拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

欧米の猫の集会に日本猫が参加したらアウェー感が漂う?

2023-10-29 10:51:38 | 日記

同じ秋鮭5切れパックでもね、日によって値段が違うの(近くのスーパー)。いつもは580円なんだけど、昨日は399円!買わない手はない。で、昨夜は、「秋鮭とほうれん草のクリーム煮」を作った。

見切り品で買ったほうれん草と前回のクリーム煮のとき買った牛乳が、賞味期限はとっくに過ぎてるけど、品質的にもそろそろ限界だったので、使い切れてよかった。牛乳は、低脂肪のヤツだけど、十分仕事をする。なんで低脂肪のを買うかと言うと、値段が99円のまんまだから。成分無調整のなんて、以前はずっと149円だったのに、(猫がそろーりそろーりと近づくように)ちょっとずつちょっとずつ上がってって、今は199円。お店によってはとっくに200円台よね。買えないわ、とても。

紀貫之って、その名の通り男なんだけど、女になりすまして「土佐日記」を書いたのね。その逆が、ショパンの彼女だったジョルジュ・サンド。子供の頃、「ジョルジュ」って名前と肖像画で見る女性の姿になんの違和感も感じなかったけど、ちょっと知恵がついてくると、あら?「ジョルジュ」って男性名よ。そっか、この人、男性を装ってたのね。「男装の麗人」ってわけね、って分かった。でも、もっとすごいのは夏目漱石。なんてってたって、猫になりすまして「吾輩は猫である」を書いたんだから。よし!あたしも、やろうかしら。いえ、さすがに猫にはなりませんけど、せめて男のふりをしてね、「拝島正史郎の腕白日誌」なんて題名でブログを書いてみようかしら。

その夏目漱石さんをまた読んでるの。ドイツ語訳の「カラマーゾフの兄弟」で脳の養分を使い果たして頭の中が枯れ野状態なんで、ちょっと口直し。こういうときは「坊っちゃん」に限る。「坊っちゃん」は漱石が一気呵成に書いたんだって。一気呵成に書かれた文章って一気呵成に読める。そして「猫」。神経衰弱だった漱石がお友達に何か書いてみたら?って言われて書いたんだって。だから内容は楽しい。そうよね、気分転換に暗い話を書いたらますます神経が弱っちゃうもの。だけどね、この二作とも、楽しい話だけじゃない。共通して出てくるのは学校の生徒が束になって先生にいやがらせをするエピソード。漱石はいっとき先生をしてたのよね。実際にこんないやがらせに遭ったのかしら。で、腹いせに小説に書いたのかしら。嫌な体験を文章にすることって(客観視することって)、精神衛生上良いと聞きます。

ちょっと不思議なのはね、漱石って明治の人でしょ?封建時代の風潮が色濃く残ってる時期よね。「長幼の序」が言われてた時代よね。だったら、先生は圧倒的に生徒より偉いはずよね。なのに、あんな風に生徒が先生をからかえるものかしら。明治維新の直後って「文明開化の音がする」っていうくらいだから、結構、自由だったのかしら。

猫のことを書いたので、この際、日頃の疑問をぶつけてみる。ねえ、あたしたちって、欧米人の間に入ると、外見も言葉も違うから最初違和感を覚えるじゃない?猫はどうなのかしら?例えば、おフランスの猫の間に日本の猫が入ったら、アウェー感を感じるのかしら。そもそも、猫語に、地域による違いがあるのかしら。日本の猫が「にゃー」と鳴いて、欧米の猫が「ミャウ」って鳴くのは、これはあくまでも人間の聞こえ方の違いですけどね。


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