つれづれまりん

いたずら白猫マリンの気ままな日常 を経て、
超いたずら 甘えん坊 ほぼ白猫 ハンニャの気ままな日常 へ

解離について

2019年10月26日 | 学習ノート3
前記事の続きです。(Prat3)

「学校臨床における愛着と心的外傷の問題」 より
  新村信幸 氏
  (中学校・高等学校 教育相談室  臨床心理士)
  2015年9月の講演


解離とは
・耐えがたい苦痛を切り離して自我を守る機制(仕組み)
・自分の身に起こったつらい体験を、
 心を切り離すことによって
 自分のことではないものとする。
☆「集中」や「没頭」といった「日常的解離」もある。


解離が生じる体験
・性的外傷体験
・虐待
・親の不仲・離婚
・いじめ    
  など
☆「過剰同調性」(いい子)が、気質的背景とも。

愛着と解離
・乳幼児は統合されていない自我状態をいくつも持っており、
 愛着形成と他者とのかかわりによって、
 それらが統合される。
・愛着形成の不全によって、
 統合されていくはずの自我が統合されずに、
 ゆるいまま成長してしまう。
 (愛着障害による解離)


DSM-5による分類
「解離性性障害群」
・解離性同一性障害
・解離性健忘
・離人感・現実感消失障害
 離人感:自分の思考・感覚・感情・身体などが
     非現実であると感じる体験
     外部の傍観者であると感じる体験
 現実感消失:自分の周囲が、
       非現実的な、
       夢のような、
       霧がかかったような
       生命感のない体験。
  (現実検討能力は維持される)
・他の特定される解離性障害
 ストレスが強い出来事への急性解離反応など


トラウマ記憶のモードと解離
・トラウマ記憶は、
 いつまでも今の現在のものであり続ける。
 常にたった今の体験として繰り返し反復される
 (フラッシュバック)→さらに傷つきを重ねる。
・時間軸が動かない
 過去にならない
・解離の機制によって処理するしかない。
・心の一部を犠牲にして、そこに閉じ込めて切り離す。

・切り離したものを閉じ込めるために
 エネルギーが必要で、
 自分が使える意識領域もどんどん狭くなっていく。
・虐待やいじめなど、繰り返されるトラウマには、
 解離が繰り返し使われる。
・封じ込めを維持するために、
 多くのエネルギーが使用され、
 使えるエネルギーがさらに低下する。


「解離性障害」は、関係性のストレス
  ・・岡野健一郎先生
・明白な心的外傷体験を幼児期に持たない場合でも、
 解離性障害が形成される可能性あり。
・虐待のように明白に与えられた外傷ではなく、
 個別的・主観的なもので、
 客観的に見極めることが難しい。
ex.娘が母親の期待に応えて
  自分の本当の気持ちや考えを
  自由に表現できずに心の底に隔離して
  「偽りの自己」で生きてきたために
  解離性が促進する。
→思春期に病理が発現するケースが多い。



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『ボクが、ボクじゃなくなっちゃう、ってこと?』

まあ、たとえば、そういうこともね。

・・っていうか、キミはどこに行ってるの。

(1F ばあばの洗面脱衣室を走るマリン)
(2018年9月上旬 夜 撮影)









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2 コメント

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bdaifuku さん ♪ (マリンズママ)
2019-10-29 06:37:35
お返事コメントをありがとうございます。
この(お勉強)ブログ、
しばらく少し続けてみようと思っています (*^_^*)
…そして、猫はカワイイ~ ですね (=^・^=)
返信する
Unknown (bdaifuku)
2019-10-27 17:57:46
こんばんは♪
bdaifukuです。
コメントありがとうございますm(__)m
沢山お勉強されてる様子
なかなか興味深いです
自分の知らない事を書いて下さるブログ
感心させられながら読ませて頂いてます
これからも宜しくお願い致します
…そして猫は可愛い(=^ェ^=)
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