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イエルク・デームス in 光が丘美術館

2010年05月15日 | コンサート
大きな白い壁の蔵。古い屋敷の中に建てられたような蔵は実は美術館。

それは光が丘の住宅街の中にひっそりある『光が丘美術館』です。

そこには世界で12台しか制作されなかったオーストリア1000年祭のベーゼンドルファのピアノがあります。

日本では1台しかないこのピアノ。 先日初めて聴きました!

しかも弾き手のピアニストはパウル・バドゥラ・スコダ、フリードリッヒ・グルダと並び「ウィーンの三羽烏」と言われている巨匠イェルク・デームスでした。

82歳になるデームスが弾くベーゼンドルファのこのピアノコンサートを私はとても楽しみにしておりました。

思ったように「美しい音色、優しくまろやかな音色、ピアノから♪がシャボンに乗って飛び出してくるような感覚」を覚えました。

今年はシューマン生誕200年と云うこともあり、曲目はオールシューマン。
私としては、どれも小品ばかりなので、もう少し長い大曲も聴きたかったと云うのが正直な感想ですが、でもやっぱりデームスは素晴らしかったです。

家のピアノを調律する時、普段子供たちが弾いているピアノと調律師さんが弾くピアノはまるで別ものかしらとよく思いました。

弾き手によって同じピアノでもこんなに違う音を出すのかしらと不思議でありました。

先日聴いた音色は、ピアノそのものが持っている音色なのか、デームスが奏でる音色なのか、たぶん、二つの素晴らしい要素が重なったためでありましょうが、とにかく私の心に音楽がくれる優しさと嬉しさと感動をたっぷり頂きました。
「ありがとう」と感謝であります。

実は今回のコンサートは2つの重要なポイントがありました。

1つは、私どもがこの秋にこの美術館で、この絵に囲まれた環境で、同じようにピアノコンサートをいたします。

    10月17日(日) 2時から  五感への歓びを与えるサプライズコンサート
                 ピアノとヴァイオリン
               
                 手作りのベーゼンドルファの音色をたっぷり味わってください。


2つは、デームスが7月25日(日) オペラシティーで「皇帝」を演奏いたします。

しかも指揮をするのは私の友人「根本昌明」です。

彼は自腹でオケを買って指揮棒をふります。
ベートベンの『歓喜』を伝えたくて、約1千万をはたいて(正確にははたいてではなく、借金して)このコンサートに臨みます。

曲目はベートベンの『皇帝』と『第九』。えっと、思われるでしょうが、本当にこの曲目です。


どちらも私にとって大切なコンサート。

その意味でも先日の「デームス in 光が丘美術館」は意味あるものでした。

終了後、デームスと握手してお喋り出来たのも、最高でした!

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2 コメント

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Unknown (Queen aya)
2011-08-03 16:06:50
はじめまして!
すみません突然。
私も以前デームスがベーゼンを弾く、この美術館に行きました。
私はデームスの奏でるピアノが大好きです。

つい(^^; コメントしちゃいました~
今もデームスのシューベルトを聞きながら仕事してます。
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コメントありがとうございました (mahlersymphony8)
2011-08-03 23:41:50
私もデームスのピアノは美しいと思います。音がとても柔らかく聞こえます。

デームス先生、背中の手術後がおもわしくなく、春の来日は延期になりました。
次回の来日は9月ごろでなかったかと思います。(確認しますが)

もうかなりのお年だから毎年これが最後になるかもと私などは思っておりましたが、意外とお元気でしたのに。

来日されると必ず光が丘で演奏されますよね。
次回が分かればまたお知らせ致します。

今年はプロアルテムジケではピアノシリーズのコンサートもしております。よろしければご覧くださいね。http://www.proarte.co.jp/
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