ムーミンパパの気まぐれ日記

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教訓?

2006-08-06 | column
 最近はだいぶ雰囲気が変わってきたが、昔は野球観戦なんていうのはビール片手にオヤジが野次を飛ばしているというのがスタンドの風景であった。たまにいる女性と言えば、家族そろって来ているお母さんか、お客さんと一緒のスナックのママさんといった着物姿の女性だった。サッカーの方はといえば、がらがらのスタンドで閑古鳥が鳴いていたので男も女もなかった時代のことである。それが今は野球もサッカーも若い女性の声援で一杯である。中には女の子にスタジアムに連れて来られてからファンになる男の子もいるくらいだから、世の中は変わったなあとおじさんなんかには隔世の感がある。それでもやっぱりレプリカユニフォームを着ていない女の子がひとりでサッカー観戦しているなんていうのはまだまだ珍しい風景なことに違いはない。
 数年前のことになるが、私が一人でレッズの試合を見に行った時のことである。試合開始まではまだまだ2時間くらいはあったし、メインスタンド指定席だったからガラガラだった。のんびりとビールを飲んでいた時、私の前を横切って二つ隣の席に20代前半かと思われるような女性が座ったのである。何気なく見ると、スタジアムには不似合いなほどおしゃれな格好でハイヒールを履いている。しかも、芸能人の誰かに似ているなあと思うほど綺麗である。まあ、私の隣の席が空いているので誰か後から来るのだろうなあと思っていたが、それが試合前の練習が始まっても誰も来ない。
 何となく気になってちらちらと見るのだが、首からはレッズのチケットホルダーがぶら下がっているし、さっきは一人で買ってきたイレ弁(レッズ戦で売られているお弁当。「ベストイレブン弁当」の略(写真))を食べていた。練習も楽しそうに見ているし、もしかして、一人で見に来ているレッズサポなのかもしれないなと思っていた。そうなると、もしかしたらお友達になれるかもいれないななんて思うのが、男の浅はかなところであるが、それも試合が始まるとともにどこへやら、すっかり試合に熱中してしまって彼女のことなんか忘れてしまっていた。
 前半も終了しようとする頃、大きなカバンを持ったスーツ姿の若者がやってきた。黒いスチール製のカバンにクリーム色のスーツ。ちょっと間違えるとチンピラか悪徳不動産屋みたいな格好なのだが、よく見れば彼女のファッションとは妙にマッチしている。あぁ、やっぱりカップルだったのねと思いながら、再び試合に集中したのだが、私の耳に初めて彼女の声が聞こえた。これがもう甲高い声で、しかも漏れ聞こえてくる話が実に下らない内容なのである。見た目は六本木、中身は渋谷センター街と言った感じだろうか。ともかく、百年の恋も冷めるという表現があるが、私のあわやの下心もほんの2時間ほどで冷凍されてしまったのである。

 で、何が言いたいのかって?いやまあ、男性も女性も人間見た目より中身ですから・・・って、今さら私に言われたくないですよね。失礼しました。

 いやあ、今日も暑いですなあ。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ユキ猫)
2006-08-08 12:50:50
ぷぷぷ・・・。

男性って面白いですね!
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アホなんですよ (ムーミンパパ)
2006-08-08 20:13:05
男ってね。そんなもんなんですよ。

徹底的にリアリズムが欠如しているんです。

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