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我が家の末っ子ウサギ。
ポロン。
先週の3月5日、死んでしまいました。
まだ4才。
来月には5才だね。
大往生の10才で、去年の夏に月にいったペコのまだ半分だね。
そんな事を言ってたのにな。
私も今でも信じられません。
まだ悪い夢から覚めないのかと思ってます。
●ペットの死の詳細です。
●あまり良い話ではありません。
●長文ですし、読むのはオススメしません。
歴代イチ、食いしん坊。
そんなポロンの食欲が無くなったのは死んでしまう1日前。
あれ、今日エサ食べてない?
元気もない。
長い事ウサギ飼ってるから感じる、凄く嫌な予感。
夜、そんな状態で、朝を迎えられるかという不安。
ちょこちょこ起きて、生きてるか確認。
翌朝も…生きてる。良かった。
息が荒い。
朝イチで病院に連れて行く。
すでにもう、覚悟はしていた。
苦しそうなポロンだけど、原因を知りたい。
頑張ってレントゲンを撮って貰う。
レントゲンだけだから確実ではないが、子宮に腫瘍。
肺にも転移との事。
レントゲンに白く写るはず肺が真っ黒。
だからポロンは息が荒く、苦しそうにしてる。
病院の先生も手が施せない状態。
「もって3日ですね…」
ドラマで聞いた事あるセリフ。
現実にもあるんだね。
最後の悪あがきで、点滴、お薬の処方、やれる事はやってもらう。
本当に悪あがき。
飼い主の勝手な要望。
弱ってるポロンに針やレントゲンさせて、苦しいだけだったよね。
家に帰ってからも、ずっと看ていた。
きっと3日も持たない。
きっと今日中には。。。
だけどポロンは、苦しいのに少しでも野菜を食べようと頑張っていた。
「生きよう」って凄く感じた。
陽が暮れた頃、痛いのか苦しいのか、
そんな体力はもう無いはずなのに、走り回るポロン。
体温も下がってるから暖めてる室内。
息苦しいのか、窓ぎわの隙間の冷たい空気を懸命に吸う。
自分の死期が分かるのか、暗く狭い見えない場所に隠れようとする。
ウサギは弱い動物だから、自然界での怪我や病気は命とり。
ギリギリまで弱い部分を見せない。
だから病気に気づかずに急死してしまう飼いウサギも多い。
長年生活した飼い主にも苦しい所を見せてくれないの??
あんなに人懐っこく寄って来たのに。
ずっと痛みに耐えてたの??
そして最期は、隠れて独りで逝こうとしちゃうの??
だんだん息も荒くなり、今まで見たことない苦しい表情。
その姿を見てるのも苦しくて。
病院で安楽死を頼べば良かったかな…とか
今すぐ首を絞めて殺してあげようかなって。
そんな事、出来ないくせに。
だけど、頑張って生きようとしてる姿を見てると、
「最期までしっかり見てあげないと。」と思った。
午後8時50分。
暴れだして、またしても逃げようとし、
良く見ると腰がもう立たない。
ヘタンとなってる。
もう、これは…やばい。
急いで抱き上げる。
歴代のウサギ6羽。
2羽の最期は見届ける事が出来た。
どちらも痙攣して、小さく鳴いて、スウッーと逝く。
ポロンもそうだと思いながら、抱きながら撫でていた。
痙攣もなく、鳴いたり騒ぐ事もなく。
シュゥンと。
逝ってしまったのに気づくのも遅れるくらい。
苦しい息づかいもなく、本当に眠ってるみたい。
徐々に顔つきも普段の優しい顔に戻り。
ウトウトとする日頃のポロンみたい。
亡骸が本当に綺麗で穏やか。
去年亡くなったペコは、おばあちゃんで満身創痍な身体だったから毛も少なくなってたんだけど。
ポロンはまだ若い年令だったのもあり、毛もフサフサ。
なんでだろうなーって。
まだ温かいポロンは家族に交代で抱き抱えられ、幸せそうに眠ってた。
冷たくなるのやだな。
深夜なのに、ずーっと抱いていた。
爪を切ってあげたり、足先の毛をキレイに整えてカットしたり。
死化粧とやらを施す。
死後硬直もすぐ始まり、手足がピーンとなってしまったのは心残り。
すぐ曲げてあげないとだったね。
目も急いで閉じなくては。
テーピングで軽くマブタを目が閉じるように、しばらく貼るのです。
前回のペコは病院で亡くなったので、先生にやって貰った事。
為になる事はやりまっせ。
おかげで、
人気漫画『タッチ』
達也「嘘みたいだろ。死んでるんだぜ」
まさにだな、ってな死に顔。
南ちゃんみたいに泣きましたわ。
河原の橋の下じゃないけど。
自宅で、もうゲロンゲロンに。
目がだるくなるまで。
鼻セレブつかってるのに、鼻の下が痛い。
真っ赤な鼻、全然セレブじゃない。
目も重い翌朝、母がお花でポロンを囲んでくれて、ますます可愛い子ちゃん。
家族みんな色々やってくれました。
亡骸でさえも、可愛いポロン。
本当は写真撮りたかった。
飼い主さんで良く写真撮ってネットにあげてる人いるけど、
見ていて気持ちが良いもんでもない。
あー、見ちゃったって思う。
(……あ、この文章も相当気持ち悪いですよね。すいません…)
だから自分で見るだけ用でも、写真は撮らなかった。
そんな姿をずっと保存してたって、悲しくなるだけだもの。
目に焼き付けた。
季節が冬というのもあり、火葬するのも2日後に。
3月7日の夕方に焼きました。
今まで真夏だったり、大晦日に逝ったりと飼い主泣かせだったウサギたち。
ゆっくりお別れ出来たのは嬉しいね。
だからか、死後硬直がとけてきたのです!!
結構、私にとっては衝撃的でした。
亡骸って、硬いままだと思ってたから!
とけるもんなんですね。
食品関係で働く妹に
「だって硬いままだと肉食えないじゃん」と。
ああ、そうね。
人間様は柔らかいお肉を戴いておりますわな…。
そんな現実的な話を聞きつつ、火葬前に手足の硬直が柔らかくなってくポロン。
これはこれで、焼きたくないなぁ。
また柔らかさが戻ったポロンは可愛くてね。
それでも予約したので業者さんが来る時間に。
【ジャパンペットセレモニー】さん。
過去2回お世話になってて、こちらに。
(…まさか、こんなに早くまたお世話になるとは思わなかったけども!!)
相変わらず良くして下さいました。
ただでさえ気が動転してるので、火葬業者が決まってるのはストレスフリー。
火葬用に改造された軽自動車で出張してくれて、庭で火葬してくれるのです。
今回来て下さった担当さんも、新人さんっぽかったけど良い方でした。
私ら家族も3回目なので、手順など勝手が分かるもので、
かなり図々しいくしてしまいました(苦笑)
ポロンは過去最高の人数で庭でお見送り。
いつも来れなかった妹も見送れて良かった。
火葬する台にも私が乗せてあげて、
お花も庭のが大量に咲いてたので、花まみれ。
食いしん坊だったから、おやつも餌も山盛り(笑)
大量に買ってしまったワラものせれば良かったな。
(…あのワラ、残り5キロどうしよう)
最期のお別れ。
本当に焼いちゃうんだなって。
フリーズドライで残すのも調べたりしたけど。
調べるだけね。高いしね ←
ちゃんと焼いてあげなきゃね。
ポンちゃん、さようなら。
今までありがとうね。
そして、やっぱり…ごめんね。
着火。
いつも火葬が終わるまで近くにいたりして見ている。
火葬から5分くらい経った頃。
あれ、灰が舞ってる?
おかしい、ちゃんとそこは配慮してある火葬車なんだけどな。
でもポロンの灰なら嬉しいなぁ。
……???!
ちがう、雪だ!!
灰じゃない。粉雪。
!!!!
親バカですね。
ポロンの仕業だー☆☆、って。
なんて意味なのかな、許してくれるのかな。
色んな思いを巡らせてたら、また泣けてきちゃって。
ミラクルだなぁ。
そう言えば、去年の夏のペコちゃんの時は火葬が終わったとたんゲリラ豪雨。
何かしらやってくれます、うちの子たち。
嬉しかったな。
だけど焼き終わりに骨を見た時には愕然とした。
骨が真っ黒。
火葬すると患ってた部分の骨が黒くなる。
ポロンの骨、肺の部分が真っ黒だった。
子宮部分も少し黒い。
ますます「これはかなり苦しかったんだな」と、胸が締め付けられる。
過去2羽の見た骨より断然真っ黒。
お骨を引き出した瞬間に「あー黒い…」と騒ぐ私ら家族。
新人業者さん戸惑う。
本当はお骨を焼いて、骨壺に入れて渡してくれるコース。
焼き上がったからって普通は見ない。
それなのに様子を見てはワラワラと集まって、お骨にアレコレ。
落胆しながらも、お骨を骨壺に入れる作業を間近でガン見。
足から頭の順番に、お骨を丁寧にお箸で入れてくれる。
新人さん耳が真っ赤。
そうだよね、こんな間近に居たら緊張するよね。
本当は見せる場面じゃないよね。
申し訳ない。
でも見させてー!
最後は耐えられなくなったのか、ラストに入れる頭蓋骨を入れさせてくれた。
「本当はコースではないんですが、やってみますか?」と。
や、優しい。
これ有料コースなのに。
なんか、ごめん。
みんなで少しづつ、小さくなったポロンを骨壺に入れていく。
貴重な経験だった。
最後の最後にいれるのは【のどぼとけ】の骨。
これにも意味があるんだろうね。
あの小さなポロンに、のどぼとけの骨がある事に驚いたけど。
無事に骨壺に入りました。
カバーは金色。
選んだのは妹。
オスは銀色、メスは金色らしい。
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あれ、おかしいな。
言葉につまって書けないと思ったし、
短い報告だけにしようかと思ってたのになぁ。
やっぱり記憶は鮮明で書き出すと溢れちゃうな。
ありがとうね。
もっと一緒に居たかったけど。
晩年はペコの看病で1年くらい付きっきりで、
ポロンの事を放っておいちゃったね。
元気で食欲もあるポロンは、大丈夫だって思い込んでたね。
苦しくさせて、それに気づかないで本当にゴメンなさい。
…ウサギ生活が途切れてしまった…
14年間。
だいたい2羽で飼ってて、継ぎ足し継ぎ足し(笑)
ちびっ子の時のポロン。
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可愛かったなぁ。
そして、予想もせず早くに途絶えてしまったなー。
まだ今は猫ちゃんいますけどね。
ボスくん居て良かったよ。
実は歴代のウサギの1羽は、野良猫が家に入って来て殺されてしまいました。
猫なんて大嫌いだったのに。
今は猫に癒されてる。
人生何があるか分かりません。
『人に傷つけられた心は、人でしか癒せない』
なんて言葉がありますが、
『ペットで傷ついた心も、ペットでしか癒せない』とつくづく思います。
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なのでゼロになるの怖い。
今ボスが死んでしまうと私はピンチです。
「早く継ぎ足し飼わないと…!」と恐怖すら感じる。
猫はウサギに比べて丈夫なので、まだ安心かな。
たまにケンカして傷だらけで帰って来て、肝を冷やしたりしますが。
次のウサギは…と思うところですが、飼う事が恐くなりました。
こんなすぐ死んでしまうと、また死んじゃうのかもって。
そう思うのは初めて。
それでもまた数年後は、ウサギを飼ってるんだろうな…とも思う。
部屋を見ても笑っちゃうほどウサギのグッズやら、写真ばかり。
ウサギが好きだもの。
今回の事があったからこそ、次の子に必要な知識が増えたはずだし。
まだまだ涙は出るし、つらいけど。
夜に月を見つければ少し元気になれる。
ここまで読んでくれた方、私の色んな気持ちを書き殴った文章で申し訳なかったです。
ありがとうございました。
ポロン、もう月に行けたかな?
月までの乗り継ぎ間違ってないかな?
ペコちゃんもまだ近くにいるだろうし、迎えに来てくれてるね。
あ、でもポロン!
ペコに会ったら怒っときなー!
「迎えに来るの早すぎる」って!!
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今夜は満月、ポロンちゃんの初舞台ですかね。
生きる為の痛み、生きる為の苦しみ。生き物は生きる為に生まれ、生きる為に生き、死なない為に痛み苦しむのでしょうから、殺さないのが正しいのでしょう。精一杯生きる為にもがき、痛み、苦しんだから、生を全うした最後は、神様が「はなまる」をくれて、一生で一番安らかで穏やかで優しい心地良い眠りを用意してくれたんじゃないかな。
大好きな人達に囲まれて、「私、こんな風に走ってたよね」って最後の勇姿を見て貰って、魂の最後の一滴まで使って見せて「私、生きたでしょ?偉かったでしょ?」って。そうして大好きな人の胸の中で最高の眠りに就いた。
ポロンちゃんは最後の瞬間、一番の幸福を手にしたのだと…さっき神様が言ってました。
またペット…新しい出会いがあればいいですね。…「松潤」みたいのも…そろそろいいかも…。
では、今宵の“兎のダンス"を楽しむとしましょうか。
良い国に生まれました☆
初舞台、うまく出来たでしょうかね。
さっき見た月はいつもより濃い山吹色、問題あったのかしら(笑)
もう~ホリキタさんの神様、良い事言い過ぎです。
また泣いてしまったじゃないですかー!
「はなまる」からキましたよ。
いえ、それでも嬉しいです。
なかなかこういう話は、仲良い友達にも自分から切り出す話題ではないので、
この場所くらいしか吐き出せず…。
その上、反応まで返ってくるなんて凄く幸せ者です。
前のペコの時もホリキタさんはコメント書いてくれていたので、本当にありがとうございます。
書きにくい話題ですのに。
松潤、『君はペット』ですね。
そちらも探してみようと思います(笑)
「♪タラッタ ラッタ ラッタ 兎の~」
の、2回目の「ラッタ」のところで少し前のめりになった以外はパ-フェクトだったでおじゃるよ。初めてにしては上出来でおじゃる。
お褒めのお言葉ありがとうございます☆
ちょっと力んでしまったからかもしれません。
次、頑張ります
そうだったんだね。
最近ブログ放置で今頃気づきました。
最後は見守ってもらいながらでポロンちゃんも幸せだったと思います。
ボスの健康を願ってます。
急な事で、今もまだ部屋で遊んでる感じにも思えます。
最期をひとりで寂しく逝かせずにすんだのが、せめてもの救いです。
悲しみを引きずるかと思いましたが、
ご飯もおいしいし、笑ったり、ライブも楽しめてるので、自分でも少し安心してます。
一人っ子になったボスには長生きして欲しいです。