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メールマガジン「世界の環境ホットニュース[GEN] 489号」(05年03月10日発行)は、3月7日付けのAPの記事 Knowledge Fades As Africa Language Die を次のように訳して紹介しています。言語が滅ぶと民族の記憶が消え、その民族が継承してきた智恵や文化を子どもたちに伝えることができなくなります。この記事を通して、言語と文化(=人の生き方)との密接な関係を再認識し、私たちの言語は、はたして衰退していないといえるか、振り返ってみたいと思います。
いま世界に6000ほどの言語があり、その半分は今世紀中に消滅するだろうと予想されています。世界の言語のおよそ3分の1はアフリカで使われている言語で、その中でも200の言語は、話す人が500人未満になってしまいました。いま世界の人口の半分は、たった8つの言語を使っているだけだそうです。つまり、中国語、英語、ヒンディー語、スペイン語、ロシア語、アラビア語、ポルトガル語、そしてフランス語。
言語が消滅すると、ただ単にその言語を使う人がいなくなるというだけではありません。その言語が保存していた色々な知恵が言語と共に消滅します。環境に関連していえば、生態系を守るノウハウが失われ、生物多様性にも深刻な影響がある、と国連の会議で報告されました。
たとえばインドネシア・カリマンタンの中央部にあるカヤン族の居住区域では、「立ち入り禁止の森」を設けています。これはある種の森林保護政策で、その年に保護する地域を長老たちが宣言し、区域内の狩猟や採集を禁じて、森を守ってきました。カヤン族の使っている言語はオーストロネシア語族に属するカヤン語です。この言葉を話す人はすでに1万人ほどになっていて、言語の衰退とともに伝統的に伝えられてきた習俗が滅びる可能性があります。
また、アフリカ・マダガスカルの対岸に位置するモザンビークには、23の言語があります。ここで伝統工芸の指導をしている人は、若者たちは親が使ってきた言語を使わなくなったと嘆いています。植民地時代に導入されたポルトガル語が共通言語となり、それぞれの民族の独自性や伝統の基礎となって来た言語が滅び去ろうとしている。まもなく民族の記憶が消えてしまうことでしょう。チョピ語を使っているこの人は、先祖から伝わってきた話し言葉による文学を子どもたちは聞くことができなくなるだろう、という。また、教育に携わっている人は、言語の衰退とともに、民族が持っていた伝統的な文化が急速にほろびつつあると話しています。
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いま世界に6000ほどの言語があり、その半分は今世紀中に消滅するだろうと予想されています。世界の言語のおよそ3分の1はアフリカで使われている言語で、その中でも200の言語は、話す人が500人未満になってしまいました。いま世界の人口の半分は、たった8つの言語を使っているだけだそうです。つまり、中国語、英語、ヒンディー語、スペイン語、ロシア語、アラビア語、ポルトガル語、そしてフランス語。
言語が消滅すると、ただ単にその言語を使う人がいなくなるというだけではありません。その言語が保存していた色々な知恵が言語と共に消滅します。環境に関連していえば、生態系を守るノウハウが失われ、生物多様性にも深刻な影響がある、と国連の会議で報告されました。
たとえばインドネシア・カリマンタンの中央部にあるカヤン族の居住区域では、「立ち入り禁止の森」を設けています。これはある種の森林保護政策で、その年に保護する地域を長老たちが宣言し、区域内の狩猟や採集を禁じて、森を守ってきました。カヤン族の使っている言語はオーストロネシア語族に属するカヤン語です。この言葉を話す人はすでに1万人ほどになっていて、言語の衰退とともに伝統的に伝えられてきた習俗が滅びる可能性があります。
また、アフリカ・マダガスカルの対岸に位置するモザンビークには、23の言語があります。ここで伝統工芸の指導をしている人は、若者たちは親が使ってきた言語を使わなくなったと嘆いています。植民地時代に導入されたポルトガル語が共通言語となり、それぞれの民族の独自性や伝統の基礎となって来た言語が滅び去ろうとしている。まもなく民族の記憶が消えてしまうことでしょう。チョピ語を使っているこの人は、先祖から伝わってきた話し言葉による文学を子どもたちは聞くことができなくなるだろう、という。また、教育に携わっている人は、言語の衰退とともに、民族が持っていた伝統的な文化が急速にほろびつつあると話しています。
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