(読了 3分)
9月だというのに最高気温35℃の中、
スーパーに買物に出かけたのですが、
警備員の方が車の誘導を
実に爽やかな笑顔で丁寧に行っておられました。
それ自体は勤勉で日本ならではの
素晴らしいサービスなのですが、
(外国で警備員が笑顔で品物の場所を説明したりする店は
ないと聞きました。
実際、海外旅行で小銭に替えてくれと頼んだときに
レジの店員さんがメッチャ嫌な顔をして拒否られた思い出)
そのスーパーの駐車場は野外で屋根がないため、
日焼けの具合がご想像どおりで
私なら20分で熱中症で倒れるだろうなという自信があります。
「あなたはそこまで一生懸命働かなくていいのよ!」
と叫びたくなりました。
ユーチューバーの岡田斗司夫氏がお話されていたのですが、
ウォルマートというアメリカの激安店では、
周りの商店街が安売りに負けて、
潰れた店主が雇われ労働者になって安い賃金で働かされるそうです。
さらにアマゾンの倉庫では心臓発作などで救急搬送される件数が
5年間で1400件だそうで、
Amazonのイギリス倉庫では5年間で1400回以上救急車が呼ばれている
便利さと引き換えに
労働者の負担が次第に大きくなっていると
私は感じます。
コンビニも多種多様の細かな仕事があって、
二度とバイトしたくはありません。
「仕事をやめたらニキビが治った、
あれは自分で気づいていなかったけれど
ストレスだったのか」という
掲示板の書き込みなどもあります。
さらに、近年の日本の一部のお店では
接客対応についてアンケート調査を顧客に行っており、
そのなかに「従業員が笑顔で接したか?」
という項目まであります。
それが売上に金額としてどれだけ反映されているのか、
労働者の心身の健康やコストに影響は出ていないのか、
経営者と大株主の方々に小一時間
質問してみたい気持ちです。
企業イメージの向上で差別化を図ったり
社員をマインドコントロールしてやりがいをもたせる等々の
深遠な目的なのかもしれませんが、
時給が安いマックジョブに
茶道の家元クラスの作法や、
オリンピックフィギュアスケートの芸術点を
求めないと成立しえないビジネスモデルという時点で、
持続可能でない印象を持ちました。
これからの日本は少子高齢化で人手不足は確実で、
文化も違う移民も増える中、
無駄な仕事や、マニュアルを増やす経営者は無能であると
生意気で世間知らずはありますが、
私は考えています。
(オリーブオイルはその店でも高かった)
以上です!