■2014.7.30 富士山麓
有休をとって、ホソバセセリとホシチャバネセセリを探しに富士河口湖町に行ってきました。前回の日野春は電車が遅れてひどい目にあったので、今回はしっかり早起きして車で出かけました。河口湖インターを降りると、町の電光掲示板の気温は「20℃」びっくりの涼しさです。更に少し走って目的地到着。天気が良いので体感的には27℃くらいです。
林を抜けて開けたエリアに出ると、中型のヒョウモン系の蝶が飛んでいます。なんだろうと思いつつも、視界を横切ったセセリ系も気になります。最初からいろいろ出てきてくれました。
後で写真を確認したところ、ウラギンスジヒョウモンとヒメキマダラセセリ、キマダラセセリでした。翅の擦れたウラギンヒョウモンも飛んでいました。
ヒメキマダラセセリは、通常黄色い部分が白、黒い部分が茶色に褪せていて、最初はなんだかわからなかったです。
極端に色の褪せたヒメキマダラセセリ
まずは林道側を探索。と思いましたが、少し行ってもあまり蝶がいる気配がしません。というわけで、いったん最初の開けたエリアに戻ります。すると、ミヤマカラスシジミが草の上に止まっていました。が逆光だったので回り込もうとしている間に飛んで行ってしまいました。
次に出てきてくれたのが、本日のターゲットその1、ホソバセセリです。開翅状態で、独特の裏面が見えなかったので、下からローアングルでも撮影。その後何度か見かけました。
ホソバセセリ
ホソバセセリは1979年には都内にもいて近所の河原で捕まえたことがあったのですが、都内ではとんと見なくなりました。ようやく、35年ぶりに会えました。感激です。
次に、先程と逆の方向に林道を進みメインの草原に向かいます。途中、地面に止まっていたのが、
オオウラギンスジヒョウモン
草原に出ると小さめのヒョウモン系が飛んでいます。今日のセセリ以外の目的の子です。
ヒョウモンチョウ
ちょっと時期が遅かったのかくたびれています。この子は子供の時車山で会ったことがあるのですが、それ以来です。
更にこれも久々、子供の頃の蔵王以来の再会です。
コキマダラセセリ
ここのヒメキマダラセセリはでかいという話は聞いていたのですが、コキマもでかいですねー。といいつつ、撮影しているときは、ヒメキマダラかなー?と思っていました。が、後からよく見ると、前翅の点々の位置が違います。というわけでコキマでした。ラッキー。
※1:この写真のように、前翅左(上)から5つの点々が、3つ目と4つ目で、不連続にずれているのがコキマ
時々高速に飛ぶ大型のシジミがいて気になるなーと思いながら歩いていると、足元でセセリが飛びました。出ました。今日の目的その2です。
ホシチャバネセセリ 人生初見。小さくてかわいいです。
高速のシジミをようやく目で追うことができたので、止まった木に近づくと、うわー!沢山いました。ミヤマカラスシジミです。集団で吸蜜中のようです。みんなここに向かって急いで飛んでいたのかー。。。と納得。20匹くらいいました。
ミヤマカラスシジミ
中型のヒョウモン系はあとから写真をよく見ると、ウラギンスジヒョウモンとオオウラギンスジヒョウモンの両方が入り混じっているようです。
上の2枚はウラギンスジヒョウモン
こちらは先程のオオウラギンスジヒョウモンの裏側
そっくりですねー。前翅裏面の白点の有無で見分けます。※2:白点がないのが「オオ・・・」
その後、ミドリヒョウモン、メスグロヒョウモンも見かけました。が、今日の最多はジャノメチョウでした。100匹以上出会いました。。。
というわけで、充実の一日でした。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
前回の蝶日記:【蝶日記】酷暑の山梨へ:7/26
※1:※2のフィールドガイドでいまいち確信が持てないときいつもお世話になる「蝶鳥ウォッチング」にて調べました。
http://yoda1.exblog.jp/14047704/、http://yoda1.exblog.jp/14057292/
※2:フィールドガイド「日本の蝶」で調べました。
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