ペンネーム牧村蘇芳のブログ

小説やゲームプレイ記録などを投稿します。

蟲毒の饗宴 第2話(3)

2025-02-11 08:25:04 | 小説「魔術ファミリーシリーズ」ウェストブルッグ2<蟲毒の饗宴>
 ソルドバージュ寺院前は、広場を囲うように様々な店が軒を連ねている。
 その中の一つに家庭用園芸店ポートはあった。
 イヴが着いた時、店の前に馬車が停まっていたが、
 ちょうど帰っていくところだった。
「じゃ、フランソワさん。
 次の納品は一週間後に。」
「はい、ありがとうございます。
 ハイランドさん。」
 ハイランドと呼ばれた男はイヴの存在に気付くと軽く会釈し、
 馬車に乗って去っていった。
 フランソワの足元には、袋詰めされた土が大量に置かれている。
 フランソワも、イヴの存在に気付いた。
「あ、いらっしゃいませー。
 ちょっと片付けますので、店内を御覧になってて下さい。」
「あ、はい。」
 はいとは言ったものの、置かれていた土袋は20あった。
 これを一人で店の裏手に全部運ぶのはキツいわね。
「手伝いますよ。」
「あ、ありがとうございます。
 でしたら裏手の方に。」
 裏手にまわると大きな畑が見える。
 様々な花が咲き、脇には植木鉢が山積みになっていた。
「ここに置いて下さい。」
「はい。」
 植木鉢の脇に次々と土袋を置いていく。
 全て置き終えると、二人は大きく一息ついた。
「どうもありがとう。
 御礼に良い土でサービスするわ。」
「あ、あの教えてほしい事があってきたんです。」
「私に?」
「私、ニードルのイヴといいます。
 この花が何の花か教えてほしいのですが。」
 花を見て、フランソワが怒りの形相になる。
「どういうこと?」
「え?」
「押し花でもないのに花が萎れているじゃないの!
 花を何だと思っているのよ!」
 あ、なるほど。
 そういう意味で怒っているのか。
 花屋さんだもんね。
「さっさと土に還してあげて!
 話す事なんて無いわ。」
 え、それは困るんだけど。
「いや、あの、この花は女の子の服に付いていたものらしくて・・・。」
「さっさと帰って!」
 取り付く島もない。
 仕方ない、キャサリンに言われた通りにするか。
「実は、ケイトと一緒に仕事している内容に関わる事なの。」
 するとフランソワがグルリと勢いよく向き直る。
「なんですって!?
 お姉様の!!?」
 え?
 何この反応?
「何故それを最初に言ってくれないんですか!
 さあ、よく見せて下さい!!」
 何この切り返しの素早さと激しさは?
 変なスイッチが入ったみたいだけど・・・まあいいか。
「これです。」
 フランソワは、そっと右手で受け取った。
「・・・これは毒花ペレス。」
「毒!?」
「毒といっても麻痺毒ね。
 死には至らないけど、強力である事は確かよ。」
 そう言ってフランソワは、姉さん被りしていた布を取り外す。
 エルの深緑色とは違う、明るめの草原のような緑色の髪。
 エルフのような綺麗な目鼻立ちだが、耳を見る限りは人のものだ。
 ハーフ・エルフなのかしら?
 そう思っているとフランソワが話を続ける。
「病院で使用する麻酔薬の原料として活躍している花。
 手術には欠かせないわ。
 人の命を救う為に使うなら理解出来る。
 でもニードルに狙われるような目的に使用しているなど、
 私は絶対に許さない・・・!
 イヴ、私にも協力させて。」
「え?」
 そっちの方向に話が流れるの?
「お姉様の為なら、お店をたたんででも精進してみせますわ!
 私の花魔術なら、きっと役に立ちます!!」
 花魔術?
 どこかで聞いた事が・・・あ!
「森の女神!」
「私の二つ名を知っていたんですね。」
 花魔術だけでない。
 魔法使いとして、王国ナンバー5の実力者だとも聞いている。
 確かに実力なら申し分ない。
 ちなみに人形娘ドールがナンバー3、ケイトがナンバー2、
 ケイトの師ポーラがナンバー1だ。
「分かりました。
 宜しくお願いします。」

 イヴのこの決定は、ケイトにとって最大級の爆弾であった。
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第113話 アマラ深界(第1カルパ・墓標の間)

2025-02-11 08:21:54 | ゲームプレイ記録「真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER」
 北西にある歪んだ壁を通り、その先にある
 梯子を下りれば2番目の墓標の間に行ける。
 B1Fの北側だ。
 墓標は2基。
 まずは左側の墓を調べる。
 『魔獣オルトロスの記憶、ここに眠る』
 …と刻まれている。
 隼人は黒のバイザーを使った。
 オルトロスとの戦いの記憶が蘇る。

 隼人、至高の魔弾、
 大天使ミカエル、絶対零度、
 魔獣オルトロス、フリーズ、
 魔王ベルゼブブ、地獄突き、
 クリティカル、

オルトロス
「強イジャ…ナイ…カ…」

 以上、終了。
 8EXP、20マッカ入手。

 墓標の文字が変化した。
 『魔獣オルトロスの記憶、
  1回の攻撃で眠る。』

※2回以内でハイスコア。

 氷結に弱いので絶対零度があれば楽。

 続いて右側の墓を調べる。
 『鬼女ヤクシニーの記憶、ここに眠る』
 …と刻まれている。
 隼人は黒のバイザーを使った。
 ヤクシニーとの戦いの記憶が蘇る。

 隼人、至高の魔弾、クリティカル、
 大天使ミカエル、ショックウェーブ、

ヤクシニー
「あぁぁぁぁぁッ!!」

 以上、終了。
 16EXP、40マッカ入手。

 墓標の文字が変化した。
 『鬼女ヤクシニーの記憶、
  1回の攻撃で眠る。』

※2回以内でハイスコア。

 電撃に弱いのでショックウェーブが
 あれば楽。

 2番目の墓標の間はこれで終わり。

 1Fに戻って、南東にある
 1番目の墓標の間へ。
 ここも2番目同様に墓標は2基。
 まずは左側の墓を調べる。
 『堕天使フォルネウスの記憶、
  ここに眠る』…と刻まれている。
 隼人は黒のバイザーを使った。
 フォルネウスとの戦いの記憶が蘇る。

 隼人、至高の魔弾、

 以上、終了。
 8EXP、200マッカ入手。

 墓標の文字が変化した。
 『堕天使フォルネウスの記憶、
  1回の攻撃で眠る。』

※2回以内でハイスコア。

 至高の魔弾、耐えられなかったか…

 続いて右側の墓を調べる。
 いよいよ最後だ。
 『妖精トロールの記憶、ここに眠る』
 …と刻まれている。
 隼人は黒のバイザーを使った。
 トロールとの戦いの記憶が蘇る。

 隼人、至高の魔弾、クリティカル、

 以上、終了。
 5EXP、100マッカ入手。

 墓標の文字が変化した。
 『妖精トロールの記憶、
  1回の攻撃で眠る。』

※2回以内でハイスコア。

 トロールも耐えられず。
 まあ1番目の墓標の間はこんなものか。

 せっかくここまで来たので、
 最後にカマラにもお声掛け。

カマラ
「また来てくれたんだ。
 いいコト教えてあげようか~。
 うんとねー、魔人はぁ…
 みんないなくなったみたい。
 安心して歩けるね。」

 だいそうじょう連れて歩いていても、
 みんないなくなった扱い。
 仲魔はノーカウントのようだ。

 これで全ての墓標の間が終了。
 全てハイスコア出せたので良しとする。
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