17日の朝、目覚めて何気なく枕もとのラジオにスイッチを入れると、岩崎宏美さんがアナウンサーの問いに応えて、この曲との出会いを紹介しているところでした。やがて流れてきた岩崎さんの落ち着いた深みのある歌声に触れたとき、鳥肌が立つほどの感動を覚えました。私は、68歳になってもまだ、心ときめき、人生に迷い、人を憎み、諍い、傷けて生きています。でも、今は、そんな自分を、若い日より、はるかに、ゆとりをもって見つめ、愛おしいと感じることができます。
この歌は、さだまさしさんが、韓国の歌手楊姫銀(ヤンヒウン)さんの詩を訳して曲をつけたもので、この歌にほれ込んだ岩崎さんがさださんに頼みこんで歌わせてもらったのだそうです。Dear Friends IVに収録されていますが、2004年に、さださん自身のシングも出ていて、ダ・カーポのアルバムにも収録されています。私は下記からダウンロードしました。
http://morawin.jp/package/80312272/TECI-1232/
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人生の贈り物~他に望むものはない~
作詞:楊姫銀 訳詞・作曲:さだまさし 唄:岩崎宏美
季節の花が これほど美しいことに
歳を取るまで 少しも気づかなかった
美しく老いてゆくことが どれほどに
難しいかということさえ 気づかなかった
もしももう一度だけ若さを くれると言われても
おそらく私は そっと断るだろう
若き日のときめきや 迷いをもう一度
繰り返すなんて それはもう望むものではない
それが 人生の秘密
それが 人生の贈り物
季節の花や人の 生命の短さに
歳を取るまで 少しも気づかなかった
人は憎み諍(いさか)い そして傷つけて
いつか許し 愛し合う日が来るだろう
そして言葉も要らない友に なってゆくのだろう
迷った分だけ 深く慈しみ
並んで座って 沈む夕日を一緒に眺めてくれる
友がいれば 他に望むものはない
それが 人生の秘密
それが 人生の贈り物
季節の花が これほど美しいことに
歳を取るまで 少しも気づかなかった
私の人生の花が 散ってしまう頃
やっと花は 私の心に咲いた
並んで座って 沈む夕日を一緒に眺めてくれる
友がいれば 他になにも望むものはない
他になにも 望むものはない
他になにも 望むものはない
それが 人生の秘密
それが 人生の贈り物
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