Kさまのブログで詳しい書評が載っていたミステリー本
横山秀夫の「ノースライト」
早朝のラジオで紹介していて
買ってからなかなか目を通す暇がなかったが
三日かかって今朝やっと読み終えた
主人公は一級建築士= 夫の生業と同じだ
バブル全盛期の需要は半端なく
夜一緒に食事をした記憶は数えるほどしかない
また主人公の父親も職種は違うがダム建設の草分け
過去を懐かしく振り返り
不思議な縁を感じながら
想像の翼を目一杯広げて読み進むことが出来た
あらすじは主人公が望まれて設計したY邸に
建て主が住んでいる形跡がない から始まるミステリアスな内容
「ブルーノ・タウトの椅子」だけが
浅間山を望むように建てられたノースライトの部屋に置かれていた
何度も行きつ戻りつ読んでしまうこの手の本は
恩田陸の「蜜蜂と遠雷」以来か
とにかく面白い本に飢えていたら
お薦めしたい一冊である