#山口敬之 山口敬之氏からのレイプ被害を訴えてきた伊藤詩織さんが、山口氏の準強姦逮捕状を握り潰した当時の警視庁刑事部長・中村格氏に突撃を敢行した際の映像を週刊新潮が公開しました。
デイリー新潮・動画)『Black Box』上梓 伊藤詩織さんが「逮捕状を握り潰した」中村格・元警視庁刑事部長を直撃(10月31日公開)
(写真は中村格氏。週刊新潮より)
動画の中で下記のように説明されています。
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元TBSワシントン支局長・山口敬之氏からのレイプ被害を訴えてきた伊藤詩織さんが「Black Box」(文藝春秋)を上梓した。こうした中で、詩織さんは山口敬之氏の操作中止を命じた当時の警視庁刑事部長・中村格(いたる)氏に対して手紙を送るなど取材を敢行している。本書では「2回」とある直撃取材についても、詩織さんは執筆後、何度も中村氏に取材を試みている。次に紹介する動画は、週刊新潮が彼女の取材に同行させてもらったその一例である。
本件について、詩織さんは以下のように語る。10月24日、彼女の姿は日本外国特派員協会にあった。
という表示の後に詩織さんの会見の抜粋が流れる。そこで詩織さんは下記のように述べている。
「2015年に私が経験した性暴力被害と、そのあとの病院やホットラインの体制の問題、捜査の在り方、司法のシステム、そして会見後の社会のさまざまな反応について、これまでの記録や調査、そして取材を基に書き綴ったノンフィクションです。密室での出来事ということであり、「ブラックボックス」という表現を何度も捜査員の方や検察の方々から伺いました。しかし私は2年以上、この件と向き合ってきた中で、警察や検察そのものにもたくさんの「ブラックボックス」が存在していることに気付きました」
本書で詩織さんは「9つの事実」について、こんな風に触れている。
「この本の最後にも書きましたが、私も、山口敬之氏も認めている事実、そして確たる証拠が得られている事実は以下のとおりです。
1.当時TBSワシントン支局長の山口氏とフリーランスのジャーナリストである私は、私がTBSワシントン支局で働くために必要な、ビザについて話すために会いました。
2.山口氏に会ったのはそれが3回目で、2人きりで会ったのは初めてでした。
3.そこに恋愛感情はありませんでした。
4.私が泥酔した状態だと山口氏は認識していました。
5.山口氏は自身の滞在しているホテルの部屋に私を連れて行きました。
6.性行為がありました。
7.私の下着のDNAを検査したところ、そこに付いたY染色体が山口氏のものと過不足なく一致した、という結果が出ました。
8.意識の無いまま引きずられていく私が映ったホテルの防犯カメラの映像、タクシーの中で降ろしてほしい、駅で降ろしてほしいと繰り返し私が言っていたというタクシー運転手の証言など、証拠を集め、警察は逮捕状を請求し、裁判所はその発行を認めました。
9.逮捕の当日、捜査員が成田空港で帰国する山口氏を待ち受ける中、当時の刑事部長の中村氏によって、逮捕が突然取り止められました。
以上の9点です。これだけの事実があっても現在の日本の司法システムでは事件を起訴することさえできません。中村格氏には、逮捕当日になって止めた理由について伺いたいと何度も取材を申し入れていますが、今日に至るまで何の回答も得られることができていません。
先日起こした民事訴訟の場では、これまでと違い、初めて法廷でお互いに事実関係を述べ合い、第三者による公平な判断が下されることになります。その場でこの「ブラックボックス」が少しでも開かれることを願っております。
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以上が週刊新潮の映像の内容です。詩織さんのはっきりした説明も見られますのでこちらのデイリー新潮でぜひ、ご覧ください。
警視庁の中村元刑事部長がどんな人なのかは、リテラで詳しく書かれています。以下は「安倍御用・山口敬之の不起訴はおかしい 安倍御用記者・山口敬之レイプ疑惑がまさかの不起訴相当に! 官邸による逮捕もみ消しをうやむやで済ませるのか」(2017.09.22)からの抜粋です。
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この事件は許しがたいレイプ事件という側面だけではなく、安倍官邸が関与して捜査を握り潰した疑惑まである重大事件だ。
高輪署の捜査員は被疑者を逮捕するため、山口氏がアメリカから帰国する日に成田空港で待ち構えていた。ところが、その直前、上層部からストップがかかった。決裁したのは警視庁の中村格刑事部長(当時)。捜査ストップが中村氏の判断であったことは、「週刊新潮」の直撃に対し、中村氏本人も認めている。所轄が扱い逮捕状まで出た準強姦のような事件に、警視庁刑事部長が介入するのは異例中の異例であるが、この中村氏は“菅義偉官房長官の子飼い警察官僚”なのだ。
実際、中村氏は第二次安倍政権発足時に菅官房長官の秘書官を務め、菅官房長官から絶大な信頼を得ている。その証拠のひとつが、古賀茂明の証言だろう。
詳細は本サイトの既報を読んでほしいが、古賀氏が明かしたところによると、2015年、『報道ステーション』(テレビ朝日)で「I am not ABE」発言をおこなった古賀氏に対し、官邸は大激怒。中村氏はこのとき、番組放送中に報道局ニュースセンター編集長に電話をかけ、さらには「古賀は万死に値する」という内容のショートメールを送りつけたのだという。つまり、中村氏はテレビ局に直接圧力をかける“菅官房長官の片腕”であり“実行部隊”なのだ。
一方、山口氏は「安倍首相にもっとも近いジャーナリスト」と呼ばれる、TBS時代から安倍首相とズブズブの関係を築いてきた御用記者。安倍首相と昵懇の見城徹氏率いる幻冬舎から安倍PR本『総理』を出版し、本格デビューを果たした人物だ。しかも、この『総理』が発売されたのは、2016年6月9日。これは不起訴処分の決定が下される前のことだ。
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都民ファーストの会の若狭さん(後に希望の党)が、中村格氏の逮捕ストップの説明責任を求めていました。若狭さんは権謀術数が渦巻く政治家にはあまり向いていらっしゃらなかったようですが、元検事の立場として我が国の司法制度を守るべく活動を期待したいです。
若狭勝氏)警視庁本部 中村格刑事部長(当時)の暴挙と法治主義(BLOGOS)(2017年06月10日 09:07)
なお、週刊新潮では山口氏の“韓国軍に慰安婦”記事の捏造疑惑報道に関して、11月9日神帰月増大号(11月1日発売)で、疑惑をさらに追及しています。
週刊新潮)やっぱり捏造 文春が反論の「山口敬之」“韓国軍に慰安婦”記事(週刊新潮 2017年11月9日神帰月増大号掲載)
夕刊フジが山口氏が左遷された当時、憶測を交えて下記のように報じています。
夕刊フジ)TBS支局長“左遷”のナゼ 『文春』で「韓国軍慰安所」スクープ(2015.04.26)
詩織さんを応援する会@ouenshiori
山口敬之氏のフェイスブックはこちら
ですが、フェイスブックのIDがないと見られないようです。
デイリー新潮・動画)『Black Box』上梓 伊藤詩織さんが「逮捕状を握り潰した」中村格・元警視庁刑事部長を直撃(10月31日公開)
(写真は中村格氏。週刊新潮より)
動画の中で下記のように説明されています。
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元TBSワシントン支局長・山口敬之氏からのレイプ被害を訴えてきた伊藤詩織さんが「Black Box」(文藝春秋)を上梓した。こうした中で、詩織さんは山口敬之氏の操作中止を命じた当時の警視庁刑事部長・中村格(いたる)氏に対して手紙を送るなど取材を敢行している。本書では「2回」とある直撃取材についても、詩織さんは執筆後、何度も中村氏に取材を試みている。次に紹介する動画は、週刊新潮が彼女の取材に同行させてもらったその一例である。
本件について、詩織さんは以下のように語る。10月24日、彼女の姿は日本外国特派員協会にあった。
という表示の後に詩織さんの会見の抜粋が流れる。そこで詩織さんは下記のように述べている。
「2015年に私が経験した性暴力被害と、そのあとの病院やホットラインの体制の問題、捜査の在り方、司法のシステム、そして会見後の社会のさまざまな反応について、これまでの記録や調査、そして取材を基に書き綴ったノンフィクションです。密室での出来事ということであり、「ブラックボックス」という表現を何度も捜査員の方や検察の方々から伺いました。しかし私は2年以上、この件と向き合ってきた中で、警察や検察そのものにもたくさんの「ブラックボックス」が存在していることに気付きました」
本書で詩織さんは「9つの事実」について、こんな風に触れている。
「この本の最後にも書きましたが、私も、山口敬之氏も認めている事実、そして確たる証拠が得られている事実は以下のとおりです。
1.当時TBSワシントン支局長の山口氏とフリーランスのジャーナリストである私は、私がTBSワシントン支局で働くために必要な、ビザについて話すために会いました。
2.山口氏に会ったのはそれが3回目で、2人きりで会ったのは初めてでした。
3.そこに恋愛感情はありませんでした。
4.私が泥酔した状態だと山口氏は認識していました。
5.山口氏は自身の滞在しているホテルの部屋に私を連れて行きました。
6.性行為がありました。
7.私の下着のDNAを検査したところ、そこに付いたY染色体が山口氏のものと過不足なく一致した、という結果が出ました。
8.意識の無いまま引きずられていく私が映ったホテルの防犯カメラの映像、タクシーの中で降ろしてほしい、駅で降ろしてほしいと繰り返し私が言っていたというタクシー運転手の証言など、証拠を集め、警察は逮捕状を請求し、裁判所はその発行を認めました。
9.逮捕の当日、捜査員が成田空港で帰国する山口氏を待ち受ける中、当時の刑事部長の中村氏によって、逮捕が突然取り止められました。
以上の9点です。これだけの事実があっても現在の日本の司法システムでは事件を起訴することさえできません。中村格氏には、逮捕当日になって止めた理由について伺いたいと何度も取材を申し入れていますが、今日に至るまで何の回答も得られることができていません。
先日起こした民事訴訟の場では、これまでと違い、初めて法廷でお互いに事実関係を述べ合い、第三者による公平な判断が下されることになります。その場でこの「ブラックボックス」が少しでも開かれることを願っております。
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以上が週刊新潮の映像の内容です。詩織さんのはっきりした説明も見られますのでこちらのデイリー新潮でぜひ、ご覧ください。
警視庁の中村元刑事部長がどんな人なのかは、リテラで詳しく書かれています。以下は「安倍御用・山口敬之の不起訴はおかしい 安倍御用記者・山口敬之レイプ疑惑がまさかの不起訴相当に! 官邸による逮捕もみ消しをうやむやで済ませるのか」(2017.09.22)からの抜粋です。
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この事件は許しがたいレイプ事件という側面だけではなく、安倍官邸が関与して捜査を握り潰した疑惑まである重大事件だ。
高輪署の捜査員は被疑者を逮捕するため、山口氏がアメリカから帰国する日に成田空港で待ち構えていた。ところが、その直前、上層部からストップがかかった。決裁したのは警視庁の中村格刑事部長(当時)。捜査ストップが中村氏の判断であったことは、「週刊新潮」の直撃に対し、中村氏本人も認めている。所轄が扱い逮捕状まで出た準強姦のような事件に、警視庁刑事部長が介入するのは異例中の異例であるが、この中村氏は“菅義偉官房長官の子飼い警察官僚”なのだ。
実際、中村氏は第二次安倍政権発足時に菅官房長官の秘書官を務め、菅官房長官から絶大な信頼を得ている。その証拠のひとつが、古賀茂明の証言だろう。
詳細は本サイトの既報を読んでほしいが、古賀氏が明かしたところによると、2015年、『報道ステーション』(テレビ朝日)で「I am not ABE」発言をおこなった古賀氏に対し、官邸は大激怒。中村氏はこのとき、番組放送中に報道局ニュースセンター編集長に電話をかけ、さらには「古賀は万死に値する」という内容のショートメールを送りつけたのだという。つまり、中村氏はテレビ局に直接圧力をかける“菅官房長官の片腕”であり“実行部隊”なのだ。
一方、山口氏は「安倍首相にもっとも近いジャーナリスト」と呼ばれる、TBS時代から安倍首相とズブズブの関係を築いてきた御用記者。安倍首相と昵懇の見城徹氏率いる幻冬舎から安倍PR本『総理』を出版し、本格デビューを果たした人物だ。しかも、この『総理』が発売されたのは、2016年6月9日。これは不起訴処分の決定が下される前のことだ。
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都民ファーストの会の若狭さん(後に希望の党)が、中村格氏の逮捕ストップの説明責任を求めていました。若狭さんは権謀術数が渦巻く政治家にはあまり向いていらっしゃらなかったようですが、元検事の立場として我が国の司法制度を守るべく活動を期待したいです。
若狭勝氏)警視庁本部 中村格刑事部長(当時)の暴挙と法治主義(BLOGOS)(2017年06月10日 09:07)
なお、週刊新潮では山口氏の“韓国軍に慰安婦”記事の捏造疑惑報道に関して、11月9日神帰月増大号(11月1日発売)で、疑惑をさらに追及しています。
週刊新潮)やっぱり捏造 文春が反論の「山口敬之」“韓国軍に慰安婦”記事(週刊新潮 2017年11月9日神帰月増大号掲載)
夕刊フジが山口氏が左遷された当時、憶測を交えて下記のように報じています。
夕刊フジ)TBS支局長“左遷”のナゼ 『文春』で「韓国軍慰安所」スクープ(2015.04.26)
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