つれづれ日記~竹河せりかの日常風景~

同人情報や旅行記など、日々の出来事を綴っていきます。

空海と密教美術展

2011-08-23 21:51:59 | 展示会
今日はお休みを貰ったので上野まで
行って参りました。

目的は東京国立博物館の「空海と密教美術展」

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場所は平成館。
事前に貰った案内書によると、展示の見所は

国宝・重文が多い
全長12メートルの空海直筆の書「聾こ(漢字が出ない…)指帰」
東寺講堂の仏像群「仏教曼荼羅」の再現
のようでした。

混むだろうなあ…と思ったので、休日はハズしたのに
入り口からすでに混雑ざっとみたところ、来場者の平均年齢は還暦↑。
…平日でも関係ないはずだ

以下、竹河の感想

●目玉の「聾こ指帰」、会場入ってすぐの場所に壁一面に展示されていました。
かなり年代物(…何せ平安初期の書)なので、巻物自体歪んでいるとか。
空海の書は、さすがの一言。優美で豪快。一見の価値ありでしたが…人が多い

●空海自筆と云えば「風信帖」、これ常設展で見た気がしました。
高校書道の教科書表紙の「書」の字は、「風信帖」二通目から
抜粋した字だそうです(図録に書いてあった)。自分も見ていたんだろうな~。

●目玉の一つ、壁一面展示の「両界曼荼羅」。金剛峯寺に伝わる物は
別名「血曼荼羅」とも呼ばれています。その由来は、寄進者・平清盛の
頭の血を混ぜた絵の具で、曼荼羅の大日如来が描かれたから…とのことから。
年代物のため、絵の具はかなり剥落していました。

「仏像曼荼羅」コーナーの展示方法は「阿修羅展」と同じでした。
三次元展示は見やすいので好きです。
展示されている仏像は、東寺所蔵品で全て国宝。
ガチョウに乗る梵天像を見て、「聖☆おにいさん」を思い出したのは内緒
他の仏像が騎乗する動物像も、意外と可愛かった
シヴァとその妃を踏みつけている降三世明王像がリアルで、ちょっと怖かったですが。

●その他、弟子の書や密教に用いる道具の展示品も多かったのですが…
(当然、国宝も多い)あまり興味が無かったのでさっと流してしまいました

…見所も満載だったのでしょうが、人も多かったので早々にリタイヤしてしまいました
日本人、特に年配者は空海好きなんでしょうね。

空海は、日本仏教の中興の祖(…と勝手に思っている)。
個人的感想だが、この人がいたから日本に仏教と云う物が
ある程度根付いたのではなかろうか。
(地方に行くと、弘法大師伝説ばっかりだし)


その後、本館で行われていた
「博物館できもだめしー妖怪、化け物 大集合ー」をさっくりと見学。
子供向け展示だけど、面白かったです。

常設展示は人が少ないので、ゆっくり見れて良いですね。
(あと、川鍋暁斎画の「地獄図」も見てきました。閻魔大王の補佐官が
4人ほどいたけど、どの人が鬼灯さまなのかな~と妄想に耽りながら

Kyouryuhaku

…こっちの展示にも行きたいけど、
夏休み終わるまで待った方が、いいだろうな~
(今日も10分待ちだったし)。

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