「今はSNSの時代だよ?今どきインスタ使ってない人は時代遅れっしょ!」
新幹線の改札を抜けたら唐突に耳に入ってきた一言。
それは通りすがりの一人の男の心にグサリと突き刺さる言葉でした。
「何?それ俺のこと?」って…笑
これは昨日、インドネシア語検定の受験をしに東京に遠征したその帰りの出来事。
ちなみに…去年の夏に受けた試験は無事に合格できまして。
今回はその一つ上の級への挑戦でした。
ある程度手応えは感じたので今回も無事に合格できると良いです…。
余談、失礼しました。
それで…
俺に衝撃を与えた言葉の主は、切符売り場の前に屯していた新成人らしき若者たち。
「今日の写真インスタにアップしとくわ!」
「りょ!」
スマホを操作しながら繰り広げられる会話。
成人式の後の同級会の帰りなんだろうなという雰囲気でした。
酔っ払いの会話なのでやたら声が大きいんですよね…。
"時代遅れ"
このワードがやたら俺の頭の中でリフレインしていたのでした。
ボクハジダイオクレナノカ…
なんかショックで一瞬、思考が宇宙に飛ばされたような感覚でした(笑)
新成人になった若者がいる一方で自分は新星人になったってか。。笑
いやはや。
SNSか…。
一応、自分も仕事用とプライベート用でそれぞれアカウントは持っています。
FacebookもTwitterもInstagramも、もちろんLINEも。
メジャーなものはある程度持っています。
他にもWeChatとかWhatsAppとか、上記以外にもいくつか使っているツールはあります。
ただ、そのほとんどが仕事で必要だから使っているという感じで。
連絡手段であるLINEなどは別として、プライベートでSNSを活用しているかと言えば全然ですね…。
仕事ではどうしても情報の収集や発信が欠かせないので積極的に活用していますが。
プライベート用は完全に閲覧のみです。
しかも、プロフィールは初期値のままで何も変更していないというズボラさ。
ログインするのも極々たまーにで。
ほぼ幽霊会員です(笑)
時代遅れなんですかね…やっぱり。
アプリを開いたところで何を投稿したら良いのか分からなくて。。
仕事のように情報発信に明確な目的があるなら別ですが。
普段の私生活の中で投稿の必要性を感じられないんですよね。
不用意に自分に関する情報を晒したくないですし。
私生活をわざわざ誰かに伝えたいとも思わない。
このブログのように日頃の思いを吐き出す場でもないですしね。
自分には投稿する目的がないんだと思います、多分。
インスタに投稿できるようなカメラの腕前もないし。
あとは、SNS上の対人関係が煩わしい…とか。
昔、今となっては懐かしい「mixi」に登録していたことがあって。
あれも自分の肌には合わず、早々にドロップアウトしたタチです。。笑
最終ログイン時間の表示とか、日付のみならず時間まで記録される足跡とか。
自分の行動が他人に逐一晒されているようで嫌いな機能でした。
あとは紹介文。
それほど親しい間柄でもないのに、過剰な褒め言葉と友情を書き連ねるマイミクの紹介文に違和感を感じてしまって。
そうかと思えば、少し絡みがなくなるといつの間にか紹介文が消されていて、その挙げ句、マイミクを外されていたりしてね。
紹介文には「大切な友達」とか書いておきながら、全然友達じゃねーじゃん!みたいな(笑)
足跡のつけ返しや投稿へのリアクションが義務のような雰囲気にはいつまで経っても馴染めず。
そんな見返りがないと継続しない人間関係なんておかしいと思って。
こういう薄っぺらい付き合いが本当に嫌で、愛想が尽きました。
当時とても人気のサービスでしたが、正直何が楽しいのか自分には全く分かりませんでした。
そんな中、SNSで唯一続いたのは「みんカラ」。
“みんなのカーライフ”を略した車好きが集うSNSなのですが。
自分も車が好きで一時期よく車弄りをしていて、カスタムの記録とか燃費の記録とか、取り付けたパーツのレビューとか。
色々と投稿していました。
カッコ良くカスタムしているオーナーの投稿に刺激を受けたり、他のユーザーさんから沢山アドバイスをもらったり。
このサービスだけは唯一楽しいと思いましたね。
やっぱり自分の好きなジャンルに特化していたからだと思います。
車に関する情報の共有という目的があって、使っていて有益でしたし。
それ以外のSNSはもう…全滅。。笑
基本的にプライベートなことで誰かに何かを伝えたい時は、いつも相手に直接連絡して伝えてしまうので。
結局、SNSは活用できず終いです。
自分にとってのSNSはほぼビジネスツール。
プライベートでSNSをやっているかと聞かれても、つい「やっていない」と答えてしまいます。
アカウントは持っていても実際に活用していないので、やっていないのと変わらないと思って。
寧ろ、余計な繋がりを持ちたくないのでそう言っておきたいという気持ちもあります。
古い考えなのか、プライベートは今あるリアルな付き合いだけで十分と思ってしまいます。
そして、誰にも言えない心の声を時々このブログで吐き出せたらそれでもう本当に十二分なんですよね。
今回聞こえた若者の言葉は自分にとっては結構ショックなものでしたが、ひとこと叫ぶとすれば…
時代遅れ上等だ、コノヤロウ!!
……笑
“みんなが〜だから”ではなく”本当はどうしたいの?”って。
いつでも他人からどう思われるかを気にするよりも、人や時代に流されず、自分にとって心地好いと思う選択をしたいものです。
プライベートであれば尚更。
自分は自分、他人は他人。
それを忘れずに生きていきたいと感じた出来事でした。
いつもの事ながら長くなりましたが。
最後に、どうでも良いおまけ話を一つして今回の独り言を終わりたいと思います!
今日は気分転換に早朝から波乗りに出掛けました。
メローな波で人もそれほど多くなく、まったりと遊べました。
だいぶズームにしたので画質が良くないですが、こんな感じのコンディションで。
時折押し寄せる少しサイズのあるうねりをくぐり抜けるたび、冷たさで頭にキーンと来る痛みに耐えながらパドルして…笑
かき氷を一気食いした時のような、まさにあんな感覚です!
とても冷たいのですが、爽快なんですよね。
目の前の波だけにひたすら集中するこの時間は、自分にとっては様々な感情から気持ちをリセットさせてくれる有り難い時間です。
大袈裟かもしれないですが、自分には波乗りがあったから今日まで生きてこられたのかも…。
真冬の波の洗礼を受けてシャキッと気も引き締まって。
最高のリフレッシュタイムでした。
あっという間に過ぎた三箇日。
関東から一気に東北まで帰ってきました。
肌を刺すような寒さが、いつもの自分のフィールドに戻ってきたことを実感させます。
悲しいことは思いっきり楽しいことをして忘れようと。
あの子とそう決めて過ごしたこの年末年始でした。
そんな自分たち二人ですが。
実は元旦に、年明け早々あの子と喧嘩をしまして…。
今回はそのエピソードを書いてみようと思います。
初詣の後、再び千葉方面に戻って木更津周辺をぶらぶらしていた時のこと。
あの子がアウトレットモールに行きたいと言い出しました。
内心、全く気乗りしなかった俺。
年始の初売りの時なんて混雑しているに決まっています。
ましてや木更津のアウトレットパークは首都圏からも近くて規模も大きいので、アクセスが集中するのは必至。
人が混み合う場所があまり好きではない自分としては、平日ならまだしも正月休み真っ只中の混雑するタイミングで行くのは正直嫌でした。
段々と騒がれなくはなってきているものの、コロナもまだまだ流行っていますしね。
あの子だってもうすぐ手術を控えているし、そんな時期にわざわざ感染リスクの高まる場所には行くべきではないとも思いましたし。
こんな状況でなければ、快く連れて行ってあげられたと思いますが…。
自分なりに考えた末に、あの子には上に書いたような理由を添えて「俺は行きたくない」とはっきり言いました。
でも、あの子はどうしても行きたかったようで。
医療従事者としての感染対策の持論をあれこれ持ち出しながら、少し拗ねた感じになって。
俺が頑なに反対したせいもあり、しばらく無言の険悪な空気が続きました。。笑
沈黙が続く中、一旦落ち着こうと静かに深呼吸をし、どうすれば良いだろうかと考えて。
病気の宣告、ご両親との関係、その他諸々。
あの子にはここ最近で色々な出来事があったので、心穏やかでいられないのも分かります。
いつも以上に我儘になってしまうのも仕方ないです。
そこは理解してあげたい。
こんなふうに考えてしまう俺は甘いですかね…。
結局、行ってきましたよ…木更津のアウトレットパーク。
極力混雑を避けるために夕方の遅い時間帯を狙って、施設内で飲食はせず、滞在するのも2〜3時間程度と決めて。
ゆっくり見て回るには明らかに時間が足りな過ぎますが、そこは今回は勘弁してもらうことにして。
あの子もそれで納得してくれました。
実際に到着したのは17時頃でしたが、それでも混雑していましたね…。
施設内に入ってからは、楽しそうに歩き回るあの子を見ていて俺も嬉しい気持ちでした。
それも束の間だったのですが…。
ある時、あの子が手を滑らせてスマホを地面に落下させたんですよね。
そこから彼女のテンションはダダ下がりです。
スマホを落としてしまったことに苛立ち、会計時に決済アプリがスムーズに立ち上がらなかったことで更に苛立ち。
そうかと思えば、今度はバッグからお気に入りのアイシャドウを落として、その衝撃で中のパウダーが割れてしまい、それで益々苛立ち。
挙句の果てに、女性店員が俺をよいしょして楽しそうに話している様子にやきもちを焼き。
結果、めちゃくちゃ不機嫌になっていました。
店員との会話なんて、あんなのただの社交辞令と営業トークだし…。
大体、人通りの多い通路のど真ん中でバッグをガサゴソしたりスマホなんか出してるから落とすんだろって。
そう俺としては思ったのですが、それを言っては火に油を注ぐことになるので黙っていました。。笑
でも最後は「そんなイラついて買い物してて楽しいの?つまんねーんだったら帰るよもう」と冷たい感じで言ってしまい。
口喧嘩になりましたね…。
こっちだって、あの子のために大嫌いな人混みの中を無理して歩いているのに、そこで一方的に不機嫌になられたらイライラしますよ。
相田みつをの名言じゃないですが、俺だって人間だもの(涙)
幸い、その日のうちに仲直りはできたので良かったですけど。
ここまで苛立ちを覚えたのは本当に久しぶりでした…笑
大人気なかったとは思いますが、自分も含め完璧な人間なんていないので。
あの子もプライベートでまで優等生である必要はないんです。
なので、こういう日もあるってことで!
仲直りの印に…というわけではないですが、翌日の夜にあの子との思い出の場所に立ち寄ってみました。
九十九里の刑部岬。
飯岡灯台のところにある夜景スポットです。
あの子とはハタチそこそこの頃に一度訪れたことがあり、再訪です。
当時は既に別れていたのにお互い吹っ切れずにズルズルと関係を続けていて、その時のとても苦しかった心境が蘇りました。
懐かしさもまた然り。
まさかこんなに時間が経ってからね…またこうして出会えるとは夢にも思っていませんでした。
時には今回のようにぶつかり合うこともあるけれども、言葉を交わして喧嘩ができることは幸せなことなのだと。
夜の海に響き渡る希望の鐘を鳴らしながらそう思いました。
この希望の鐘は東日本大震災の復興の象徴として設けられたものです。
今のこの幸せを当たり前と思わずに、感謝しないとですね。
そしてこれからは…祝福はされなくても、このまま自分たちなりに幸せを築いていくつもりでいます。
本当の親不孝は幸せを掴む努力をしないこと。
生意気ながら、今はそんな気がしています。
とても怪しい時間の独り言になりましたが、今の心境はこんなところです…。
新年早々、独り言です。
2023年最初の更新は東京・千葉方面から!
関東はこの年末年始は天気も良く、とても過ごしやすいです。
東北住まいの自分としては、この時期に外でも厚手のフーディーやニットだけでやり過ごせる温暖な気候に感動しております!笑
なんかもう本当に幸せです。。
そして今なんですが。
めでたくフィアンセとなったあの子と駆け落ちの旅の真っ只中です(笑)
あの子の離婚したお母さんにご挨拶がしたく。
それで千葉まで。
お会いするのは本当にいつぶりですかね…。
昨日、現在こちらの地で新しい家庭を築いているあの子のお母さんと面会したんですが。
あまりハッピーな展開にはなりませんでした。
まるで他人事なんですよ。
愛娘であるあの子に対して予想以上の塩対応に、見ていて悲しくなった俺です…。
無理して会わない方が良かったのかなと思うほどでした。
実は、数日前にはお父さんの元も訪ねたのですが。
罵声を浴びせられ、門前払いを食って帰ってくるという始末…笑
昔からとても嫌われてますので、僕は。
過去、何度殴られて顔を腫らしたことか。。笑
殴られなかっただけ今回はマシです。
お父さんにとって、俺と一緒にいるあの子は”節操のないふしだらな女”なのだそうです。
その挙句、あの子が病気になったのは俺のせいだと言われました。
高3の時の初対面のイメージが相当悪かったと思うので、そう言いたいのも分かりますけど。
遊びだったら結婚なんて考えないですよ。
別に逆玉とか、あの子の収入に頼るつもりも全くないですし。
あの子を大事に思うが故の婚約だということをきちんと伝えたかったし、聞いてほしかったですね…。
聞く耳を持ってもらえず残念です。
改めて、家族って何なんだろうって。
あの子の両親を見ていたら、よく分からなくなりました。
「私には家族はいない。」
今回ご両親と久々に面会して、復縁後のあの子が時折漏らしていたこの言葉の意味がようやく理解できた気がします。
同時に、俺はあの子と絶対に温かい家庭を築くと心に誓いました。
ご両親に対しては失礼ながら、反面教師のような思いですかね。
そんなこんなで、祝福されない二人がここにおります。。笑
それで今回は、年末年始の休息ということで。
“駆け落ちの旅”という名目を付けて一昨日から二人で遊び歩いております(笑)
有り難いことに関東は天候に恵まれたので。
日本で二番目に大きいといわれる湖、霞ヶ浦を眺めたり。
ここはレンコンの生産量が日本一の茨城県土浦市です。
車を走らせていると湖周辺には長閑なレンコン畑が続いていました。
近隣の広い公園の中にはオランダ風車があって、展望デッキになっています。
夜は期間限定でイルミネーションのイベントが開催されているようで、敷地内のあちこちに電球が設置されていました。
今回は実際に点灯の様子を見ることはできませんでしたが、電球の数も多くて、昼間とはまた違った美しい景色が見られそうです。
この時期はイルミネーションイベントが沢山ありますよね。
自分たちもドライブをしつつ、別の場所でイルミネーションを楽しみました!
昨日はここで。
千葉県富津市にあるマザー牧場です。
写真の右側に小さく写っている山は富士山ですね。
今年は卯年ということで、ウサギをモチーフにしたイルミネーションが所々に設置されていました。
ちなみに、自分は年男です!笑
完全に暗くなる前には、夕暮れとライトアップのコラボが幻想的でした。
遠くに富士山も見えて。
東京湾も少し見えるようで、自然美と人工美のコラボが素敵でした!
これはおまけで羊のおしり。。笑
こんな感じで駆け落ち2日目を楽しんだ我々二人でした(笑)
本日は妹カップルと合流して昨年と同様、東京羽田の穴守稲荷神社に初詣に来ています。
今年は大行列で結構並びました。
この時間でもまだ行列は途切れてないですね。
あの子と妹が厄除けのご祈祷中の今、妹の彼氏と雑談しながらサクッと独り言をしてみました!笑
タイミングがあったら途中でまた喜びや感動を独り言するかもしれません…笑
昨年は苦難も多かったけれども、2023年は自分にとっても周りの人にとっても幸多き年になりますように。
自分自身と未来の希望を信じて、立ち止まらずに走り続けたいと思います。
では、今回はこの辺で終わります!
今年最後の日誌を更新します。
今回は薔薇の栽培における法律のこと、水やりのこと、先日植えた挿し穂の様子について書きます。
法律のことは栽培を始める前に色々と調べていて重要だなと思ったので、今回もまた自分用の備忘録として書き留めておこうかなと。
この日誌のコンセプトは、主に栽培の経過を記録することですが。
自分なりに調べたことや実践したことの理解を深めるためのアウトプットとも考えています。
今回は特に、全体的にかなりクドイ内容になるかと思いますがご容赦下さい…。
では、まずは法律のお話から。
恥ずかしながら、最初は全く知らなかったんですよね。
薔薇を含め、植物を栽培する際に注意すべき法律が存在するのです。
それが「種苗法」というもので。
この法律の内容についてはWikipedia内で簡潔にまとめられていた記述があったので、以下抜粋してみます。
===抜粋===
植物の新たな品種(花や農産物等)の創作をした者は、その新品種を登録することで、植物の新品種を育成する権利(育成者権)を占有することができる旨が定められている。
=========
実際の条文には途中で読むのが嫌になるくらい細かくて複雑な定義が沢山あるのですが、大枠は上記の通りです。
文化物でいうところの著作権法のようなものですね。
植物の生産を生業としている方々は、長年の研究と試行錯誤を繰り返してより魅力的な品種の生産に尽力されていることと思います。
それはもう多くの工夫と苦労を重ねながら。
その努力の結晶とも言える新品種、いわゆる知的財産が、何の対価もなく第三者に好き勝手に扱われてしまうことは、生産者(育成者)にとっては心外なことですよね。
これを規制するのが種苗法の目的の一つ。
育成者が農林水産省に品種登録の出願をして承認されると、その品種が登録品種となります。
そして、育成者はその登録品種を扱うにあたっての権利者となります。
育成者以外がその登録品種を商業目的で栽培や加工をする場合は、育成者に対して許諾料を支払わなければなりません。
通常、正規ルートで登録品種の苗などを購入する場合は、代金の中に予め許諾料も含まれているそうなので特に気にする必要はなさそうですが。
例えば、今回の自分のように誰かから無償で枝木や苗木をもらうケース。
それが登録品種だった場合、挿し木などで自家増殖して「販売する」という行為は法律上NGです。
なぜなら、譲渡の際も販売の際もいずれの過程でも育成者に対する許諾料の支払いが発生しないからです。
許諾料を支払わなかった場合、これは種苗法違反となり、重い罰則が課せられます。
個人の場合、10年以下の懲役若しくは1千万円以下の罰金で、この二つが併科される場合もあるようです。
法人の場合は3億円以下の罰金。
どちらも相当に重い罰則ですよね。
これが種苗法の中で定義されている育成者権という権利の効力というわけですね。
ただし、これらは商業目的の場合の話であって、そうではなく個人で楽しむことが目的の場合は、この限りではないようです。
あくまで”法律上は”ですが。
ここを強調したのは、そこはもうモラルの範疇だと個人的には思うからです。
生産者が工夫を凝らしてどんどん素敵にアップデートしていく品種は魅力的で素晴らしいものだと思います。
その素晴らしい品種が誕生した裏側で、その生産者がどれほどの労力を費やしてそれを世に送り出したか。
目には見えない部分だけれども、それを楽しみたいのであれば、生産者をリスペクトすべきだと自分としては思うのです。
そのリスペクトするということが、つまりは対価を支払うということなのではないかなと。
普段の生活の中でも似たようなことはあると思います。
外に食事をしに行って、それなりにクオリティの高い料理が食べたいと思ったら、それなりの対価を支払って希望の料理を楽しみますよね。
その金額の中には食材そのものの原価の他に、やはり料理人の手間や技術料も含んでいると思っています。
オーダーした料理が運ばれてきて実際に食する時には、使われている食材や作ってくれた人への感謝の気持ちが自然に湧いてくるものです。
間違っても、その素晴らしい料理を「タダで提供しろ!」などと言うような図々しい真似はしないですよね。
料理人自身も自分の腕前に誇りを持っているはずなので、余程の特別な事情でもない限り、そこらの客に自慢の料理を無償で提供するなどということはしないはずです。
大前提としてそれは彼らのビジネスであり、それだけの価値を有するものだからこそですね。
これは完全に自分個人の感覚の話ではありますが、登録品種の植物を楽しむ場合も同じことだと思うんですよね。
法律上で有りか無しかということよりも、生産者の思いをイメージするべきだよなと。
楽しむ側の振る舞いとして、どうすることがベターなのかという答えは、それをイメージすることによって自ずと自分の中に浮かんでくるものだと個人的には考えています。
それを踏まえて、自分は作り手をリスペクトしたい派です。
そんなことを言って、お前は人からもらった枝で金も払わずに挿し木してなかったか?と思いますよね。
…はい(笑)
自分は無償で枝木をもらい、挿し木で自家増殖しております。
それは、自分が育てている品種「パローレ」が登録品種ではない「一般品種」だからですね。
一般品種の場合は種苗法などの法律は適用外とされており、そもそも育成者権を持つ権利者が存在しません。
その他、特別な規定もないので自由に栽培を楽しむことができる認識です。
登録品種か否かを確認する方法としては、農林水産省の品種登録ホームページからデータ検索をして確認ができます。
確認したところ、今時点で3,527件の薔薇が登録されていました。
ちなみに、自分が栽培中のパローレ(Parole)は、以下、別名が複数存在します。
・Buxom Beauty
・Korbilant
・Garden Queen
・Wanda Ferragamo
・XXL
・KO 91/1154-08
名称は全部で7つですかね。
データ検索のフォームが少し使いづらく感じたので、ページ内のボタンクリックでCSV全件出力して。
そこからExcelスプレッドシートに変換して上記7つを全て検索しましたが、いずれのデータも存在しませんでした。
自分はこの結果を根拠にパローレが一般品種であると判断しています。
もしも検索に不備や見落としがあって自分の判断に誤りがあった場合は、それが発覚した時点で記事を削除ですね。
薔薇日誌は終了です。
ひとまず、現段階ではパローレが一般品種であるとの認識で記事を綴っております。
しかし…法律関係のことは調べるまでは本当に知らなかったな。。
事前に調べてみて、とても勉強になりました。
今回はその辺りの理解のために備忘録として綴らせていただきましたが、植物を栽培する上での自分なりの心得や考えも整理できた気がします。
知らないことを知っていく楽しさを味わうと同時に、奥が深いなと思いました…。
法律関係の話は以上になります。
ここからは、現在の挿し穂の様子をレポートしてみます。
前回の更新から本日までの間にちょっとした気付きや改善点もあったので、それも含めて。
改善点は主に水の与え方についてなのですがね。
挿し木後の初回の水やりで、用土の表面が乾いてきたタイミングで一度50cc程度の水を与えたと前回の記事で書いたかと思います。
これは挿し木をした日から8日後のことでした。
実は、このやり方はあまりよろしくなかったかもしれないと今になって反省しています。。
手持ちの虎の巻(笑)をよーく読んでみたら、”静かにたっぷり水を与える”という記載があったんですよ。
そう、たっぷりです!
水やりに関する説明が書かれた他のページにも、用土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷり与えるとのことが書かれていて。
これは主に植え替え後に行う水やりの説明ではあったのですが、どうやら少量ずつ頻繁に与える方法だと常に表面が湿った状態になるため、根腐れを起こしてしまうようなのです。
なるほどね…。
前回の水やりを反省しながら、その3日後、また少し表面が乾燥してきたので改めて水を与えてみました。
今度はプランター下のトレイに流れ出るくらいの水を思い切って与えました。
量にして300ccくらいですね。
霧吹きで地道にシュッシュッと吹きかけ続けて(笑)
基本的に水やりは午前中が最適とのこと。
午前中は一日の中でも特に、光合成で生命活動が活発に行われる時間帯みたいなので。
水温も冬は15〜23℃くらいに調整して与えるのが良いらしいです。
この辺りは自分はあまり考慮できていなかった点ですね。。
現在は室内でも窓際に置いているので、日光浴はきちんとさせてあげられていると思います。
今日は最後の水やりから7日が経っており、乾きも見受けられたので午前中にまた300ccの水を与えました。
今年ラストの水やりですね。
相変わらず、雨に似た良い音がします。
そして挿し穂ですが、13本中7本に緑色の新芽のようなものが出て参りました!
中でも一番成長しているものを載せてみます。
これ。
新芽ですよね、これって!!
角度は少し違いますが、挿し木当日はこのように赤い蕾のような感じでした。
挿し木から今日で18日目。
新芽が出たということは、ちゃんと発根しているということですよね、きっと。
よっしゃ…嬉しいぜ!!涙
来月になったらタイミングを見て植え替えだな。
夢が膨らみます(笑)
ということで。
以上!
今年の薔薇日誌を締め括りたいと思います。
もういくつ寝ると…
この歌詞がぴったりの今。
あと数日で今年も終わりですね。
気分良く年を越すために最後の追い込みを頑張っているところです!笑
年の瀬が迫って慌ただしい中、この週末はクリスマスに癒されたりして。
自分はキリスト教を信仰しているわけではないのですが、いつも冬のイベントの一つとしてはしゃいでいます(笑)
今年もまた無事に大切な人と過ごすことができました。
あの子と。
去年も一昨年もクリスマスはあの子と共に過ごしたけれども、今年は例年とは一味違った特別な日になりました。
この週末はちょっぴりラグジュアリーな休日を満喫して、今もまだその余韻に浸っております。。笑
その時間の中で、今の時期ならではの華やかな人工美が見れたり、素敵な飲み物と出会えたり、愛の誓いをしたり。
何かと感動の多い週末でした。
最近は気持ちが暗くなるような呟きばかりだったので、たまには少しハッピーなことも独り言してみたいと思います!
今回は、光、酒、愛。
この3つをテーマに自分のクリスマスの出来事を独り言します。
まず…
光というと、この時期はやっぱりイルミネーションですよね!
カメラの技術はさて置き…笑
綺麗なイルミネーションをいくつか写真に収めたので載せてみます。
この週末にステイしたホテルの中庭に続く道。
木々に備え付けられた煌びやかな電飾とランタンが良い雰囲気を醸し出していました。
このスポットは宿泊者以外にも一般開放していて、この日は生憎の天気でありながらも沢山の人が訪れていました。
中庭には池があり、池の水面に反射する光もまた幻想的で。
漆黒の水面に落ちる雨粒が波紋を作って、その波動を受けて滲む光はキャンバス画のようですね。
天候が優れず、徐々に雨が強まってきたので長居はせずに客室から景色を楽しみました。
暖かい室内からこれらを一望できるのはなかなか贅沢な気分です。
今回はあの子がもう一ヶ所見たいと言っていたイルミネーションスポットがあったので、ホテルでのディナー後に少し移動してそちらも見に行きました。
繁華街なのでこちらも賑わいのある場所ですね。
風は寒かったのですが、この時は雨が上がっていたのでゆっくり楽しめました。
他のカップルに紛れて自分たちもイルミネーションをバックに二人で写真を撮ってみたりして(笑)
この時期、人工美も悪くないですね。
ひと通りイルミネーション並木を見て歩いた後、その途中で良さそうな雰囲気の酒場を見つけたので立ち寄ってみました。
ここで素敵な日本酒に出会えたので、忘れてしまわないようにこのブログにも書き留めておきます。
秋田県にある「新政酒造」さんの日本酒なのですが、クリスマスにぴったりのレアな1本がありまして。
これです。
「No.6」というお酒の2022年版”Xmas-type”!
このNo.6は通常、精米歩合の異なるX-type、S-type、R-typeの3種類があり、順番に豪華版、上級版、通常版という位置付けになっているそうです。
そして、このXmas-typeというものは、X-typeに炭酸ガスを添加したスパークリングタイプ。
このNo.6シリーズは火入れをしていない生酒だそうで、とてもフレッシュな味わいでした。
すっきりとした甘さで飲み口が良く、美味しいです!
それからもう1種類、同じ蔵元の「Colors」というお酒。
これもいくつか種類があるのですが、その中の一つの「ラピス」というものを唎酒師の資格を持つ店主にお勧めされて飲んでみました。
2020年版で、これ以降はもう作られていないために希少だとのこと。
美山錦という酒米を使って作られており、爽やかな酸味と米の甘み、そしてどぶろくのような風味を感じました。
実際、どぶろくのように米粒はないのですが、米の粒感を感じさせるような風味のふくよかさというか。
しっかりとお米の味わいが引き立てられているように思います。
どちらもレア感があり、素敵なお酒でした。
本当は今のあの子の体にはお酒はあまりよろしくはないのかもしれませんが。
あの子も気分が高揚していたようで、いつもよりお酒が進んでいました。
今回は俺もそうです。
というのもですね…
この日、ちょうどイブの日、あの子にプロポーズをしまして。
その場で良いお返事をいただくことができました。
あれだけ自分は結婚には向いていないと言っておきながら、急な展開に感じられるかもしれませんけどね…。
最近は色々と大変な出来事もあって、それをきっかけに今後のことをあの子と何度も話し合っていく中で最終的に辿り着いた答えです。
神様はきっと悪いようにはしないはずだと信じていますが。
今は気丈に振る舞っているあの子にも、これから辛いことが沢山待っているかもしれません。
この先のことを真剣に考え始めたら、あの子が辛い時、自分も一緒に寄り添いながら二人で力を合わせて乗り越えていきたいという強い気持ちが芽生えました。
“家族”という今よりももっと深い絆の中であの子を支えていきたいなって。
これから始まる手術や治療によって、たとえ片胸がなくなろうが、全身の毛が抜け落ちようが、あの子に対する愛情は何も変わらないです。
そんな自分の想いと決意をプロポーズという形であの子に示しました。
まだ届出や挙式の時期など具体的なことは何も決めていませんが、今後のあの子の体調も見ながら、自分たちのペースで準備を進めていく予定です。
翌日の昨日は、ジュエリーやブランドのブティックを巡り歩いて、あの子に贈るエンゲージリングをオーダーしてきました。
納期はまだもうちょっと先になりますけどね。
プロポーズ直後もそうでしたが、指輪を選んでいる時のあの子のキラキラとした嬉しそうな表情が忘れられません。
いつまでもその明るい笑顔を絶やさずに元気でいてくれますように…。
聖なる夜にそう静かに祈った俺でした。
婚約。
お互いの人生を左右する大きな進展だと思います。
自分たち二人のことなので、その先の道は決して平坦ではなく、茨の道が待っているかもしれないけれども。
どんな時も一心同体で。
過去に囚われず、未来を恐れず、足並みを揃えてあの子と向き合っていきます。
突然ですが、最近、薔薇の栽培を始めました。
これから不定期で、栽培の記録を『薔薇日誌』というタイトルを付けて綴っていこうと思います。
このタイトルの記事では、栽培する過程で自分が試したことの備忘録として色々と細かくレポートしていく予定です。
記念すべき初回の記事では、薔薇栽培を始めたきっかけや今回育てる品種の紹介、今日までの間にやったこと等々。
その辺りのことを書いてみようと思います!
では。
まず初めに、薔薇を栽培しようと思ったきっかけですが。
今年の6月にとあるバラ園で猛烈に香りに惚れた品種がありまして。
ラッキーなことに母方の祖母がそのバラ園の方と親交があり、その伝手で、つい先日その憧れの薔薇の枝木を入手することができたんですよ。
それで”男手ひとつで華麗なる薔薇を咲かせてみせようじゃないか!”と意気込みましてね(笑)
きっかけとしてはそのような感じです。
一つ言っておくと、自分は園芸に関してはほぼ知識ゼロの超初心者です!笑
植物は昔から好きで自宅でも育てていますが、水を与えるくらいのことしかやったことがありません。
完全に右も左も分からないところからのスタートですね(笑)
その状態から自分はどこまでやれるだろうかという挑戦の気持ちもあり。
とにかく「習うより慣れろ」だなと思い、迷うより先に必要な資材を全て買い込んできました!
そうして、本屋で購入した1冊の本を参考にしつつ園芸に詳しい祖母の知恵も借りながら、マイペースにチャレンジし始めたところであります。
参考までに今回購入した本は、千葉県にある京成バラ園芸さん監修の「改訂版 プロが教える バラのすべて」というものです。
ざっと立ち読みした中で初心者の自分にも分かりやすく感じました。
庭植えだけでなく鉢植えの方法も丁寧に解説されていたことと、僅かながら今回育てる品種の情報も掲載されていたこと。
それらの要素が購入の決め手となりました。
総ページ数は120ページと厚すぎず、写真やイラストが豊富で文字とのバランスが良いので、負担なく目を通せる情報量かなと個人的には思います。
何も知識がないところからのスタートなので失敗する可能性も大いにありますが、まずはこの本に書かれている情報を頼りにチャレンジしてみることにします!笑
今回栽培に挑戦する品種は「パローレ」という四季咲きの薔薇で。
こんな感じの花を咲かせます。
以下、品種の情報です。
【パローレ(Parole)】
作出国:ドイツ
花形:剣弁高芯咲き
花径:15cm前後
樹形:半横張り性
樹高:1.3m
芳香:強香(ダマスク・クラシック)
花言葉:言葉(合言葉、誓いの言葉)
「剣弁」と呼ばれる尖った形の花弁は、一般的にイメージされる薔薇の花の形ですかね。
開花時の鮮やかなマジェンタピンクの巨大輪は迫力があります。
そして、この品種が放つ芳しいダマスク・クラシックの香りこそが、僕が一瞬にしてハートを奪われた香りです(笑)
夜、この香りに包まれながら眠ることができたら幸せだな…笑
それが叶うように頑張って育てていこう!
栽培の方法って一つではなく色々とあるみたいですけどね。
自分が今回トライしたのは挿し木による栽培です。
冬季の今は薔薇も休眠期で、このタイミングで行う挿し木のことを「休眠枝挿し」というそうで。
適期は11月〜1月とのことで、今は12月なのでちょうど良いタイミングですね。
ただし、これは関東圏を基準にした目安なので東北住まいの自分の場合は若干のズレはあるかもしれません。
その辺りはちょっと分からないので…とりあえずお手本通りにやってみることにしました(笑)
これは先週、祖母と一緒に摘んだ枝木です。
祖母の目利きで良さそうな枝を摘ませていただきました。
摘み取った枝から葉を全て取り除き、念の為アルコール消毒した剪定バサミで2節ずつに切り分けていきます。
この切り分け作業は完全に祖母任せにしてしまいました(笑)
2節ずつに切り分けた枝はこのような感じで、これを「挿し穂」と言います。
挿し穂は直径が5〜7mm程度のものが発根しやすいそうで、あまり太すぎるものは挿し穂として適さないみたいです。
出来上がった挿し穂の直径を測ってみたら、おおよそ適切なサイズでした。
これを今度は30分ほど水に浸します。
今回は祖母からのアドバイスで植物活力素を加えてみました。
「メネデール」という商品なのですが、これは鉄をイオンの形にして水に溶け込ませたもので、植物が元気に生長する手助けをしてくれる液体です。
この液体を100倍に希釈した水に挿し穂を浸しました。
元気に育ってくださいねと願いを込めながら挿し穂を水に浸している間に、今度は土の準備です。
赤玉土(中粒)と鹿沼土。
名前の通り、左側の色が濃くて粒が大きい方が赤玉土です。
右側に見えている色が明るめで粒が細かい方が鹿沼土。
この2種類の用土を1:1の割合で混合して挿し木のための土壌を作っていきます。
出来上がった挿し穂の本数は全部で13本で、上記の用土をそれぞれ1Lずつの計2Lを使いました。
プランターは幅350×高さ150×奥行178mmの土容量4Lのものがぴったりでしたね。
この混合土に水をたっぷり吸収させておきます。
どちらの用土も吸水性が高いので、水を吸う時に音がするんですよね。
サーというのかザーというのか、土砂降りの雨の音を連想させるような音がします。
自分は雨はあまり好きではないのですが、ヒーリング効果を感じました(笑)
そんな感じで、挿し穂と土壌の準備が整ったところで、いよいよ植え付け作業です!
割り箸などで5cm程度の深さの穴を挿し穂の本数分作り、上下を間違えないように挿し穂を植えていきます。
植え付け後はこのような感じ。
本来は枝の先端部分は挿し穂としては使わないそうですが、オマケで植えてみました!笑
これで挿し木の作業は完了です。
ちなみに、この作業を行なったのは先週の日曜日、12月11日です。
この後の作業としては、無加温の室内で土壌の水分の状態を日々チェックして、乾いてきたら霧吹きで湿り気を与える感じです。
過度に水分を与えるのは良くないそうなので、そこは注意が必要ですね。
挿し木後は、一昨日の12月19日に一度50cc程度の水分を与えています。
土壌の表面が少し乾いて色が薄くなったタイミングで与えてみました。
栽培環境としては、室温は15〜18℃、湿度は55〜70%です。
普段生活しているスペースでチャレンジしているので、この辺りの数値は一定ではないんですよね。。
とりあえず、今日までの状況としてはこんな感じです!
上手く行けば、挿し木から約1ヶ月ほどで発根するとのこと。
きちんと発根して経過が順調な場合は新芽が出てくるそうなので、そうなったらしめたものですね!笑
何せ全くの初心者がやっているので、上手く行くかどうか不安なところではありますが…。
日々観察しながら進展を待つことにしましょう。
そんなところで…今回の薔薇日誌は以上です。
何か進展があれば、またレポートしたいと思います!
こんばんは。
もうすぐ12月も中盤に差し掛かりますね。
冬も本番になり、寒さが体に応えます…。
実はあれからずっと東北で過ごしておりました。
いやもうガクガクブルブルで!!
室内でも寒い寒いとブルブル震えている自分が弱カス過ぎて悲しくなる毎日です(笑)
最近は良いことがあった一方で、そうでないこともあり。
色々なことが一度に降り掛かってきて、若干心が折れ気味でした。。
今年は最後の最後にこれかよ…という出来事に、内心ギブアップ寸前な気持ちです。
あー、人間はなんて脆くて弱い生き物なんだろうかと日々思いながら暮らしています。
人間がというよりも、俺が弱いだけですかね(笑)
まあ、そういう時は外に出て自然界に助けを求めに行ったりするんですけどね。
氷点下のこんなにも寒い中で、それに負けずに力強く花開く植物に勇気をもらったりして。
これは冬桜でしょうか。
冬に咲く桜を見るのは初めてです。
ちなみに、冬桜の花言葉は「冷静」だそうで、まさにその通りの印象です。
枯れ木に囲まれて緑の兆しもなく凍てつくようなこんな真冬に、すごい生命力ですよね。
その生命力を肖りたいものです…。
さて、今回は…あの子に纏わる独り言をします。
いつにも増して重たい内容になりますが、僕の心の整理のためにご容赦いただければと思います。
次回こそは明るい内容を呟きたいものです…。
先日、あの子が乳腺科で受けた検査の結果が出ました。
右胸のしこりの正体。
それは繊維腺腫という良性の腫瘍でした。
あの子の口から「良性」という言葉を聞いた瞬間、心底安心した俺。
よかった…と。
嬉しさを隠せず、ハイテンションで会話を続けていたのですが。
そんな喜びも束の間で。
「でもね…」とあの子が言葉を繋ぎました。
その良性の腫瘍の近くに、そうでないものも存在していることがその検査の結果で同時に判明した…と。
一瞬、思考が停止しましたね…。
これについても率直に書くと、あの子の胸に0期の悪性腫瘍が見つかりました。
非浸潤性の乳管がん…です。
段階としては超早期で、その悪性腫瘍の大きさは1mmほどだそうです。
通常このサイズで発見されることは稀で、触診で気付くことは不可能な大きさです。
加えて、X線や超音波などの画像診断であっても発見が難しい段階だと聞きました。
今回あの子は良性腫瘍の発生がきっかけで受診し、針生検で直接細胞を採取して調べたことで悪性腫瘍の存在にも気付くことができたんですよね。
繊維腺腫さまさま…という感じです。
今回これがなければ悪性腫瘍の存在には誰も気付くことはできませんでした。
その良性腫瘍の存在についても、俺があの子に触れたことで初めて発覚したのであって、本人はその時までその存在を自覚していませんでした。
様々な偶然が重なっての早期発見だったと思います。
見た目に変化がない分、当の本人でも見落としてしまうことがあるのだと思うと、女性自身の定期的なセルフチェックの重要性が窺えます。
パートナーがいる人であれば、そのパートナーとの肌の触れ合いが命綱になることもあるかもしれません。
身も蓋もない話ですが、例えばそれが純粋な愛情だけでなく男の淫らな欲望に誘引されたものだったとしても、パートナーの異変にいち早く気付くことができるのであれば、それはファインプレーではないかなと。
そんな風に自分は今、結果論で何とも都合良く捉えています(笑)
きっとこれはエロスの金の矢が導いた幸運だ!と。
ギリシャ神話の話ですね。。笑
相変わらずのロマンチシストのアホらしい思考回路ですが、そんなアホなことを語りながら必死に自分で自分の気を紛らわしているところであります(笑)
あの子はこれから腫瘍を摘出するための手術を受けます。
手術をしたらそれで終わりではなく、摘出した腫瘍から改めて病理検査をし、その結果で今後の治療方針が選定されます。
現時点で0期と診断されているからといって安心ができるわけでもなく、一つ一つは小さくても予想よりも広範囲に病魔が散らばっている可能性も否定はできません。
今後の検査結果によって病期の判定が変わることも可能性としては有り得ますしね。
仮に悪性度が高くて進行が早いタイプだったとして、他の臓器への遠隔転移が確認された場合は、腫瘍の大きさに関係なく問答無用でⅣ期となりますからね…。
まだ色々と明らかになっていないことが多い現段階で、本人以外の人間が勝手にあれこれ想像して不安になることがどれほど無駄で意味のないことであるかということも分かっています。
それでも、原発巣が他にあるのではないか…とか、もしリンパ節転移や遠隔転移があったら…とか、どうしても悪い方向へ考えてしまいます。
あの子を失うことへの恐怖心が拭い切れません。
診断結果が出た今、あの子は至って冷静です。
こんなに早期に発見できたことが奇跡で、私はすごくラッキーな女だ、と。
そう言って俺に何度もお礼の言葉をくれます。
専門分野は違っても自身が医師としてそれなりの知見があるからこその前向きさなのかもしれませんが、言葉には出さなくとも、何らかの失意は多少なりともあるはずだと勝手ながら思っています。
あの日に見た冬桜のように冷静で前向きなあの子の様子を見るたびに、逆に俺の方が励まされてしまっているという情けない状況なんですけどね…。
現在の医学界では、0期の乳がんの場合、5年生存率はほぼ100%というデータが出ているようです。
世の中に「絶対」というものは存在しないとしても、とても希望の持てる数字ですね。
そうはいってもな…。
癌…ですか。
とても嫌な響きです。
この「癌」という漢字に対して思うことがあります。
部首の「疒(やまいだれ)」の中に「嵒(いわお)」という文字が収められているこの漢字。
嵒というのは岩山を表す漢字であり、「品」と「山」を上下に結合したような形の少しゴツゴツとした印象の文字ですよね。
そこに部首を加えると「癌」という文字になります。
この漢字をまじまじと見ていると、何だか上部の「品」の部分が分裂を繰り返して増殖する細胞を表しているように自分には見えてきます。
それが無秩序に「山」のように塊を成し、やがて正常な組織に浸潤しながら「嵒」のように固く頑固な腫瘍と化していく「癌」という病の様子をそのまま表現しているように見えます。
あくまで素人の勝手な想像でしかありませんが、これも象形文字の一種なのではないかなと。
忌まわしさを感じて、いつ見ても好きになれないですね、この漢字は。
両祖父、両親、親戚、友人、そして今度はあの子まで。
既に亡くなっている人も含めて、自分の周りは癌患者だらけです。
癌の種類や程度によって治療方法も様々ですが、どんな経過を辿るのかは近くで見ていた者としてそれなりによく分かります。
宣告を受けた時点で既にもうどうにもならない状態だったというパターンも実際にありました。
それと比べれば、あの子には十分過ぎるほどの希望があるのだと自分に何度も言い聞かせ続けています。
明るい未来を信じて前向きに突き進んでいるあの子の足を決して引っ張ることのないよう、俺もシャキッとしないといけないですね。
間違いなく、今一番狼狽えているのは自分なので。。
頼りない野郎だと幻滅されないようにドシッと構えて男気を出していかないと、あの子に振られてしまうでしょうね!笑
自分がすべきことは何か。
してあげられることは何か。
その時々でじっくり答えを考えながら、あの子を支えていきます。
本日、11月最終日。
明日からとうとう師走に入り、今年も残すところあと約1ヶ月となりました。
悔いを残さず今年を締め括ることができるように、ラストスパート頑張っていきたいですね!
そんな自分ですが、予定外にもまた東北へ帰ってきています。
先週、向こうへ戻ったその日に親戚の急逝を知らされて、翌日金曜日の夜に再び帰省しました。
悲しい出来事というのは続く時は続くものですね…。
そして、誰かが亡くなった時というのは周囲の様々な人間模様が浮き彫りになるなとも感じたこの数日間。
最近は色々と思うことが多くて更新頻度が上がっております(笑)
今宵もまた胸の内を綴っていきます。
俺が部屋で真面目に仕事をしていると思って先ほど妹が淹れてくれた、サンタクロースの紅茶を飲みながら。。笑
ちょっぴり陰口的なボヤキも含みますが、悪しからずご容赦くださいませ…。
親戚の葬儀。
この日曜と月曜の二日間で、自分たち家族は葬儀場での受付や段取りを手伝いながら、通夜式から納棺、告別式、火葬、納骨までを立ち会ってきました。
故人は俺の亡き父の妹の配偶者です。
何の前触れもない心筋梗塞による急逝でした。
穏やかで口数の少ない人だったということもあり、自分は親交も深くはなく、会話も指で数えられるほどしかしたことのない間柄です。
それでもやはり心は痛みました。
父方の実家に婿入りしたお婿さんだったのですが、この夫婦は離婚はしていないものの10年以上ずっと別居状態だったようです。
話の流れから察するに、このお婿さんは長年勤めていた会社を定年退職したと同時に家を追い出され、その挙句に諸々の支払い関係を全て押し付けられていたような雰囲気です。
妻である父の妹は、故人の亡骸を前にして悲しむどころか、通帳がどうだとか、相続がどうだとか、開口一番に金の話ばかりでした。
そういう様子からも、夫に対する愛情など微塵もなく、金によって繋ぎ止められていた婚姻関係だったのだろうと察します。
俺としては何となくですが、お婿さん側にはまだ妻への気持ちがあったのではないかと思うのですがね…。
だいぶ惚れ込んで結婚したというような話を聞いたことがあるので。
一方で、父の妹は兄嫁である俺の母親に過去このように言っていたそうです。
本当は他に結婚したかった人がいたけど、兄貴のせいで破談になったと。
だから結婚相手は妥協したんだ、と。
これは言い換えれば、“お前の旦那のせいで私は幸せになれなかった”ということなのだと思いますが。
そういうことを言いますかね、普通。
兄妹の間で何があったのかは知らないですが、文句があるなら兄嫁ではなく兄本人に直接言えば良かった話です。
それに、結婚相手のお婿さんに対しても失礼極まりない発言ですよね。
基本的に自分の意見が絶対で、考え方がいつも自分中心。
何か話せば一言も二言も余計な言葉が付いてきて、その言葉を受け取った相手がどう感じるかということはまるでお構いなし。
昔から我々家族とはだいぶ感覚が違う方々なので、あまり深いお付き合いはしていません。
関わると精神的に疲れるので、自分もあまり父方の実家には近寄りたくないというのが本音です。
思えば父が亡くなった時も、死亡保険金はこっちのものだとか何だとか色々と言ってきて、金金金と騒いでいました。
弔いの気持ちよりも金なんだな…と悲しくなりましたね。
悲しみで憔悴している時に執拗に金銭関係の話をされるのは本当に苦痛です。
揉めるのも面倒だし、そんな気力もなかったので、父の保険金はあちらの家の方々に全部受け取ってもらいました。
他にも、財産がどうだこうだと向こうがあれこれ言ってきたものについては全て引き渡しています。
目を三角にして…そんなに欲しいなら根こそぎ持っていけばいい。
一々ゴタゴタ揉めてまで金なんて要らないですよ。
そんな厄介なものは手放してしまった方が清々します。
他人の金に執着することほど卑しくて醜いことはないと本気で思いました。
いつまでも父に頼らなくてもこれからは俺が養っていくから大丈夫だ、心配するなと。
この時、父名義になっていた実家の生活全般の支払名義を全て自分名義に変更し、母と妹に物凄く強気な誓いを立てたことを思い出します。
言ってしまった以上、もう有言実行するしかありません!笑
そんな感じで家族への誓いを守るということも、その後の自分の行動や日々の仕事に対するモチベーションの一つになっています。
複雑な親戚関係で、ましてや俺なんか父の養子であちらの親族とは血の繋がりも一切ないんだし…という、どこか他人でありたいと思う気持ちも正直あるのですが。
父と縁が持てたのも父を産み育ててくれた父方の実家があったからだと感謝の気持ちは持つようにして、最低限必要な適度な距離感で今後も上手くお付き合いしていこうと思っています。。
過去回想が入って話が脱線しすぎましたが、今回は故人に対しての身内の愛情が少しも感じられない寂しい葬儀だったな…と。
そういう意味でも、何だか失望にも似た悲しい気持ちです。
ただ一つだけ。
今回お世話になった浄土宗の僧侶様のお話がとても心に沁みました。
浄土宗というと、ご本尊様は阿弥陀如来です。
”南無阿弥陀仏〜”というお経は馴染みがありますよね。
人は誰しもがいずれ亡くなってしまう時が来るけれども、それで終わりではなくて、また次のステージが待っているのだそうですね。
仏教の教えでは、人が亡くなるということは、仏様にこの身体をお返しして、魂が極楽浄土へ還っていくということなのだそうです。
通夜式の時に僧侶様が言っていました。
極楽浄土は、先にお亡くなりになられたご先祖様や大切な方々にお会いできる場所であり、これまで会いたくても会うことができなかった方々にお会いできる場所なんだと思っていただければと思います、と。
そして「南無阿弥陀仏」という言葉の意味は、その大切な方々に”また会いましょう”と伝えることであり、”必ずまた会うんだ”ということなんだと私は思っております、と。
故人とその参列者の心に寄り添うように温かく優しい口調で語られたその言葉に、胸に込み上げてくるものがありました。
淡々と進行する事務的な葬儀の中で、俺一人で目頭を熱くして何だか自分が馬鹿みたいだとも思えてしまったのですけど。。笑
他人はどうあれ、自分はとても救われた気持ちになりました。
物の捉え方や感じ方は人それぞれで、それは誰かに強制したりされたりするものではありません。
自分がどう感じたか。
それを感じたことによって、これから自分はどうしたいと思うのか。
自分の中に生まれたその素直な感情を蔑ろにせずに、自分との対話も大切にしたいなと。
そんなことに改めて気付かせてもらえた尊い機会でした。
おはようございます!
始発の新幹線の中から更新します。
名残惜しいですが、再び東北を発ちました。
今日は朝っぱらからネガティブ系の重たい呟きになりますので先にお断りしておきます。
この数日でまた色々と思うことがあったので…。
ここでネガティブな気持ちを吐き切って今日一日を乗り切ろうと思います。
一昨日、約4ヶ月ぶりにあの子と会うことができ、タイムリミットギリギリまで共に過ごした今朝。
約32時間の滞在でした。
初日はあの子と落ち合った後、とあるバーで久々の再会を喜びながらお酒を嗜みました。
カッコ付けて普段あまり飲まないブランデーをオーダーしてみたりして(笑)
心配していたあの子の様子はというと、表情も明るくて元気そうでした。
乾き物をお供に二人で軽く嗜んでバーを後にし、あの子の住むマンションにお邪魔して甘すぎる幸せな時間を過ごしたのですが…。
そこで不安と恐怖を感じさせられるような出来事があり、突如どん底に突き落とされたような気持ちになりました。
俺、あの子にまで置き去りにされるのかな…って。
あの子も梓さんと同じところに行ってしまうのだろうか。
俺を置いて。
人生、頑張ればそれなりに自分の望む通りに生きられると実感しながら最近は過ごしていたけれども、自分が頑張ったところで人の寿命はどうにもできない。
ついそんなことを考えてしまうような出来事との遭遇。
率直に言うと、あの子の右胸に謎のしこりを見つけてしまいました。
少々センシティブな表現にはなりますが、乳頭のちょうど裏あたりに何かがあったんです。
幸せな時間の中に垂れ込めた暗雲。
お前は一体何なんだ…。
あの子の一部に対して”お前”なんていう言葉は使いたくはないけれど、4ヶ月前にはなかったはずの何かがそこには存在していました。
あの子も「ほんとだ…何かあるね」と。
俺が気付くまでは本人も気が付かなかったようです。
この時、ふと小林麻央さんのことを思い出してしまいました。
彼女は胸の病気で今のあの子と同じ年齢でこの世を去っています。
実は自分の母親も今から約14年前に同じ病気を患っていて、当時同じく30代でした。
当時のことはまさにこのブログの過去ログでも少し書いていたりしますが、治療期間中は家族としても辛いものだったことを思い出します。
母については現在のところは幸い再発も見られず健在ですけどね。
ただ、母の場合は「完治」と言われるまでには20年間の経過観察が必要で、未だに年に何度かは病院へ足を運んでいます。
まだあと6年は油断ができない状況です。
長いですよね…。
同じことがあの子にも降り掛かるのだろうか。
心配性の自分の頭の中では、いつものことながら勝手な妄想ばかりが先走ります。
あの子はいつも通り「大丈夫」と、凛としていました。
早速今日、乳腺科を受診してみると言っていましたが。
結果が怖いですね。
一番不安なのは俺なんかよりも本人のはずですけど。
もう懲り懲りですよ…愛する人を失うのは。
二度もあんな思いはしたくありません。
とりあえずは、まだ悪いものと決まったわけではないので。
やっぱり自分は大袈裟だったなと笑える結果になることを心から祈ります。
朝からとても重たい話題でせっかくの爽やかな朝が台無しですね…。
あれこれ思いを巡らせながらこれを書いていたら、もうすぐ到着の時間になってしまいました。
今日は時事ニュースもろくにチェックしていない怠惰なスタートだな。。
ひとまず、新幹線を下りたらネガティブな感情は封印して仕事モードに切り替えます。
通勤ラッシュの人混みに揉まれれば、きっとシャキッとするでしょう!笑
幸運を祈りながら…今日からまた頑張ります。
今宵は新幹線の中から独り言します。
只今、東北に向かっています。
明日の仕事の予定を全て調整して、向かっているのはあの子の元です。
会いたくて仕方がなくなったので会いに行こうと思って。
急遽…。
今回は僕のダサい惚気話のような恋愛ネタになるので、時間を無駄にしたくない方はスルーした方が良いかもしれません(笑)
本日のタイトルは映画のタイトルをほぼ丸パクリしました!
新幹線に揺られながら、心のままに思いの丈を綴ります。。笑
一昨日の夜、いつも通りあの子とビデオ通話をした時のこと。
何だかあの子の様子がいつもと違う気がしました。
物憂げな声と表情で「会いたい」と言われまして。
独り言のようにボソッと零した感じでしたけど…。
何かあったのかと思ってそれとなく聞いてみたけれども、笑顔を作るばかりで何も答えないんですよね。
思えば、昔からそうでした。
「大丈夫」と、本当は大丈夫じゃなくてもそう言うんです。
他人に迷惑を掛けたくなくて、一人で何とかしようとする癖があの子にはありました。
今も仕事ばかりに夢中になる俺を文句一つ言わずに応援してくれているけれども、たぶん言いたいことは沢山あるはずです。
仕事の都合であの子と会えなくなってから4ヶ月が経とうとしている今、自分としても色々と考えていることがありました。
有り難いことに仕事は上手く行っていて、夏から引き継いだ大炎上プロジェクトも今では安定稼働していて終わりが見えてきました。
他にも色々と仕事の依頼が増えたり、計画中のものも着実に進んでいて、来年のスケジュールもどんどん埋まってきています。
このまま行けば、俺は引き続き仕事漬けです。
今と変わらない状況がこの先もずっと続いていくことになると思います。
あの子と一時的に会えたとしても、落ち着きなくまたすぐにどこかに飛び立つことになるでしょう。
自分にとってあの子は掛け替えのない大切な存在です。
でも、お互いの年齢を考えると、その気持ちだけではあの子をまた不幸にしてしまうことが目に見えます。
復縁して来春で2年になりますしね。
20代までの恋愛とはステップを変えていかないといけないかなと、この数ヶ月あの子と離れてみて、チャラい男なりに真剣に考えるようになりました。
あの子はどんな将来設計を考えているのか。
そして俺自身も、この先あの子とどうしていくつもりなのか。
お互いが描いている将来の展望と気持ちの擦り合わせをしないと、先行きの分からない関係を続けていては、不安にさせるばかりであの子が可哀想ですよね…。
とても大切なことなのに、過去の俺の婚約者との死別のこともあり、お互いに何となくタブー視していたような気がします。
本来は俺の方から持ち出さなければならない話題のはずで、あの子は俺の口からこの話が出るのを少なからず待っていると思います。
これまでずっと聞きたくても聞けなかったんじゃないかなと…。
向き合わなければならないことから目を背けて、好き勝手に振る舞ってばかりで、申し訳ない気持ちです。
これは後回しにできない優先度の高い課題であり、あの子ともなるべく早めに話し合いが必要だなと。
最近は一人でずっとそんなことを考えていました。
あの子は俺の挑戦をいつも応援して支えてくれている寛大で理解のある素敵な女性ですが、いつもそんなに完璧じゃなくてもいいのになと思います。
ふざけている時は俺のことを平気でディスりまくるくせに、肝心な時に物分かりが良すぎるんですよね。
今回みたいに会いたいなら会いたいって、何か面白くないことがあるなら面白くないって、言ってくれていいのに。
俺が本音を言いにくくさせてしまっているんですかね…やっぱり。
面倒なことを言ったら嫌われるとか、俺が離れていくかもとか、思っているのかな。。
俺だっていつもあの子にそのうち捨てられるんじゃないかとヒヤヒヤしながら過ごしていますけどね(笑)
病院勤務でね…普段から同業のハイスペック男子に囲まれて仕事をしているのだろうから、これは俺にとっては脅威ですよね!笑
「遠くの恋人より近くの男」みたいなことを想像すると、俺は圧倒的に不利な立ち位置なわけで。
素敵なドクターが日々あの子を口説いているかもしれない…。
完全に妄想ですが、考えると鬱になりますね(笑)
それを恐れてジムに通ったり美容に力を入れたり、男磨きを頑張っている次第です。
あの子一人にモテ続けたいがために!笑
単純な男ですが、今回のあの子の「会いたい」は本音を聞けた気がして嬉しかったです。
もっとあの子の本音に耳を傾けないといけないなと思った出来事でした。
…と、こんなことがあり。
自分は今、新幹線に乗ってしまっているというわけです。
何事もなく元気だといいんですけどね…。
ちょっと心配です。
ひとまず、今夜は22時過ぎにはあの子のところに行けそうです。
明日は祝日であの子も時間が取れるようなので、ゆっくり過ごせるかな。
既に会いたい気持ちが爆発しているので、顔を見た瞬間に飛び掛かってしまいそうな予感。。笑
まったく、いい歳の男がアホですね(笑)
では…もうすぐ駅に到着するのでこの辺で終わります。