
高さ 3.1cm
低径 9.6cm
全体的にアマテですので送料を入れても昼飯6人前程度です。
他にも数点5寸皿がでていましたが、際限がなくなるのと予算もあるのでこの品だけ落札でした。

なんの文字ですかね。
少しネットを覗くと

梵字(ぼんじ)とは、インドで使用されるブラーフミー系文字(英: Brahmic script)(インド系文字(英: Indian script))に対して、日本や東アジアで歴史的・伝統的に用いられてきた総称的な漢訳名である。

ということでした。
実際のものにこの皿の文字はないように思います。それを模したものなんでしょうかね??

鳳凰が。。。
良く言えば愛嬌があります。笑
あがりは良いと思います。いわゆる甘焼き効果でしょうか?
ただ濃淡はあまりなく上手ではなさそうです。
ですが好きな動物文でそれを囲む梵字のデザインも気に入っています。

裏は角福裏文様なし。
寛文っぽい特徴でしょうか。
この裏銘も購入ポイントでした笑

高台が高め


159グラム
皿は厚くはないです。やや薄めです。


柴田コレ1にパターンの似た皿が載っていました。
年代は同じ1650から1670年で良いのではないかと思います。


今年の正月はどこにも出かけないまま休みも終わりそうです。
鬱々とした気分です。
憂さ晴らしに伊万里を買ったところです。
今年も良い品と出会えたらと思います。