(読了 5分)
・インド債券
・AT&Tは?
・来週の日本株予想
・Gold年初来リターン22.01%
中東情勢が不透明な中、
パウエル議長の講演も追加利上げの不透明さが残り、
米株は大幅続落。
債券金利の値動きはピーク感が見え隠れするのですが、
ここで株を積極的に買いに行けるかというと、
私には難しいです。
インド債券
そんな中、インド債券の新発債
利率年6.60%~年8.60%(税引前)
をSBI証券で見つけたので、検討中。
(auカブコム証券も債券のラインナップを
もっと増やしてくれたら嬉しいな……
楽天証券も最近は頑張ってるそうなのですが、
私は口座を持っていないのでチェックしてません。
良いのがあるかも)
ルピー建ての円決済ということで、
結局は為替リスクが最大のネック。
3.5年満期だと、
18%~24%くらいの円高ルピー安で
トータル損になると思います。
損益分岐点は122円~113円あたり。
2024年末にはドルの政策金利が下がり、
それに合わせて他の新興国もある程度の利下げを
やってくると思うので、6%台だと
利率ほどにはリターンが得られない可能性があります。
他の長期債に比べると、悪くはないものの、
ちょい厳しいかなと私は考えています。
これが10年間なら、ドル円のサイクル8年周期を
からめて、狙い目の気がするんですが。
インド経済自体はこれから色々な漁夫の利で
大きく発展する期待があるのですが、
GDP成長率=ルピー高
と単純なイコールではない点に注意。
これまでもインドのGDPはかなりの勢いで成長していますが、
10年超の長期チャートで見るとルピー安のトレンド。
INR/JPY Currency Exchange Rate & News - Google Finance
これは輸出で稼ぐインド政府が
為替介入でルピー安に操作している面が
あるそうです。
あと、経常赤字なんですよ。
人気商品なので、すぐ売り切れると思います。
前回もあっという間に売り切れ。
2024年にまた出てくるなら……悩む……
AT&Tは?
2022年に減配し、配当貴族から脱落、
罠銘柄としてダメな子扱いされることもあるAT&Tですが、
加入者数が順調に増えている点が評価されています。
ただ、7%超えの配当利回りは、
高い配当に対して、
株価が低迷しているという証拠でもあるので、
業界第三位の今後の将来性を
どう評価するか。
3Q決算では増収減益
個別の高配当株は元本部分が値下がりするリスク
を考えると、やっぱり
高配当ETF、VYMやHDVのほうがまだいいかなと。
例えば、東電のような突然のアクシデントで
無配転落というのが最悪パターン。
そこで売却しても、ほぼ元本割れ。
追記
ジムクレイマーが「これから長期間ダメな企業」として
AT&Tを筆頭に上げていました。
理由は、①設備投資に多額が必要だけれど、高金利で資金の借り換えが大変
②競争が激しく、価格競争力が低い
③キャッシュフローが少ない、①と同じ理由。
来週の日本株予想
日経先物が下げているので、
来週の日本株はおそらく値下がり。
31000円割れの可能性も。
米債券金利は私の予想通りに少し下がったのですが、
この感じではまだ買い時ではなさそうです(;´Д`)
年末に上がるというアノマリーは
確定している類いのものではないので、
あまり過信しないほうがいいかなと。
中東情勢の問題点は、
単なる戦争ではなく、
原油価格に影響大=インフレを動かす
力があるという点です。
Gold年初来リターン22.01%
最適解はMMF、
中東情勢が落ち着くまではGold
がいいのではと。
Goldは急落することもあるので
コアにするのはちょっと危ない気がします。
利息を生まないコモディティ(商品)ですし。
年初来リターンが22.01%(1540純金ETF)と、
S&P500指数 +10.46%を上回る成績。
ただし、円建てS&P500ETF(1655)は+27.43%なので、
まぁ、中身の半分以上が
円安効果ですね。
ドル建てGLDの年初来8.22%
私が注目しているということは、高値の可能性も。
2024年以降は
円高ドル安の流れで利益が吹き飛ぶかも。
あと、このところビットコインが調子良いので
少額だけ買い増しました。
みんな知ってると思いますが、
典型的なハイリスク投機商品なので、
大勝負はオススメしません。
以上です!