■利根川名勝景図絵
※新川葛西史談会資料より引用
利根川名勝景図絵(船橋市西図書館蔵)部分の詳細図
・・・左が古川で新川と合流しているところです。
■迅速測図
利根川名勝景図絵の風景と地図の向きを併せてみました。
白い↓は正円寺です。利根川名勝景図絵では右奥に
「ナガシマチヤウエン寺」とあり、長島村の正円寺のことです。
■現在の川風景
・新川橋
新川橋
新川橋はこれが三代目。
護岸工事の柵などがあり、新川橋全体がうまく撮れなかった。
手前にカワウがのんびり羽をやすめてた。
西にカメラを向け、前方に小さく新川橋が見える。
東にカメラを向け撮影。正面は新川大橋(環七)
■正円寺
江戸川区東葛西3-4-22
「文明年間(1469-1486)以前の草創と伝える旧長島村の古刹です。
良範法印(没年・文亀元年1501)が中興し、当寺第一世となっています。
新義真言宗、海宝山地蔵院と号し、本尊には延命地蔵菩薩像を
まつっています。文政7年(1824)に二十世信剛和尚が堂宇を
改築しましたが安政の大地震で屋根瓦が落ち、昭和39年、
現在の本堂に改築されました。」(江戸川区教育委員会掲示より)
※関連ブログ
新川橋など三角周辺の川の歴史を一部検証した
記事がありますので、ご参照いただければ幸いです。
(2008年5月の撮影ポイントを地図でみた)2008-07-04
・新川散策その① 移り変わる新川橋の景色 2010-04-15
・移り変わる新川橋の景色その2 ~江戸川区初の鉄橋 2010-04-28
■今回アップした地図
・http://goo.gl/maps/eQFqx(今昔マップ2利用)
・http://goo.gl/maps/FTbBH(グーグルマイマップ利用)
今昔マップ2のほうは、ひとつひとつ時代検証していくと
それだけで幾つもテーマが見つかりそうな地図。
グーグルマイマップはちょっと遊び心で線を引いてみた。
渡し場の正確なポイントはわからないが、新川橋に立って
眺める今の風景に正円寺を見ることはできない。
利根川名勝景図絵やいくつか地図を眺め
その変貌ぶりに驚く。
人の一生分にも満たない時間のなかで
こんなにも変わってしまうなんて・・。
今昔マップをつぶさにみれば、ごくごく最近まで
利根川名勝景図絵に描かれていたのどかな風景が
広がっていたわけで、そんなことを考えながら
新川橋に立つと、なんだかとても不思議な気持ちになる。
「今は昔」、あっというまに今が昔になってしまう時代、
ここから眺める50年後、100年後は
一体どんな風景が広がってるのだろう。