Makki's English マッキーの旅行記&英語習得のヒント?

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千葉県酒々井の蔵元で語学ボランティア Sake Brewery in Shisui, Shiba

2018-08-31 | *旅行・関東地方 Travel in Kanto Region

2018年8月30日 August 30, 2018

 


ボランティアと酒蔵に興味のある方にご覧いただきたいです!(英語での表記は少なめです)今回は蔵元でのお仕事。
I worked as a volunteer at Sake brewery called Iinuma-honke in Shisui, Chiba Prefecture.
My role was to translate how to make Sake. Though the staffs of the brewery explained how to make Sake, it was very difficult to translate their explanation due to the technical terms.  I had to prepare so much to play my role.
I wrote this blog for those who are interested in an interpreter. 

千葉県酒々井の蔵元・飯沼本家

…創業300年、創業当時から建ち、今も社長がお住まいの岩手県に多い伝統的建造物「曲がり屋」も、趣があり素敵です。

国際会議IME-13:International Meeting on Electrochromismに参加している世界各国の方々のエクスカーションのお手伝いです。

今回私が応募したのは、日本酒造りの過程を見て回る、日本酒大好きの私には最適!な役割では…という安易な考えからです。
ところが、これが非常に大変なことだったと、仕事を引く受けてから気づくことに…

依頼者から届いた資料によると、当日のお仕事は、グループ毎に酒の製造工程、試飲、日本酒販売の順番に回るので、参加者の誘導と英語でのご案内をして欲しいとのこと。ところが、この酒の製造工程の資料が大問題
「浸漬、蒸米、製麹、上槽」…意味の前に日本語も読めない 英語以前の問題です


今、はやりの麹(こうじ)でさえ、「何?」と問われれば「何でしょう?」と言う感じで…
ぼ~~っといきてるんじゃないよ!」by ちこちゃん?…やばいです…

そんなわけで、結局、血のにじむ(?)ような勉強の日々となりました~~~無知って、悲しい~~
でも、わかってくると、やっぱり楽しいのが勉強です。お酒好きだし
まあ、辛いところも多々ありましたが…

詳しくは、私のサイトの「日本酒について」のページ My page about Janpanese Sake を見てやってください。

バス4台、2台づつ、2回に分けて、色々な国の方々が~~アメリカ、デンマーク、スウェーデン、アルメニア、韓国~他色々!
スペイン語を話す中南米系の人も…昔取った杵柄(?)で、¡bienvenido!(Welcome!)と言ったら、Gracias.(Thank you.)と言われて、やっぱり嬉しい!スペイン語の響きが好き~~!
またスペイン語を勉強したい気持ちは山々なのだけれども、時間が~~ YouTubeに英語の授業上げるのも、滞っているし~~~

各回、参加者は2班に分かれ、語学ガイドも4人と5人で2班に分かれ、付き添いました。
各班、1人の語学ガイドが代表して、蔵人の方の話を通訳し、他の人はサポートに回る形になったのですが、現場の下見ができず、どこで、何の説明が始まるかも把握できないまま、酒造りの見学がスタート!

実は、代表で通訳する人は依頼人がその場で適当(?)に選んだのですが、私は、このお役目を~~~~~逃れることが出来ました!ラッキー
実は、
あがり症な上に「ひたすら準備」がモットーなのに、下見ができなかったのです。これで代表通訳になっていたら~~~~~死ぬところでした

でも、すごかったのは、選ばれた通訳の方です。「通訳をやるとは聞いていなかったのに~」とおっしゃりながら、初めて見る設備の前で、しっかり通訳のお役目を果たされていました。
ただただ、尊敬

参加者の皆さんは、5種類、試飲ができました。
大吟醸、純米吟醸、要冷蔵の生酒、梅酒、柚子酒

ただ、吟醸酒の説明でも、英語がやばかったです。
大吟醸が50%以上、吟醸酒が40%以上の米粒が精米して取り除かれると覚えていたのですが、酒瓶に表記された「精米歩合」とは、残っている量ということをこの時初めて知り なんかイメージが逆の感じ~~


今回提供された純米吟醸は精米歩合55%…つまり100-55=45だから~
"45% of rice grains are pollished away and only 55% remain. But it costs just ¥1,404, so reasonable!"
「45%の米粒が精米されて取り除かれて、55%だけしか残っていない。でも、¥1,404で、とってもお買い得!」
と宣伝しながら、「こっちはどう?」「あっちはどう?」と質問されると、
清酒は3種類しかないのに、精米歩合は100-50=??100-????だんだん混乱する中、お酒の値段も前もって知らなかったので、やばい覚えられない

試飲を提供している蔵人の方に何度も何度も確認する始末…恥ずかしい

 



↑お客さんが帰った後は、即撤収。蔵人の皆さん、ありがとうございました。

試飲はお店の売り上げに欠かせない大事なポイント。
「値段とその特徴くらいは、しっかり覚えておくべきだった」と深く反省


さらに、お土産店で、石鹸サイズの「馬のたてがみを使った馬油」というものがあり、ご年配の方に「これは何か?」と問われて、「え~~」となり、混んでる中、店員さんに質問。
結局、クリームだったのですが、詳しいことは全く説明できず
「お酒を運ぶのは重いから…」と言っていたので、ちゃんと説明できていたら良いお土産になっていたかも…
やっぱり、「下見」の時間が欲しかったです

でも、試飲は皆、美味しい、美味しいと、たくさん飲んでいて、案内するこちらまで嬉しくなりました
特にお値段の張る「大吟醸」。「メロンのような味がする」というのを聞いて、思わず「私にも試飲を~~」と言いたかったけれど、ボランティアとは言え、職務中。
試飲をしなかった自分を、自分でほめてあげたい…当たり前のことかな

まあ、余った時間で、無駄話も…
蔵元に来る前に行ったという成田山新勝寺のこともを尋ねると、
"It's very hot, but so beautiful!"(すごく暑かったけど、とても美しかった)
と言っている人も多くて、なんだかやっぱり嬉しい

Do you know there are two kinds of religious buildings in Japan. 
They are similar but I know the very easy way to tell which is which.
Do you want to know?
「日本には2種類の宗教的な建物があります。
それらは似ているけれど、私はどちっがどっちか見分けるとっても簡単な方法を知っています。
知りたいですか?」

と言ったら、結構、皆興味を持ってくれて、
鳥居のマークを書いて、「これがあったら神社で、手をたたいて拝んでも良いけれど、鳥居のないところで手をたたくと・・・」
Everyone can be astonished and gaze at you!
「皆驚いて、あなたをじろじろ見るかも」
と言ったら、受けてくれました

仕事が終わってから撮った写真を~~~


 

もう、どうにも我慢ができなくて、外国人にお勧めしていた精米歩合55%の、あの純米吟醸酒を帰りに購入。
写真は、飲んでしまった空瓶…なぜ、飲む前に撮らなかったかというと、ここまで美味しいとは思わなかったのです。
飯沼本家の皆さま、申し訳ない。これ、シュワっとして、味わいが華やかで、上質のスパークリングワインのようです。
正直言って、私はシュワっと系は嫌いなのですが、これは美味し過ぎた!
お寿司とかにも合うけれど、カマンベール・チーズにも合ったし、試してないけれどお肉にも合いそうです。
「普通の日本酒が苦手な人でも、濃厚なスパークリングワインのようで美味しいですよ~~!」などと言っておけば良かったと、またまた反省 
まあ、飲んだことがなかったから仕方ないかな

今回、酒元の従業員の方が皆さまとても優しく、また、依頼人やボランティア通訳の方々も、感じの良い方ばかりだったので、
「楽しく貴重な経験ができたな~」と心から思えました

 

ここからは、ボランティアをしての、まじめな反省です。面白い話はありません…

今回は、ほぼ無償に近いボランティア(交通費程度支給)でしたが、「来日外国人、さらに、地域活性化のためになれば」という思いで参加した方も多かったようです。しかし、応募数も多く、かなりの方が落選したと聞きました。

せっかく、当選(?)したので、最後に、真面目に反省事項(改善要望?)も書いておこうと思います。

  1. 「当日下見の時間を設ける。」
    *集合時間を多少早めても、この方が質の高い仕事ができると思います。販売店がある場合、おすすめの品をあらかじめ確認し、変わった商品の説明なども、あらかじめ聞いておけますから。ホームページだけでは、確認できないことがありました。
    また、酒造りの全工程を下見するのは無理でも、前もって、どのような移動があるかや、蔵人の方と話せる時間があれば、話すべき内容のシミュレーションができ、より質の高い案内ができると思いました。
  2. 「試飲などがある場合、お酒の種類、精米歩合や値段も含め、あらかじめしっかり蔵元に説明してもらう。また、試飲は、見学者の人数が多くても、日本酒の製造過程見学の後にする」
    *
    試飲は日本酒を知ってもらい、買ってもらうための目玉です。今回も、説明の時間を設けていただきましたが、値段なども含め、もっとしっかり確認できていればと思いました。
    蔵元でのボランティアの案内の応募者が多すぎて、選ぶのが大変だったという話を聞いたので、「蔵元のお酒を飲んだ経験」」なども、募集事項に入れても良いと感じました。実際の経験に勝るものはありませんから…
    さらに、見学者の人数が多いからと言って、「いきなりの試飲」というグループがあったのですが、試飲以外の店舗内の見学や伝統的建造物の案内などを工夫し、試飲を後にすべきであると思いました。醸造所の見学中、Later, you can enjoy sake!(後でお酒を楽しめますよ)と話しかけた見学者さんは、物凄く良い笑顔を見せてくれました。製造過程を見てこそ、そこで作られたお酒を飲んでみたいという気持ちが高まると思います。
  3. 「酒造りの案内の仕方を前もって話し合っておく。仕込みの時期などに配慮し、最盛期でなければ、その説明も添える」
    *やはり、打ち合わせの時間があれば、より質の高い案内ができたと感じました。見学のできる醸造所によっては、観光者向けの案内表示を、各設備や部屋に付けているところがあります。しかし、こちらはそのようにはなっていませんでした。
    「酒造りの工程を書いた図」を見学者全員に配ってくれたので、設備見学の際に、これは図の中のどの部分かなど、示しながら施設見学をすれば、もっとわかりやすかったと思います。日本人にもわかりにくい工程もあるので、外国人なら、なおさらと感じました。
    さらに、今回、酒造りの季節には少し早かったので、「8月はせいぜい精米段階で、仕込みが本格化するのは9月以降。」と前もって説明したり、「仕込み中は、醸造所内のどこどこで、お酒の甘い香りを楽しめるのだけど」など、実際の香りを楽しめなかった見学者さんが想像できるコメントもつけた方が良かったと感じました。
  4. 「酒造りの工程を見学する前に、日本酒の歴史など、簡単に伝える」
    *「杜氏や蔵人が手作業で作る工程は残っていないのか」「全国の日本酒の醸造所数はどのくらいあるのか」などの質問もされ、日本酒に興味を持っている外国人は意外と多いなと、改めて認識しました。「日本酒の製造は、初めは朝廷で、その後神社仏閣に移り、今でも日本の祭りや行事に深くかかわりがある日本文化において重要なものである」ことなど、日本酒、さらに日本文化のすばらしさを伝えるチャンスを逃さないように、説明できたらより質の高い案内になったと感じました。

最後に、今回のボランティアは、語学ボランティアに登録している千葉県国際交流センターというところから、「国際会議のエクスカーションに参加されている方を蔵元にてご案内いただくボランティア募集」という形で始まりました。エクスカーションには、千葉の公益財団、国際会議、大学、酒蔵などがからんでいて、言われるがままに、案内したりお酒の販売のお手伝いもしました。交通費(謝礼?¥2,000)はほとんど面識のない大学側から頂きました。
色々書きながら振り返って思うのは、「これって、誰のための何を目的としたボランティアだったんだろう?」「皆楽しそうに、滞りなく活動できたし良かった…のかな?」など。組織に属さずポット入っただけのボランティアをやると、ちょっとモヤモヤした感じが残ることが…次回がより良いものになればな~と、思うことはたくさんあるのですが、それを誰に伝えたらよいかわからず、まあ、ブログに書いてみました。



もし、読者の方で、外国人に日本酒について話したり、似たようなボランティアをする機会があれば、このブログが少しでも参考になればな~~などと思っています。あんまり、参考にならないかな

いえ、私のサイト内の「日本酒について」のページ は、かなりの時間をかけて作ったので結構参考になるかと~~

それでは、今日はこの辺で~~

 

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