9日(日)横浜能楽堂で狂言を楽しみました。
先日、みなとみらいの「むかしみらいごはん」で
横浜能楽堂の特別ライブがありました。
そのときに横浜狂言堂を知りました。
NHK FMの朝に邦楽の時間で時々狂言を聞いていました。
演題も山伏のことなので面白そうと見に行きました。
桜木町から伊勢山さんにお参り。
いつものお二人さん。こんにちは。
能楽堂の前 県立図書館の庭に桜が咲いていました。
メジロが蜜をついばんでいました。眼の周りはほんとに白いのですね。
今日の演題は、「土筆(つくし)」と「禰宜山伏(ねぎやまぶし)」です。
プログラムの「土筆」の解説から
春の野辺に出かけた男二人。
主人公が「土筆」が出ているのを見つけ、
歌を詠みますが、友人が笑います。
男は同じような古歌があると説明しますが、
友人から余計に笑われてしまいます。
最後には怒った主人公が友人に相撲を挑みます。
早春の風物の中のたわいのないやり取りが、とてもおかしい狂言です。
はずかしいですが、正式の狂言を見たのは始めてです。
ロルフィングから下掛宝生流能楽師の安田登さんの本を読み
能や狂言が面白そうだなあと思っていたところでした。
横浜能楽堂の鏡板は、140年の歴史あるもので
梅が描かれているのが珍しいと特別ト-クで秦野さんから教わりました。
見に来られる方は、年配の方が多かった。
お顔を拝見すると何となく落ち着いた雰囲気の方々でした。
ご婦人の何人かは、和服で来られていました。
この雰囲気を味わえただけでも嬉しかった。
大げさですが、胸にこみ上げてくるものを押さえることができませんでした。
場内の案内は、秦野さんを始めスタッフの皆さん
親切に席を案内していました。
その優しさが、来られた方々に伝わっていました。
でも不思議とその雰囲気が会場全体に醸し出して
落ち着いて古典芸能を楽しむ雰囲気が生み出されていました。
僕の前の席に、外国の年配の夫婦でした。
日本の方が案内されて来ていました。
秦野さんは、通訳されていました。
「土筆」が終わって、若松 隆さんのお話。
「土筆」は誰にでもある思い違いを面白おかしく
狂言にしています。でも舞台の上だけでなく
普通の生活のなかにも。
最後のお相撲は、保江先生の武道と神道で教わりました
神事であることを思いました。
お互いに自分が正しいと言い張るうちに
最後に体力勝負のように思われますが、
最後のところは、神様が決めることで
決して自分がきめることではないと。
この狂言では、相撲で決着のように演じられていますが、
お釈迦様の手のひらの孫悟空なのだと、感じました。
シテやアドの方の歩き方や走り方を見ていて
安田登さんのロルフィングでゆっくり歩くことと
丹田で歩くことのコツを少し知りました。
今度、勤行で行って見ようと思います。
とことん追求した仕草は、狂言の動作なのでしょうね。
保江先生の稽古で山本先生の話で、植芝盛平先生は最初は100%力を出して
技を掛けたときに力を抜くことだと。
合氣道眞伝会の木下会長も同じようなことを教えて頂きました。
前日の箱根勤行で足を地面に着けたときに100%の力で踏み締め
次に力を抜くことをと試して見ました。
狂言の演ずる歩き方にヒントが隠されているような気がしています。
この松は、本物かなあ・・・・・・
明日に続きます。
ありがとうございました。
串田さんの地震続報は、2/24以降の続報 はありません。
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麒麟研究所は、アウタ-ライズ地震について注意を促しています。
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