竹富島から高速船で石垣島に戻ったのは5時過ぎだったが
その足で5時半からのサンセットクルーズに参加した
外は雨まじりで風は強く寒い
太陽が沈む瞬間を夢見て申し込んだオプションは水の泡と消えた
キャンセルしようにもキャンセル料が4.000では
腹をくくるしかない
夕闇迫る石垣港をあとに船上で釣りを楽しみ
おじいの三線に耳を傾け
お腹が空いていたので黒毛牛のバーベキューに舌鼓を打った
釣れたのはおじいの熱帯魚だけ
右下 主人の釣り糸に食いつく間抜けな魚は一匹もいなかった
私は主人のリュックに入っていた百均のかっぱを借りて
帽子の上からスカーフを巻き寒さをしのいだ
暑さ対策は万全だったのだが・・・
おじいの三線の演奏と島唄はなかなかのもの
8時過ぎにホテルに戻り熱い湯にどっぷり浸かって
長い一日の疲れを癒しぐっすり眠った
翌朝9時過ぎ八重山最後の石垣島観光に出発
まず「米原の八重山椰子」を見物
八重山椰子は石垣島と西表島だけに分布している一属 一種で
茎の直径は30センチ高さは25メートルほどのすっきりとした美しい椰子
右の写真はコウモリ めったに見られないのでラッキーだった
次に「川平湾(かびらわん)」でグラスボートに乗り海中をガラス越しに観賞
きれいなサンゴは深い海にしか生息しないそうで
熱帯魚も少なく期待外れ
川平公園の美しい景色だけを写真に納めてきた
写真はグラスボート
川平公園は沖縄を代表する景勝地で
湾内に散在する小島と曇天にもかかわらず
エメラルドグリーンの海が広がって美しいコントラストをなしていた
石垣やいま村は
豊かな自然を背景に古き良き八重山の家並みを再現した
日本最南端のテーマパークである
蝶や放し飼いのリスザルばかりにカメラを向けて
貴重な建物の写真は一枚もない
ピンボケの蝶はアオスジアゲハ
顔はおじん臭いが可愛い
放し飼いのリスザルが足元に寄ってくる
石垣島最後の観光は東海岸の景勝地「玉取岬」
展望台に上ると
東に太平洋 西に東シナ海その先に平久保半島が見える
太平洋はサンゴ礁の美しい海が広がっているが
快晴だったらどんなに美しいだろうと想像しながら展望台を後にした
サンゴ礁と外海の境界線は白波が立っている
展望台に続く海沿いには
珍しい色合いのハイビスカス畑が広がっていた
白のハイビスカスは珍しい
※ 石垣港の埠頭に海上保安庁の巡視船が3隻停泊していた
尖閣諸島を巡る近隣諸国の監視に出動するため
全国から集まって役目を果たしている
停泊していたのは交代制で休憩中の船だという
石垣島から尖閣諸島の魚釣島までおよそ170キロ
美しいサンゴ礁に囲まれた八重山諸島の現実を知って
いっとき複雑な思いが交錯したのだった
観光バスはこのあと石垣空港に直行
14:40の飛行機で沖縄本島の那覇空港に向けて出発
那覇で一泊して翌日午後の便で羽田空港を経由し
旭川空港へ着いたのは19:45
乗継の時間待ちも長くてしんどかったけれど
夫婦共に体調を崩すこともなく
美しいサンゴ礁の海に癒されて無事帰旭することが出来ました