死ななきゃ治らない

　余りにも楽しかった試合開始からの20分と目を覆いたくなるほどの崩壊ぶりを見せつけられた2ndハーフ。昨日の浦和レッズvs川崎フロンターレ戦。私は試合終了後早々に埼玉スタジアムを後にしたのであるが、またこんなことがあったらしい。以下はオフィシャルサイトからの引用である。

21日、スタジアムでの出来事について

昨日行なわれた川崎フロンターレ戦での出来事について、お知らせ致します。

昨日、7月21日(月・祝)に行われました川崎フロンターレ戦におきましては、51,168人の皆様にご来場頂き、厚くお礼申し上げます。
この試合の終了後、メインアッパースタンド南側から、川崎サポーター席に向かってペットボトル4本の投げ込みがありました。
目撃情報をもとに、4本のペットボトルを投げ込んだ人物(男性・21歳)を特定し、所轄の警察に身柄を引き渡しました。また、クラブはこの人物に対し、無期限の入場禁止処分としました。
主催者として、被害にあわれた川崎フロンターレサポーターの皆様に対し、心から深くお詫び申し上げます。
　　　
浦和レッドダイヤモンズ

　これを読まれたみなさんは「おいおい、またレッズサポかよ。」と思われるかもしれない。それはまあそうなんだが、ちょっと違和感がある。まず、単独犯であること。メインアッパー席ということから、普段から試合には欠かさず来ているというタイプとは考えにくいこと。それに最初からペットボトルを４本も持っているという点で計画性が窺えることである。まったくの推測でしかないけれど、どうもこれはレッズのゲームでなら何をやっても許される、あるいはかっこいいなどと勘違いしている若者、いやバカ者だったのではなかろうか。こんな奴のためにレッズサポ全体に汚名を着せられるのでは、たまったものでない。
　ただまあ、我々も胸に手を当てて考えなければならない。埼玉スタジアムではこんなことが毎回のように行われているんだと思わせるようなスタジアムを作ってしまった。その責任は主催者であるクラブだけではなく、我々サポーターにもあるのではないだろうか。スタンドが相手チームを生かしては帰さないくらいの殺気立った気を発しているのと、暴力行為を実際に行うことの間には天と地とほどの開きがあるのである。
　あそこのスタジアムではペットボトルの投げ込みでもしようものなら、周りのサポーターにやられてしまう。それくらいのマナー溢れる埼玉スタジアムを作りたいものである。
　まずはスタンドでタバコ吸うのをやめて、ゴミは拾って帰るっていうところから始めなきゃいけないんだけどね。先は長いなあ・・