前記事の続きです。(Prat4)
静岡少年鑑別所 所長
吉田智子 先生による
「少年非行の現状
子どもたちの心と大人の対応」
(平成30年(2018)5月 )より
〇最近の少年鑑別所入所者の特性 等
・入所者数:減少傾向
10年前の約半数
・子どもの実数 減
・集団的な非行 減 のため
・特殊詐欺(受け子)
・単独非行化
共犯者のある非行の割合は減
・ネット上のやりとりに端を発した非行
大人から見えにくい、把握しづらい。
・非社会的で対人スキルに乏しい少年
一見まじめでおとなしい子
・医療・福祉面でのケアを要するケース
(精神障害(発達障害) 虐待 貧困)
〇収容少年の心理的特性 等
・安心して落ち着ける「居場所」がない。
(家に帰っても1人、家族が頻繁に変わる 等)
・自己評価や自己肯定感の低さ
(自分なんてどうなってもいい 自傷 自殺企図)
・愛情飢餓感、不充足感
・対人不信感(誰も信じられない)
~非行などの問題行動は、
少年たちの「心のSOS」
ex.窃盗・・物ではなく愛情が欲しい
仲間に認められたい
*非行でしか心の叫びを出せない。
〇少年鑑別所への収容による変化
・表情や態度などの変化
和らいでいく。
・自分自身、自分をとりまく周囲
(家庭、学校、職場など)について
考えようとする姿勢
・非行への内省
・大人への信頼感の回復
・今後に対する前向きな姿勢
~限られた期間内でも、少年たちは変わる。
→本当の立ち直りはこれから
→心に寄り添う形で息の長い支援を
*希望者にぬいぐるみを貸すこともある。
→落ち着く子が多い。
*厚い本を初めて一冊読み切った、という子もいる。
〇収容少年と接する上で気を付けていること
・丁寧に対応する。
肯定的表現で。
よい点を見つける。
・注意・指導は、その理由を伝える。
・面接
・本人の話をじっくり聴く。
・本人のとらえている世界を知り、
受け止める。
・親の悪口は言わない。
本人が言っていても、同調しない。
・常に関心の目を向ける。
声かけ、日記へのコメント
次は、「非行防止に向けて」です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
階段で、何かを期待しているマリン。
顔を少しかしげて・・
キミはホントに かわいい顔してたね。
ん? 何か期待している?
上から何か、出てくるかな・・
(2919年4月下旬 昼)
静岡少年鑑別所 所長
吉田智子 先生による
「少年非行の現状
子どもたちの心と大人の対応」
(平成30年(2018)5月 )より
〇最近の少年鑑別所入所者の特性 等
・入所者数:減少傾向
10年前の約半数
・子どもの実数 減
・集団的な非行 減 のため
・特殊詐欺(受け子)
・単独非行化
共犯者のある非行の割合は減
・ネット上のやりとりに端を発した非行
大人から見えにくい、把握しづらい。
・非社会的で対人スキルに乏しい少年
一見まじめでおとなしい子
・医療・福祉面でのケアを要するケース
(精神障害(発達障害) 虐待 貧困)
〇収容少年の心理的特性 等
・安心して落ち着ける「居場所」がない。
(家に帰っても1人、家族が頻繁に変わる 等)
・自己評価や自己肯定感の低さ
(自分なんてどうなってもいい 自傷 自殺企図)
・愛情飢餓感、不充足感
・対人不信感(誰も信じられない)
~非行などの問題行動は、
少年たちの「心のSOS」
ex.窃盗・・物ではなく愛情が欲しい
仲間に認められたい
*非行でしか心の叫びを出せない。
〇少年鑑別所への収容による変化
・表情や態度などの変化
和らいでいく。
・自分自身、自分をとりまく周囲
(家庭、学校、職場など)について
考えようとする姿勢
・非行への内省
・大人への信頼感の回復
・今後に対する前向きな姿勢
~限られた期間内でも、少年たちは変わる。
→本当の立ち直りはこれから
→心に寄り添う形で息の長い支援を
*希望者にぬいぐるみを貸すこともある。
→落ち着く子が多い。
*厚い本を初めて一冊読み切った、という子もいる。
〇収容少年と接する上で気を付けていること
・丁寧に対応する。
肯定的表現で。
よい点を見つける。
・注意・指導は、その理由を伝える。
・面接
・本人の話をじっくり聴く。
・本人のとらえている世界を知り、
受け止める。
・親の悪口は言わない。
本人が言っていても、同調しない。
・常に関心の目を向ける。
声かけ、日記へのコメント
次は、「非行防止に向けて」です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
階段で、何かを期待しているマリン。
顔を少しかしげて・・
キミはホントに かわいい顔してたね。
ん? 何か期待している?
上から何か、出てくるかな・・
(2919年4月下旬 昼)
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