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まんやま独歩

北大船のミヤマキリシマ 天空のピンクカーペット

6月5日 平治岳のミヤマキリシマを見に行きました。計画では平治岳の後に北大船に行くようにしていましたが、午後から雨が降ったり、平治岳登山で体力を使い果たした場合はカットすることも考えていました。
当日の天気は曇り。登りはじめにすれ違ったご婦人(この方は坊がつるに2泊3日のテント泊の重装備)に花の様子を尋ねたら、「きれいでしたよ。北大船」という言葉が返ってきたのでした。

北大船か…


平治岳山頂から見た北大船


山頂周辺はかすかにピンクがかっている程度でしたが、件のご婦人の言葉には力がありました。
あの素晴らしさを誰かに伝えたいというような言葉の力が。
平治岳の登りでヘトヘトになりましたが、平治山頂のミヤマキリシマを見ていたら復活しました。

これから北大船周回の様子です。

平治岳を後に下りていきます。


大きなダンドウツツジ


この景色を見ながら昼飯


豪華ランチ

菓子パン2個と牛乳、そしてコーヒー
朝の5時出発だったので、高速のSAで買ったもの。

平治岳の下山途中、花に向かって話しかけている人がいました。

「お前も枯れたのか」と、周囲にはばかることもなく。

一瞬、万太郎先生かと思いました。
その人が語りかけていた先には、たった一輪だけ花が残っていました。


白いミヤマキリシマです。

「ミヤマキリシマ」も万太郎のモデルである牧野冨太郎さんが命名したものです。


もうすぐ大戸越


分岐


このとき計画より30分遅れの13時。天気は曇り。
どうする家康!
めったに来ることがないので、少し無理をしてでも北大船へ。
平治岳に登ったのも実に41年ぶりで、次にいつ来られるか分かりませんので。

「きれいでしたよ、北大船」の言葉をエネルギーに変えて登っていきます。


鮮やかなピンク


蕾もたくさん


イワカガミのピンク



坊がつる


登り切ったところ


ここからは平坦な道、大パノラマが広がる天空の散歩道です。



蕾が多く五分咲きですが十分きれいです。



ため息をつきながら







天空の散歩道は続きます。
次々に変わる景色にため息をつきながら…
「きれいね」と独り言を言いながら…


バックに由布岳



ドッキリ!



根子岳方面


久住方面


三俣山方面

両方面まとめて




段原に到着

あらためて北大船方面


大船方面


「坊がつる」賛歌に歌われている通りの世界でした。

 ミヤマキリシマ咲き誇る
 山はピンクに大船の
 段原彷徨う山男
 花の情けも知るものぞ


花に酔いました。
山に酔いました。
今も二日酔い状態でブログを綴っています。
心地よい酔いです。

山ってやっぱりいいな
苦労してでもまた登りたくなる
そんな山っていいな…

ピンクのカーペットを彷徨い過ぎて、浦島太郎になるところでした。

坊がつるに向け下山開始。


坊がつる着


駐車場着 17時15分


あれだけいた車が4台になっていました。

一緒に登った先輩は熊本から、私は長崎から
めったに来られないので遊び尽くしました。
 
1日経ってもまだ心地よい余韻に浸っています。

コメント一覧

manyamadoppo
白いミヤマキリシマは話には聞いていましたが初めて見ました。そこに立っていた男性は、朝ドラの万太郎のように本当に花に話し掛けていたのでした。
北大船は天気を口実にしてカットも考えていたのですが、めったに来る機会がないので、この際にとチャレンジしました。老体にむち打って登った甲斐がありました。
蕾も多くありましたので、今週末くらいが満開ではないでしょうか。扇ヶ鼻も楽しみですね。
TANE
41年振りの平治岳、今回は北側から登られたんですね。
平治の下りに咲いているあの白いミヤマキリシマも虫にやられて瀕死の状態でしたか…
大戸越まで下り、その後よくぞ北大船まで回られましたね。夏の北アルプスも大丈夫みたいですね。
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