お米をめぐる冒険!

お米って、身近だけど、食の多様化で消費量は減っている。米の生産から、はたまた。。。。
お米をめぐる冒険のまじまり。

御湖鶴

2021-12-18 18:07:00 | 
下諏訪のお酒、御湖鶴
近年、鑑評会やコンテストでも受賞が続いている。
久しぶりにみた商品は、色で分けた3種。
どれも輝いていて、見て楽しい。
最近、こういう風に、色で分けたシリーズを出すところが増えてきたように感じる。
まあ、分かり易くていい。

どれも純米吟醸だったと思うが、原料の米が異なる。


どれにするか選ぶのが難しい。
色で、赤を選んでみた。
赤といっても、日本の伝統的なえんじ色だ。


原料は好適米、美山錦だ。
諏訪産というから驚きだ。諏訪地域は、湖の周りにしか平地がなく、米所ではないから。諏訪湖からは離れたところで栽培されたのだろうと思うが、貴重な感じがする。


微炭酸のため、キャップはワインやシャンパンのよう。
「ピュッ」と音を立てて、栓は開いた。


口に含むと、下の上に細かな、とても繊細な泡が広がる。甘さとのバランスが丁度良い。
大手の微炭酸の清酒は、とても甘くて飲めたものではないが、これはバランスが取れていて美味しい。
大手の商品は、甘さと酸味がバラバラで調和していないことが、この御湖鶴を飲んでよく分かった。

ただ、どのスパークリング清酒もそうだが、数日置いて、炭酸が抜けていくと甘さが際立っていく。
冷蔵庫で冷やしながら飲むが、やはり、炭酸の抜けたコーラに似た感覚になる。
だが、一週間たっても僅かに炭酸が残るのがまたいい。
750mlだから、本当は飲み切った方が良いのだろう。
それでも美味しい酒だった。
さて、次はどの色にしようか。
まあ、定番の御子鶴のラベルも好きなので、こっちでもいい。特に写真右のラベルはいい味出してる。
また試してみようと思う。




雷電

2021-08-29 00:41:00 | ビール
東御市、景色のいい山手にある湯楽館。
そこに、地ビールのオラホビールが販売されていた。
6種類あると聞いて、セットを購入してみた。

その一つが「雷電」だ。


雷電は、この土地で生まれ、江戸時代に活躍した力士の名前だ。
缶のデザインは、とても賑やか。力士というより、歌舞伎のような横顔が描かれている。
やグラスに注ぐと、やや濃いめの色合い。
香りは、熟成したホップのような感じ。芳香剤にこういう香りあったなあ、と思い出す。
味を確かめると、香りからは想像できない苦さ。
しかもキレがなく、いつまでも舌の上に苦味が続く。
そのため次の一口へ中々進まない。


ちょうど、ゴーヤチャンプルーが出てきた。
同じような苦味が、上手くビールの雑味のような苦味を消してくれる。
そう、ゴーヤチャンプルーのような苦さのビールという表現が丁度良い。

ラベルをよく見ると、IPAという表示が。
やはりホップが大量に使用されたビールだ。
インディア・ペール・エールの略だ。
ホップのもつ香りと苦味が強いのが特徴のようだ。 
なるほど。
だが、香りに洗練された感じはなく、苦味も雑味に似た苦さなのは、どうだろうか。
個性的?酒好き、地ビール好きな私にはどうも苦手な感じだ。
今日のアテがゴーヤで良かった。
そうでなければ飲み干せなかったかな。
ただ、常温になってから飲むと、少し味が柔らかくなっていた。温めた方が苦味がまろやかになることはあるのだろうか。
大分不思議なビールだった。
ちなみに製造元は別の会社で、販売をオラホビールがしている。
アルコール度は7%と高い。
さて、次はどれを飲もうか。

諏訪五蔵 酒蔵めぐり(7)真澄

2021-08-08 14:37:00 | 農業
真澄で有名な宮坂醸造は、ほかの4つの酒蔵からは少し離れたところにある。


店舗であるセラ真澄の外観。
店内はしっとりと落ち着いた雰囲気を漂わせる。。。

真澄は、戦後の酒造業の近代化に欠かせない存在として知られている。
アルコール発酵をする酵母の中でも、優良酵母である協会七号がこの真澄の蔵から発見されたからだ。

今でも協会七号の酵母は全国に頒布されて使用されている。
まあ宮坂醸造はこの酵母が発見された蔵というだけで、酵母で稼ぐことはできないのだが。。。

しかし、これが宮坂醸造のアイデンティティともいえる。
そこで近年、ブランドコンセプトを新たにし、新たに独自の酵母を自社蔵から探し、厳選して使用しているという。
それを使用したのが「こだわりの真澄シリーズ」だ。
赤、黒、白、茅(かや)色の4種あり、ラベルの真ん中には、家紋であるツタの葉が丸い盃に映ったデザインが描かれている。
そのうち、赤を購入してみた。これについてはまたの機会にお話しすることにして、五蔵めぐりの景品?の話に移ろう。

五蔵めぐりの酒としては、紙コップのカップ酒がいただけた。

紙のカップにしたのは、エコの観点からだろうか。
それともコスト面からだろうか。
偶然なのか分からないが、諏訪五蔵のカップ酒は、酒蔵によって、缶あり、瓶あり、紙ありと多様なのが意外だった。


蓋はアルミで密封してある。
透明の蓋もあり、飲み切らなくても保存できる。



味わいは、真澄らしく、バランスのいい仕上がり。
カップ酒としては、味が整っていて飲みやすい。

さて、7回にわたって諏訪五蔵を味わい、リポート?してきた。
いずれもカップ酒だったので、違いを評価してもどうかと思うが、それぞれに工夫があり、それなりに楽しめた。
車で諏訪を訪れた際には是非、自分へのお土産にしてみるのもいい。

コロナが明けたら、試飲できる酒蔵めぐりに是非おとずれたい。

今日もいい酒が飲めた。
諏訪五蔵については一旦ここまで。
次回は何を楽しもうか。




諏訪五蔵 酒蔵めぐり(6) 本金

2021-08-08 13:39:35 | 

本金を醸す、ぬのや本金酒造は、伊藤酒造(横笛)と道路を挟んで向かい側にある。
蔵が道路際にあるため、一般客が駐車できる駐車場はほぼない。





ショップは玄関を少し入った左にある。ショップというよりは小さな受付の窓口のような雰囲気だ。


薄い青のラベルに版画のような絵が特徴だ。

蓋はスチール。諏訪五蔵はどれもカップのつくりが異なっていて、並べてみると面白い。




夏は冷蔵庫で適度に冷やした日本酒がいい。
日本酒らしい日本酒。今日もほろよい。

次は、真澄。七号酵母発祥の蔵。






諏訪五蔵 酒蔵めぐり(5) 麗人酒造

2021-08-08 13:20:00 | 

麗人酒造は、駐車場が広いのがありがたい。
ショップの構えは、塩尻方面にある古い庄屋などの建物に似ている。
屋根の傾斜が緩く、大屋根なのが特徴。

写真は、駐車場から見た店舗(ショップ)

さてショップに入ってみる。
とても広々とした店内には、清酒だけでなく、諏訪のオリジナルなビールも販売している。聞けば、麗人酒造でつくっているという。
酒蔵の中には、醸造酒である地ビールを手掛けているところも結構ある。
ビールにも惹かれたが、今回は、米をめぐる冒険なので、ホップはお預け。

麗人酒造 広々とした店内の様子。右手の棚にあるポシェットは、5蔵巡りでもらえる



イラストが描かれたカップ酒。

醸造アルコールで、普通に美味しいお酒だ。

冷やして飲んだが、燗酒にも向いている。

五蔵それぞれに個性あるカップ酒で、一週間楽しめる。
(これが純米吟醸なら、もっと楽しめるのだが。無理かなあ。)

次回は、本金酒造を楽しんでみる。