何時間たったか分からない。
ピカッ~と空にきらめく青白い閃光!
女性の悲鳴!
あれ、ギャ~!
どこに逃げようか?
酒でもーそんなもの。
もしあれば飲んで気勢をあげるんだが。
歌でもーギャーギャと騒ぐ。
当の本人は気持ちはいいだが?
あちら、こちらから苦情がきて。
町で歌えばうるさいんで、山の上にでも上がって歌うんだ。
でも、あまりこれもいかん!
これもいかん、と抑えつけられるものだから。
俺れなんか、委縮しちゃって。
寮の窓際で、ギャギャ~と歌でも歌って。
町で下駄を鳴らしても
声が小さくて!
鈴でも付けりゃ、我の気が晴れちまう。
町の人々はグズグズと真夏のセミが
一斉に合唱するんで?
頭が錯乱状態になってくる。
もうダメだ。
「もう長くはねぇなぁ。」と言う声聞いて。
もうこうなったら、やりたいことをやっておくんだ。
楽天的な精神に戻るんだ。
マジで?
その一方、独唱会があるとか
17~20歳前後の女の子たちが行列し
金切り声をあげている。
蒸し暑く少し前に進んでくれ。
と大声を出すもんだから。
みんな後ろを振り向いてギャロ~となる。
アイスキャンデー屋の店先には、キャンデーは名ばかり。
箸の先に黄色い氷のくっついただけのもの。
ここも6.7歳の幼児が並んでいた。
もう、飽いちまって?
俺れたちが、ここにいるのが変なんだ?
問題はメシだ!
う~ん、飯を食わせてくりゃ。
飯を腹いっぱい食わせてくれよ。
大空に向かって、腹がスイちまったよ、と叫ぶ。
ニヤ~り(笑い)