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母の寿命はふ・し・ぎ

2017-02-28 17:27:49 | 母のこと

 

 

母のかかりつけ医師から、

「そろそろ、覚悟していただいたほうがいいかもしれません」

介護施設のナースステーションで家族に告げられたのは

昨年の夏頃でした。

 

 

その言葉を告げられる1ヶ月ほど前のことです。

 

それまで処方されていた薬の副作用で昼間もずっと爆睡状態が続き、

会話はもちろん、食事も満足にとれない状況になっていた母。

見かねた先生が、薬の量を少し減らして下さいました。

 

 

すると

母、いきなり、覚醒!!

覚醒し過ぎて、その言動がとんでもない 暴走 を始めたのでした。

(;゚Д゚)

 

勝手に起き上がってベッドから落ちる。

呼び出しブザーをマイクにして、歌を歌いだす。

亡き夫をここへ連れて来いと叫ぶ。

自分の居る所の認識がなくなり、常にどこかへ行こうとする。

介抱してくださる職員さんを大暴れしながら罵倒する。

e.t.c・・

 

母の意識は、40年以上も前の古い記憶の中に戻ってしまい、

いくら説明しても

訂正がまったくきかない状態となりました。

 

 

そして、、、先生や施設の看護師さんたちと相談の結果、

薬を元に戻すことにしたのですが、、

同時に告げられたのが、冒頭の言葉でした。

 

つまり、薬を元に戻すことによって以前のように穏やかな状態になるけれど、

深い眠りに落ちて食事や水分を摂れにくい状態に戻るわけです。

 

 

ずいぶん昔に自ら尊厳死協会に入り、

あらゆる管による延命治療を拒否する意思を明確に示していた母です。

長く診ていただいてきた先生も、私たち家族も、母の意思をこれまで何度も確認して尊重することを

決めていました。

・・・・。

 

と、いうことで、胃瘻や点滴を付けることなく

(点滴で水分補給をした場合、痰も増えるので、むしろ苦痛を大きくさせる)

自然に任せて見守る、という選択をいたしました。

 

 

もちろん、目が覚めて食べられるときは食べさせる。

入浴もさせる。床ずれに注意を払う。。。など、

了承してくださった施設の職員さん・看護師さんには

本当に感謝しかありません。

 

 

 

それから約半年、経過しましたが

母、驚くほど、元気に過ごしています。

というか、会いに行くたびに元気さが増し増し・・しているような(笑)

 

薬を元に戻したにもかかわらず・・・以前のように爆睡して目覚めないということが

ほとんどなくなりました。

ご飯も美味しいと言いながら、いつも完食です。

全盲ながら、一人で手際よく食べています。

むせることが少なくなり、痰を上手に出せるようになってます。

妄想・妄言も、私以外には言ってないようですw

 

 

この母の復活ぶりには、先生も看護師さんも職員さんも

ただただ、、びっくり!!

で、ございます。

(;゚Д゚)

 

 

 

もうすぐ93歳

 

「あと10年は生きるわよー」と、のたまいております。

昨年の今ごろより、ずっとずっと顔色も良くてシャン!としている母。

 

寿命の不思議さを、感じずにはいられません。

(*´ω`*)

 

 

 



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