宮城県岩沼市 小雨後曇り
午前8時13分発の電車で、仙台駅から岩沼駅まで移動。
9時過ぎから歩き始める。
〈この日のコースマップ〉
本日の歩行距離 約15km
岩沼駅をスタートし、東進する。途中、津波被害を受けた方達が移住された住宅地を通る。
元の集落ごとに、集まって居住区をつくっている由。
海岸近く、元の長谷釜集落跡に銀杏の巨木が立つ。
津波に流されず、屹立している。樹齢300年以上。
神社の傍らに、津波による死亡者の名前が刻まれている。
この辺りから、海岸線沿いに北上開始。小雨が降り続く。
「いわぬまひつじ村」に着く。集団移転の跡地に、青年海外協力協会が羊を試験放牧している。
食用の羊を育てているとのこと。後ろ姿の男性から話をうかがう。仔羊の肉が最も美味しいことなど、楽しいお話しだった。
男性から、防潮堤の上を歩くことが出来ると教えられる。
防潮堤に登り、北上開始。
防潮堤の上、自動車が楽に通れる広さだ。
太平洋の広がりを実感。
釣り人の姿がちらほら。
陸側に、「千年希望の丘」が距離をとって連なる。
この丘、津波の勢いを分散させる役割りを担う。
防潮堤から降りて、道路を進む。
岩沼海浜緑地に到着。
テニスコート、野球場などが整備されている。
千年希望の丘(相野釜)と交流センターに到着。
交流センター内で、津波被害などのビデオを観る。
岩沼市、非常に大きな被害を受けたことを知る。
センター職員の○田さんと会話。絵本を頂戴する。
津波被害の中で、健気に生きる少年のお話しだ。孫に読み聞かせるつもりだ。
千年希望の丘(相野釜)に登る。
津波の高さが示されている。
驚くべき高さ!
千年希望の丘は、全部で15基造られている。
避難場所としてだけで無く、周囲に植樹を続けて、将来的には森が育つことを目指している由。
丘からの眺望。
仙台空港が近い。
鎮魂の気持ちを込めて、鐘を鳴らした。
亡くなられた方々の名前が刻まれている。
仙台空港、ここを今日のゴールに決めた。
ゴールインした時刻、正午過ぎ。涼しい時間帯に、ウォーキングを終える。
ご褒美はこれ。
五臓六腑に染み渡ります。
空港駅から電車で、仙台駅まで帰って来た。