拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

2023-12-12 15:38:07 | グルメ

近くのスーパーで、京人参が見切り品として売られていた。「京」と「見切り品」はあまりイメージが一致しない。京はなんといっても「都」ですからね(「男はつらいよ」に都はるみがマドンナで出たときの役名は「歌手の京はるみ」だった)。京都の人ってプライドが高いんでしょ?なのに「見切り」なんて言われたら怒ると思う。ほら、京人参だって、普通の人参よりずっと赤い。怒ってる証拠。でも、「見切り品」のお陰で、普段は手が出せない「京人参」を食べることができた。そして美味しかった!

因みに、ヨーロッパで「京」に相当するのはオーストリアの「ウィーン」。ドイツ語学校のドイツ人の先生も、「ウィーンの人はプライドが高い。そう言えば、同僚のウィーン出身者は京都が好き、と言っていた」と言っていた。似た者同士で気があうのかしら。

でも、京都と言っても広うござんす。特に、京都府っていったら北の京丹後市は日本海に面している(で、そこの住人は海藻をたくさん食べてるせいで日本一の長寿を謳歌してるそう)。それに対し、うーんと狭くくくったら洛中ということかしら。洛中(京都の市街)と言っても変遷があって、794うぐいす平安京の当初は中央の朱雀大路をはさんで東側と西側に広がってたんだけど、西側が湿地帯で住みずらくてだんだん中心が東側に移っていき、秀吉が土塁(御土居)で囲んで洛中と呼んだ範囲には昔の朱雀大路すら入ってなかったって話はブラタモリで勉強した。で、江戸時代に入って太平の世が続くと土塁は不要になってどんどん取り壊されたんだって。それって、ウィーンの町を囲んでた壁といっしょ。ウィーンがトルコとかに攻められたときは壁は重要だったんだけど、だんだんいらなくなって、取り壊されて、その跡が今では環状道路(リング)になってるのよね。

今回は、人参の話から始まったんだった。だから、お料理ネタの回だったの、ホントは。無理矢理お料理に戻すわね。あたし、これまでお味噌汁をつくるとき味噌をおたまに入れて、それを汁の中にいれてお箸でかき回してたんだけど、つまく溶けなくて、溶けたと思っても汁の中に大きなダマが残ってたりしてたんだけど、遅ればせながら、味噌こしを使うといいということを知った。で、百均で買ってきた。

お味噌汁作りに苦労したあたしの半生を返して!と思うくらい、すぐれものでした。



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