もともと今週は先週会えなかったフッチーを再度見に行く予定でしたが、あまりにも寒いので中止(まさか雪がちらつくとは😮)。一方、近所を歩く昼散歩では越冬蝶が見られるようになりましたので、過去の記録と比較しながらその様子をまとめようと思います。
これまでも毎シーズン出会った蝶の出現時期やその順番などを報告してきましたが、見た場所などがバラバラなので有意なデータか?と問われると疑問であるという課題がありました。なので改めて、蝶を見た場所をマイフィールドとトランセクトルートに限定して初見日を表にしてみました。更にシーズンの区切りを12/31-1/1間としていましたが、1年で一番寒いのは1月下旬~2月上旬※ですので、シーズンの区切りを1/31-2/1間と変更しています。※さくっと検索したところこの30年間で東京で一番寒い日は1/24だそうです。なので、シーズンの切れ目はやはり1/31で妥当そうです。
表1.各シーズンに最初に見られたチョウ達(越冬・新生混在)
青字は新生種、他は越冬種、TRはトランセクトルート、MFはマイフィールド(3ヵ所)
桜の開花日は気象庁にある東京のデータを引用
表を見るとシーズン最初に飛び出すのは予想通りキタテハ、テングチョウが多いですね。ここにベスト3への登場頻度で見るとムラサキシジミ、モンシロチョウ、キタキチョウが続く感じです。2021年以前は暖かい日にMFに行って越冬蝶の覚醒を確認していましたが、2022からはトランセクト調査できちんと越冬蝶の覚醒を確認できているので、春先はわざわざMFに足を伸ばさなくてもよさそうです。またトランセクトルートであれば在宅勤務の日であれば平日でも周れるので観測日の精度が増しそうです。また、桜の開花日との比較で見てみると今のところ各所の桜開花予報(東京)は3/18くらいのようですが、キタテハが飛び始めたのが昨年より数日早まっているので桜も昨年同様3/14くらいに開花するのではないか?と個人的には思っています。この予想に関しては新生蝶の発生でも検証したいので、トランセクトルート上のモンシロチョウなどの発生日が昨年に比べて早まるのか遅くなるのか?を見て再考察ですね。
また表に戻ると、新生蝶ではモンシロチョウ、コツバメ、ミヤマセセリが目立ちますが、こちらは別途今年の新生蝶が出現しはじめたら新生蝶だけで整理して考察しようと思います(ので解説は次回以降で、、、)。
というわけで、新生蝶の発生ならびに桜の開花日がどうなるか注目していこうと思います。
で、先日撮ったキタテハの写真は先週使ってしまったので今日は写真なしです。。。スミマセン。。。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
・前回のブログは:チョウの分類とかそういう話
・蝶の発生に関する前回の考察は:徐々に早まるチョウの発生の記録
※参考ニュース:強い冬型・寒気は来月初めまで 東京は日曜日が一番寒い
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