10月17日(土)より約2カ月間にわたって、テレビ朝日系にて「フィギュアスケートグランプリシリーズ2009」の放送がスタート。4日、同局にて日本から出場予定選手のうち浅田真央、安藤美姫、鈴木明子、中野友加里、織田信成、小塚崇彦、高橋大輔の7人とメーンキャスターを務める松岡修造が出席し、会見が行われた。
「グランプリシリーズ」は、フィギュアスケート界において、オリンピック、世界選手権と並ぶ3大大会の1つ。フランス、ロシア、中国、日本、アメリカ、カナダの世界6カ国を転戦するグランプリシリーズを勝ち抜いた上位6人のみが12月に日本で行われる「グランプリファイナル」へ出場できる。1人最大2大会まで出場でき、その獲得ポイントでファイナル出場が決定。また、今回のグランプリファイナルは“バンクーバー五輪日本代表選考対象協議会”ともなっており、ファイナルで表彰台に上った日本人最上位選手は、来年2月開催のバンクーバー五輪代表に内定する。
会見では、7人が今シーズンのテーマをそれぞれ書いて発表した。小塚のテーマは“フリーを極める”。小塚は「今シーズンのフリーは僕にとって難しいプログラム。曲に助けてもらえることがなく、このプログラムが生きるも死ぬも自分にかかっていると思うので。終わったときに盛り上がる、というよりは後でふつふつと感動がわいてくるような演技を目指したい」と演技についての具体的な目標を述べた。
続いて発表した織田の目標はずばり“ファイナル表彰台”。織田は「ファイナルへ絶対行くぞ、という強い気持ちと、表彰台を目指す、というさらに強い気持ちでグランプリシリーズに臨みたいので、この言葉になりました。オリンピックにも出場したいですし。力まずにリラックスして、落ち着いて自分のいいところを出していきたい」とバンクーバーへの強い意気込みを見せた。
そして、昨シーズンはグランプリシリーズ直前のケガで全試合を欠場、今季の復活に期待が掛かる高橋は“自分らしく楽しんで その先に優勝”とテーマを掲げ、「成績、優勝ということにとらわれず、自分自身、スケートの内容、プロセス、すべての状況を楽しんで…その先に成績が付いてくれば。1年間、表舞台に立てなくてむなしい気持ちになった時もあったので、滑れるという喜びを感じながらやることが一番大事かなと。その喜びを自分自身が感じられたら周りにも伝わって、それが“表現”という部分でも出てくると思うので。今年の僕自身のテーマが“楽しむ”なんです」と、そこに込めた思いを説明した。
一方女子は、昨年グランプリシリーズに初出場を果たし、今シーズン2試合出場の鈴木が“ベストのスケートをしてファイナルへ!”と目標を。鈴木は「2試合出るのが初めてなので、とにかく今の自分のベストを尽くすことが大事。4年前の(トリノ五輪の)選考試合で、(荒川静香、村主章枝ら)最終グループを見た時、本当に(自分が)同じ試合に出てると思えないほどの高いレベルの演技で、私はその時点ではそこに全く手が届かないと痛感しました。4年たった今、この立場に居ることがすごく幸せだなと感じています」と感慨深く語った。
今シーズンのフリーでバレエ音楽「火の鳥」に挑む中野のテーマは“向上心”。中野は「練習も試合も、常に向上心を持って取り組んでいきたい。『火の鳥』は、多くのフィギュアスケーターが選択している曲であり、難しい曲ですが、いろんな選手が滑ってきた中でも“『火の鳥』といえば中野友加里”と言われるくらいになるまで練習していきたい」と語り、一度その演技を見た松岡から「本当に『火の鳥』みたいになってました!」と絶賛されていた。
続いて安藤が“日々成長 空のように大きく美しく”とテーマを発表。'06年のトリノ五輪以降、幾度もけがやスランプを乗り越えてきた安藤だが「まだ成長していかないといけないし、まだ強くならないといけない」と語り、昨シーズンもテーマに掲げていた“空”については、「自分の大切な人が空にいるという思いから、空をよく見るようになりました。空は世界中つながっていて、違う場所にいても、応援してくれる方々とつながってると思えるから自分は強く居られる」と好きな理由を説明した。
そして、昨年のグランプリファイナルで優勝した浅田は“一歩一歩進化”というテーマについて、「1つ1つの試合を一歩一歩クリアしていけたら。去年のシーズンはいろんなことに挑戦して、失敗したり、成功したこともあるんですけど、今年は去年挑戦してきたことを生かすシーズンだと思っています」と説明した。
第1戦は浅田、中野、織田が出場するフランス大会。浅田とライバルのキム・ヨナ(韓国)との直接対決にも注目が集まるが、浅田は「フランス大会では、まずは自分のことだけを考えて頑張りたいと思います」とコメント。ほかにも、女子ではトリノ五輪銀メダルのサーシャ・コーエン(アメリカ)に、男子では“4回転アーティスト”と呼ばれるブライアン・ジュベール(フランス)ら、日本でも人気の高い選手が出場するなど、開幕戦から目が離せないハイレベルな戦いが予想される。
「フィギュアスケートグランプリシリーズ2009」
<フランス大会>
10月17日(土) 夜7.00-8.51 男女ショート
10月18日(日) 夜7.00-9.24 男女フリー
10月19日(月) 夜7.00-7.54 エキシビション
<ロシア大会>
10月24日(土) 夜7.00-8.51 男女ショート
10月25日(日) 夜7.00-8.54 男女フリー
10月26日(月) 夜7.00-7.54 エキシビション
<中国大会>
10月31日(土) 夜11.00-0.24 男女フリー
ほか、アメリカ大会、カナダ大会、グランプリファイナルも放送予定
テレビ朝日系で放送
※BS朝日、CSテレ朝チャンネルでも放送
<事前番組>
「グランプリファイナル2008 感動完全版!」
10月10日(土) 昼1.59-5.00 テレビ朝日で放送
(転載以上)
後一週間でエリック杯ですね。
真央ちゃん、ゆかりん、殿、頑張れ~
キム・ヨナ選手をはじめ、コストナー選手、復帰初戦になるコーエン選手、ジャン選手と有力選手が初戦から激突ですね。目が離せません
すべての選手の演技を放送してほしいです。男子も女子も
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