対話を育み、探究を促進する、拡張的な学びの広場としての学校図書館をどのように作っていくか。先に紹介した二つのシンポジウムと研究会は、21世紀の教育課題ともかかわって、これからの学校図書館を構想し、現実化していく手がかりを提供してくれるでしょう。以下は、その背景や予備知識を得るための資料と情報です。
Dr.ヴァイオレット・ハラダの著書
連続シンポジウム「学びの共同体をはぐくむ学校図書館」で講演をしていただくDr.ヴァイオレット・ハラダの著書のなかから、とくに私が共感した3冊を紹介します。
School Reform and the School Library Media Specialist (Principles and Practice) Libraries Unlimited Inc このアイテムの詳細を見る |
Librarians As Learning Specialists: Meeting the Learning Imperative for the 21st Century |
Collaborating for Project-Based Learning in Grades 9-12 Linworth Pub Co このアイテムの詳細を見る |
Focus on Inquiry
Dr. ジェニファー・ブランチは、カナダのアルバータ州の学校図書館プログラムFocus on Inquiryの著者の一人です。合わせてCarol C. Kuhlthau他によるこの本もお勧めです。
Guided Inquiry: Learning in the 21st Century Libraries Unlimited Inc このアイテムの詳細を見る |
「図書館がリードする中・高一貫の情報活用教育」
リクルート発行の「Career Guidance」2月号に情報活用能力の育成を軸とする総合学習を通してキャリア教育を推進する甲南中学校・高等学校の実践が紹介されています。ちなみに、文部科学省は、職業的(進路)発達にかかわる諸能力として、「人間関係形成能力」「情報活用能力」「将来設計能力」「意思決定能力」を挙げています。
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