ムーミンパパの気まぐれ日記

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守るべきもの

2008-11-22 | soccer
 少し前のことになるが、11/11号のSPA!という雑誌にこんな記事が載っていた。(厳密に言えば著作権を侵害しているのかもしれないけれど、関係者の方、見逃して下さい。)
 
 10月18日の浦和レッズ対ヴィッセル神戸戦終了直後、浦和の田中マルクス闘莉王選手と一部サポーターが舌戦を展開。「みんな頑張っている。痛めた足でも戦っているんだ!」という闘莉王に対して、「言い訳するな。本当に痛いなら代表戦など出てないで早く治せ!」とサポーターも切り返し、罵り合いはエスカレート。最後は「こんなチーム辞めてやる!」と吐き捨てた闘莉王が悔し涙を流しながら引き揚げていく・・・という出来事があった。

 この記事がどこまで真実を伝えているのは検証のしようもないけれど、それにしても衝撃だった。
 浦和レッズにやってきた選手はみんな、必死に応援してくれるサポーターに感動し、どこでも選手を大切にしてくれる浦和の街が大好きになった。金銭面だけでなく、いつかはあの赤いユニフォームに袖を通してみたいと思わせるチームの雰囲気があった。かつて在籍した外国人選手が初めてカップを手にできそうだというニュースを聞いて、何人もがヨーロッパから、あるいは南米から国立競技場にかけつけてくれた。彼らは「日本に行くなら浦和がいい。あそこはサポーターが素晴らしいんだ。」とまだリーグのお荷物と言われていたチームを頼まれもしないのに宣伝してくれた。
 もちろんこんな話もどこまでが実話なのかは分からない。それでもそうだろうなあと思わせる雰囲気があの頃の駒場スタジアムには溢れていた。それが今や主力選手に「辞めてやる」と言わせるようになってしまったのだろうか。
 サポーターがより強いチームを求めるのは当然である。リーグで優勝争いをしている中でなおブーイングを浴びせるサポーターは、Jリーグでは他の追随を許さないほどサッカーを知っているサポーターだからこそであろう。それはいい。ただ、クラブに、選手にその厳しさを求める以上、我々ももっと高いところを目指していかなければならないのではないだろうか。”器が大きくなればいろいろな人が出てくる。一部の人たちが悪いだけだよ。”なんて見過ごしてはいけない。
 We are Reds!を叫ぶ資格が本当に自分にあるのか。そう自問しながら前へ進んでいきたいと思っている。

 冒頭の写真はPoloさんのブログone shotからお借りしたものです。レッズの素敵な写真満載のブログなので、レッズサポの方必見ですよ。

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2 コメント

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不協和音 (Polo)
2008-11-22 10:36:52
こんにちは!
写真利用して頂けて光栄です。
残り3試合となりましたね。
チーム内外での不協和音がちょっと気になりますが、
ここまで来るとそんな事を気にしてもいられず、
とにかく自分で出来る事をやるだけです。
安物ですが参戦用に赤い眼鏡を先日購入しました。
ホーム残り2試合この眼鏡で闘います。
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>Poloさん (ムーミンパパ)
2008-11-24 09:06:57
写真の利用許諾ありがとうございます。
昨日は残念な結果になってしまいましたね。
どうしてここにきてコロコロとスタイルを変えるのか理解に苦しみます。
それでもあと2試合、プライドをかけて一緒に戦いましょう。
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