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And This Is Not Elf Land

SEINFELD4-16The Outing(日本語のタイトルは不適切)

※SEINFELD(となりのサインフェルド)"The Outing"(ゲイ疑惑)の筋書きの一部が書かれています。※
(2011年時点でもこの日本語タイトルがそのまま使われているのはちょっと考えもの)

よ~く見ると、最初から「狙っている」展開のエピソード。


このエピソードの「有名な」key phraseは

Not that there’s anything wrong with that.

これは(It is) not that … のit isが脱落した形で
「それが悪いわけじゃないけれど」という訳でニュアンス的にも合っていると思います。何度も繰り返されるこの台詞。ゲイを生きる人に対するnegativeなイメージを植えつけないようにという配慮から出たもののようですね。とにかく、このエピソードは苦しみながら作ったらしいです。

以前にFOXのエンターテインメント・ニュースで映画紹介で、男性同士のキス・シーンが画面に映った時、司会者が

「SeinfeldならNot that there’s anything wrong with that.と言うんだろうね」なんて言っていたことがあります。

とにかく、重要なのは、このエピソードも「それが悪いわけではない」という視点で作っているということなのでした。

しかし、wowow放送時は、他の部分の日本語台本に、あまりに「愛情がない」のが気になってしまいました。

大学新聞の記者をしている女子大生が、コメディアンとしてのJerryを取材したとき、ひょんなことからJerryとGeorgeはゲイカップルだと勘違い。2人の生活の様子をつぶさに書いた記事が、大学新聞にとどまらず、大手新聞でも取り上げられてしまいます。

なんとか彼女に電話をして分かってもらい、訂正記事を書いてもらうことにしたのですが、別回線にGeorgeから電話が入り、そこの会話が漏れていた…という展開になります。ここの日本語スクリプトがどれもいただけませんね…

Jerryは皮肉を込めて「彼女は僕たちが異性愛者だと思ってるよ。上手く騙せてよかったね」みたいに言っているんですが…これを彼女に聞かれてしまったら「元の木阿弥」もいいところ(笑)二人の慌てぶりもわかるんですが、やっぱり日常的に皮肉を言っている感じって、上手く伝わらないという事なのかな?

コメント一覧

Elaine's
コメントありがとうございます!
ここんところ、このブログ自体が留守気味で(汗)とくに、SEINFELD関連の記事は、4年ぐらいご無沙汰しておりましたのに、嬉しいコメント、ありがとうございます~!
まだまだ、「あの有名な(?)」最終エピソードも取り上げておりませんし…このまま放置するわけにはいきませんよね(笑)また、よろしくお願いいたします~♪
ETCマンツーマン英会話
Not That There's Anything Wrong With That
http://www.etc-eikaiwa.com/
SEINFELDファンです。
Not That...を調べていてこちらに辿りつきました。詳しい解説に感謝です。
日本語字幕のだめだしにも勉強になりました。
master of my domain
pinkroseさま
コメントありがとうございます。



SEINFELDはcoinageが多くて、non nativeには難しいだろうといわれる事もあるんですが、嵌まってしまうと、これがまた嵌まる(笑



言葉を弄して面白がっているsit comなので、言葉そのものの面白さも味わえます。



最近の私は、英語の勉強を少々怠けているので、pinkroseさまのblogから時々刺激をもらいますね。



よろしくお願いします。
pinkrose
http://pinkrose56456.seesaa.net/
はじめまして。

私のブログにTBしていただいてどうもありがとうございます。

英語の勉強として、先週から2ndを見ています。1stを見た感じではまあまあといった感じでしたが、だんだん面白くなってきました!

master_of_my_domainさんのブログを読んで面白さ倍増したいです。また遊びに来ますね。
master of my domain
George
Lala Girlさま、こんにちは!



Georgeが、つかさず"My father's gay!"というのも笑えますね。



他のエピでは従兄弟や友人の兄弟も無菌室にいると言ってみたり、

とっさに、その場しのぎの、極めてテキトーな言葉が出る…って才能も、ある意味、凄い(!?)



そういう流れで見ると

3rd seasonの"The Parking Spot"で



George: I don't know, I just can't. Nobody in my family can pay for parking,

it's a sickness. My father never paid for parking; my mother, my brother,

nobody. We can't do it.



brotherの存在を仄めかしているのも怪しいもんだと思うんですけど、海外のFAQでは、この台詞を証拠に、Georgeには兄弟がいると断言しているのもありますね。



私は「半信半疑」です(笑)





LaraGirl
http://tremm.seesaa.net
 こんばんは。この"Not that there's anything wrong with that"という台詞いいですよね。私も初めてこのエピソードを見た時この台詞が可笑しくてすごく気にいりました。後でDVDの特典を見たらこの台詞が話題になったと言うことを言っていてやっぱりみんなこの台詞を気に入っているんだということがわかりました。
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