Makoqujilaの蝶散歩Ⅱ

【蝶雑記】チョウの分類とかそういう話

今年の蝶の初見・初撮種はキタテハでしたー。2/13日の昼散歩で初見。昨年より1日早い初見でした。初撮りは2/16。(2/23追記:つづけてムラサキシジミを2/14に初見、キタキチョウを2/20に初見)


キタテハ  2024.2.16 東京都(スマホ撮影)

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2年ほど前にある勉強会でチョウについて説明する機会があり、生物全体におけるチョウの位置づけをわかりやすく説明できないかと思っていろいろ調べました。その時に使った図面をブログ用に改編し、ブログの形でまとめておこうと思います。で、チョウの分類に関しても述べ、分類ごとにどこまでブログで紹介できているのか?に関しても整理しようと思います。
で、まず一つ目の図は、節足動物から昆虫の分類までを表しています。

図1:昆虫の分類
昆虫が属する節足動物は全生物の約85%だそうです。で、その節足動物の90%が昆虫です。このことから、「昆虫は地球上でもっとも種類が多い生物である」といえます。
で、この昆虫の系統図ですがとても味わい深いですね。子供のころから蛹にならないことで気になっていたトンボやバッタやセミ(カメムシ目)の位置づけ(類)がそれぞれ微妙にちがって、コウチュウとかチョウとか形が相当違うものが「完全変態」で丸っとくくられているのが直感とちょっと違っていて興味深いです。ハエとかハチはトンボやセミに近い感じがしてましたが違うのですね。で、これらのうちチョウ目(以前は鱗翅目といわれていた)は蝶(チョウ)と蛾(ガ)からなるグループです。
次の図でチョウ目をばらしてみます。

図2:チョウ目の分類
チョウ目は約20の上科に分かれていてそのうち2上科(アゲハチョウ上科とセセリチョウ上科)がチョウの仲間です。セセリチョウ上科はセセリチョウ科のみですが、アゲハチョウ上科はアゲハチョウ科、シロチョウ科、シジミチョウ科、タテハチョウ科に分かれています。なんですが、私がチョウを覚えた頃は、タテハチョウ科がタテハチョウ科、マダラチョウ科、テングチョウ科、ジャノメチョウ科となっていたので、私のブログでのチョウ紹介やインデックスではこの旧分類を使っています。
表にまとめるとこんな感じです。

表1:蝶の分類とブログ化状況
種類が多いのはタテハチョウ科で103種に達しますが、旧分類にするとタテハチョウ科は61種類になります。また、ジャノメチョウ科は29種類とアゲハチョウ科やシロチョウ科より種数が多くなります。何を言いたいかというと、丸っと103種類のタテハチョウ科でまとめるより、旧分類でどこまで撮影できたか?ブログ化できたか?と管理する方が目標が立てやすいと個人的に思っていて、新分類に移行せず旧分類のままとしていますということです。というわけで、旧分類にて科毎にブログ化状況をカウントしてみました。種数の少ないアゲハチョウ科(90%)とシロチョウ科(89%)はコンプリートに近い感じですが、種数の多いシジミチョウ科(79%)はまだまだな感じです。マダラチョウ科(67%)とセセリチョウ科(78%)も苦戦している感じですね。今後もいろいろ遠征の成果を記事にしていければと思います。

各科の最新のチョウ紹介のブログは
・アゲハチョウ科:ヒメウスバシロチョウ
・シロチョウ科:タイワンシロチョウ
・シジミチョウ科:サツマシジミ
・テングチョウ亜科:テングチョウ
・マダラチョウ亜科:マルバネルリマダラ
・タテハチョウ科:ヤマウラギンヒョウモン
・ジャノメチョウ亜科:ダイセツタカネヒカゲ
・セセリチョウ科:ヒメイチモンジセセリ

前回のブログは:第20回 チョウ類の保全を考える集いレポ

参考リンク:
・古世界の住人オフィシャルブログより:ここは蟲のうごめく世界
・雑記帳(あすなろ)より:あすなろ211 昆虫の系統分類
・ESSAY(えっせい)より:日本の蝶は何種類?




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