つれづれまりん

いたずら白猫マリンの気ままな日常 を経て、
超いたずら 甘えん坊 ほぼ白猫 ハンニャの気ままな日常 へ

心理社会的課題

2018年08月15日 | 学習ノート2
1 障害のとらえ方

・WHOは、
 ICF(International Classification of Functioning Disability and Health)
 という障害のとらえ方を提出した。
・すべての人の健康領域(見る、聞く、歩行、学習など)を扱い、
 健康が、ある要因によって否定的側面に転じたものを障害とする。
・障害を健康から切り離さず、障害を健康の否定的側面に位置付ける。
・障害を「機能障害」「活動制限」「参加制約」に分けた構造で把握する。
ex.下肢の運動障害は、
  心身機能・身体構造における変異、喪失であり、「機能障害」。
  それにより一人で歩行できないと、「活動制限」。
  車いす用スロープがないと、映画館で映画を見ることが難しく「参加制約」。

・障害を、個人の医学的要因(例えば疾病)のみに求めず、
 個人の医学的要因と、環境や社会との相互作用によって引き起こされる
 とする相互作用モデルの採用。
  ex.機能訓練で、「(歩行できない)機能障害が変化」、
   車いす使用で、「活動制限が減少」、
   スロープ設営という環境変化で「参加制約が軽減」する。


関連記事 こちら → 「国際機能分類ICF 他」

      こちら → 「発達障害の理解」
            カテゴリー「学習ノート」の記事



2 心理社会的課題

・ICFの相互作用モデルは、
 障害が静的・固定的でなく、動的に変化するものととらえる。
・それを踏まえた発達的な軸に沿った支援が必要となる。

①就学前、学童期での、保育・療育・教育機関において、
 機能障害や活動制限を改善するための
 発達課題に応じた教育的働きかけが必要。

②生涯発達の視点から、
 就学前・学童期以外の心理社会的課題も検討する必要。
 ・乳児期における障害の、早期発見、早期療育により、
  ex.自閉スペクトラム症の社会性障害を軽減。
  ex.聴覚障害の言語発達を促進。
  の可能性がさまざまに指摘されている。
 ・加齢変化にも障害特有の課題があることを踏まえた支援。
  ex.ダウン症患者では、青年期以降の急激退行の存在。

③自らの障害理解(受容)の課題。(特に思春期以降における)
  ex.聴覚障害児が、同じ障害の仲間・大人とのかかわりが乏しいと、
   アイデンティティ形成が困難になることが指摘されている。
 ・機能障害、活動制約、参加制約に対する働きかけとともに、
  それを当事者が理解(受容)するための支援が、重要な課題。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『ここでひと通り終わり? ママさん、頑張ったね』

まず、一区切り。
このあとは、少し別のバージョンで進めてみます・・

(本年 6月中旬 夜 撮影 1Fソファーのマリン)






最新の画像もっと見る

コメントを投稿