つれづれまりん

いたずら白猫マリンの気ままな日常 を経て、
超いたずら 甘えん坊 ほぼ白猫 ハンニャの気ままな日常 へ

感覚過敏・感覚鈍麻

2019年11月11日 | 学習ノート3
次のお話です。

2017年6月の
静岡県こども精神保健フォーラム
「合理的配慮の実際を考える」

第2部 シンポジウム
「様々な現場における合理的配慮の実践」
にて、

聖隷クリストファー大学
リハビリテーション学部
作業療法学科 准教授で、
多機能型事業所むく 代表の
伊藤信寿先生のお話
「合理的配慮 リハビリテーションの視点」
がありました。

その中から、少しまとめてみます。

まず、逆立ちをして本を読んでいる子の画像を提示し、
この子はこうしていると落ち着くのだと話されました。


○感覚の種類
・物や環境を知る感覚
 ・視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚
・自分の体を知る感覚
 ・触覚・前庭覚・固有覚
  (普段は無意識)
*固有覚とは、
ex.目を閉じていても(見なくても)文字が書ける感覚


DSM-5の
「自閉症スペクトラム」の診断基準の中に、
 感覚入力に対する敏感性、鈍感性、
 感覚に関する環境に対する普通以上の関心、
 がある。

発達支援を必要とされる子どもたちの中には、
好きな感覚が極端に限定されたものだったり、
感覚に対して、
極端に繊細(過敏)、極端に無頓着(鈍麻)
な場合がある。

感覚の感じ方が極端なことが、
極端な行動となって表れる。
生活に支障をきたす場合もある。

○感覚入力に対する敏感性(過敏)
・防衛反応として、
 逃げる、集団に入れない、
 攻撃的になる
・強い緊張感、不安、拒否的

○感覚入力に対する鈍感性(鈍麻)
・気づかないため、
 ボーッとする、眠くなる
 やる気がないように見える
・感覚を積極的に求める
 多動傾向(貧乏ゆすり、手足そわそわ、
 髪の毛をいじる、鉛筆やハンカチを噛む)
・姿勢が悪い、椅子を傾ける
・力加減が分からないため、
 暴力的、物を乱暴に扱う
・不器用、運動音痴
・人との距離感が近い
・人との境界線が分かりにくい


感覚は、
イメージされにくく、共感されにくい。
まず、認めてあげる。
その後、脳機能調整活動を促す。


  次記事に続きます。

 ここまでのお話に近い内容の記事が
 過去にありました。 
 こちら → 「感覚と運動の機能」



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『ボクは、すごく敏感なんだ』

そうだよね~。
なでたとこ、必ず舐めるもんね。


『猫って、そういう(感覚過敏な)もんなんだ』

いやいや、キミはとりわけ、だと思うよ ( *´艸`)


『だから、いろいろ大変なんだ』

そうだね。
いろいろ丁寧に優しくしてるつもりだけど・・

(2019年 6月中旬 朝)
(出窓でまったりマリン)








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